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2017年5月23日 コーケン工業株式会社様訪問 感想文

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30代女性、会社員

「日本でいちばん大切にしたい会社 中小企業庁長官賞」を受賞されたコーケン工業様にベンチマーキングに伺って来ました。
受賞式でお会いした会長はとてもパワフルな方で、一緒におられた社長や社員さんもとても幸せそうな顔で素敵な会社だろうなと言うイメージでした。
実際お伺いして、まず社員さん達の楽しそうに働く姿が印象的でした。
年配の方はもちろんのこと、若い人も男性女性問わず見ている私が幸せな気持ちにさせて頂きました。
業態は違いますが、若い人が集まらない、年配の方が多い等当社と似ているところがあり、現在当社は人材不足で困っています。健康なキーパーさんは出来るだけ長い間働いてもらいたいと言う考えはありますが、体力の問題や危険などを理由に判断をし、
少しずつ仕事の日数を減らしたり、退職してもらう話になっているのが現状です。
今回コーケン工業さんで学んだことをもとに当社が出来ることを課題とし、対策を進めます。ありがとうございました。

4.課題 1)現在の人材不足をどう解決するか
2)当社は現場に1人で行ってもらうことが多く、高齢だと心配
3)今のキーパーさんに末永く元気に楽しく働いてもらうには

5.今後どうするか(課題に対し)

1)求人の際、今まで 65 歳(中には声で判断して 70 歳まで)を基準にお断りし
ていましたが、社内で体力測定(目・耳・足腰)の基準を作りクリアできれば人を採用する

2、3)現在のキーパーさんも 70 歳を過ぎたら同じ体力測定を 1 年ごとに受けて
もらい結果で働く条件を決めてお互いに楽しく健康に働ける環境づくりをしていく

30代男性

「第7回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を受賞された、「コーケン工業株式会社」様に5月23日に会社見学をさせていただきました。

事前にホームページを拝見した限りでは、「多品種少量・短納期」を目指しており、そのための社内一貫体制を整えている会社であると、「顧客のニーズに対し、誠実に答えている会社である」という印象を抱いておりましたが、実際に会社を訪問させていただき、現場の従業員さんのお話を伺うことで、このような社内体制を構築するための仕組みや、仕組みを得るに至るまでの根幹を知ることができました。

実は、私個人の今年の目標として、「いい会社」の現場を多く体験することで、昨年までに培ってきた私自身の「論理」を確認していきたい、というものがありました。そのような目標のもと、今回のコーケン工業様を見学させていただきましたが、会長様や、社長様、従業員さんのお話を聞くことで、培ってきたものに間違いはなかったことを確認することができました。

コーケン工業様は「全社員が物心ともに豊かに、健やかになることを追及する・雇用の継続に勤め、地域社会の反映に貢献する」を経営理念としており、理念の実現のため、「お客様起点」、「チームコーケン(社員)の幸せ」、「取引先との共存・共栄」、「地域社会への貢献」を経営方針としている会社でした。そしてその経営方針に基づき、「多品種少量・短納期」を実現するために一貫生産体制を作り、一貫生産体制を実現することができるようにより幅の広い世代の雇用を実現し、良質の人材に長く働いていただく(良質な人材に育てる)ことで会社のみならず地域に貢献しているという実感し、社内に感謝を育むという仕組みを作り出し、一つ一つ策定されている経営方針が全て繋がりを持って活動をされていることを知りました。

従業員さんにも話を伺いましたが、親子で会社に勤めている方も多く、中には障害を持ったお子さんと一緒に働いている方もいらっしゃいました。そのお子さんも、周りの従業員さんに支えられ、1人の人間として立派に仕事をされている姿を見ることで、人材育成というよりは、「立派な人を育てる」ことに力を注いでいる会社である、という印象を抱きました。

また、従業員さんの人生にも責任を持って臨んでいることも、細かい部分で見ることができました。工場内の上部にうっすらと煙が立っていたので(溶接をしていることもあり)作業環境測定について尋ねてみました。当然ながら作業環境測定は実施してはいるのですが、測定結果を踏まえて局所排気装置を試験的に導入し、状況を踏まえて更なる改善を行っていく予定であるというお話を聞くことができました。

工場内の空気は傍目でもきれいに見え、排気も十分になされているので恐らく作業環境測定の結果上も問題ないかと思われますが、作業環境測定の結果に囚われず、従業員の健康に気を遣っている様子も、目立たないながら垣間見ることができました。作業環境測定や有害物質による就業制限については労働基準監督署の指導や我々社会保険労務士でも注目されている状況があまり多くなく、特に健康障害などの事件が発生する前で注目されることは無いのですが、法令遵守よりも更に高い視線で従業員さんの健康管理に気を遣っている場面が見られました。

今回の見学会の中で特に私の心に響いたのは会長の言葉でした。懇親会の席で「入って間もない従業員にはなかなか企業の理念が伝わらない」という話が出てきた時に「(相手がどうこうではなく)自分の考えをブレずに伝え続けることが大事である」という趣旨の発言をされておりました。また、見学会の際にも「企業の代表者として演じること、『人を大事にする』とはどういうことかを真剣に考えた上で人を育てる、それをブレずにやることが大事である。建て前でしゃべるといつかボロが出る」という事を仰っておりました。これは我々士業関係者にとっても金言ではないかと思います。

私事となりますが、昨年以前の自身の社労士業務において、「他士業や、他の社労士によるミスリード」の現場に遭遇したことが多くありました。ミスリードに至った理由は様々ではありますが、共通して言えることは「企業の支援を担うべき立場の者が、正しいことを首尾一貫して伝えていなかった」「事業を継続していく上で本当に大切なことを、ブレずに伝え続けることができなかった」結果であるように思い、どのケースにおいても企業にとって、又は企業に働く従業員にとって大きく不利益になる状況でした。
会長のお話を伺うことで、私自身が実際に事業の支援に携わる中で体感した、「事業活動にとって正しいことは何か」という考えをクライアントに理解していただくにはある程度の期間が必要であり、それを常に伝え続けることが重要である、ということの確証を得ることができました。(余談ながら、現在の私の力量では概ね1年間であることが確認できました)。

これこそが事業活動を支援する側の責任であり、支援者として「本当に企業にとって正しい事」を自信をもって伝えなければならないものであると、強く感じることができました。

今回のコーケン工業様の見学会は、「いい会社」となるための要素だけではなく、支援者として持っていなければならない「考え方」を確認する意味でも、非常に有意義なものであり、私の中で得てきた経験を確証に変えるためにも、とても重要な経験にすることができました。
このような経験をくださいましたコーケン工業様、ベル様や、関係の皆様方に厚く御礼を申し上げたいと思います。有難うございました。

30代男性

コーケン工業株式会社は静岡県磐田市にあります。訪問日は良く晴れた日で浜名湖を眺めながら見学地まで移動しました。目的地に近づくにつれて平地が多くなり、田畑と

住宅地と会社や工場が均等に配置されたような穏やかな地域になりました。私の住む山ばかりで平地が少ない岐阜県民からすると海もとても近く、羨ましい環境です。

コーケン工業は各種パイプの製造販売をされている会社で、従業員260名、派遣を含めて300名の規模の会社です。

特筆すべきは定年制を設けず、働けるまで働いてもらう雇用をされていることで、結

果として現状60歳代の従業員が全体の25%、70代が9%、最高齢89歳の従業員が現役で働いています。

また障がい者雇用率は4,87%と法定雇用率を大きく上回っています。
会社へ訪問すると従業員が笑顔で出迎えてくださり、大きなテレビ画面をウェルカムボード代わりされて「いい会社」研究会の名前を出してくださっていました。

村松会長、飯尾社長ら10人近くの皆様に出席していただきながら会社説明を受けました。我々の為にこれだけの人数を割いているということは、それだけ業務の時間を止めていることになるので、申し訳ない気持ちもあり感謝いたします。

後で社長にお聞きしたところ「会社を見学してもらえると、会社説明や工場内の案内に若い従業員にやってもらうことで、従業員の経験になる。現場の従業員も見学をされて自分の姿を見られることで刺激になっている。人はやはり注目されることが好きで、褒められることが好きだから、見学してもらうと良い姿を見せようと頑張るし、普段の自分を客観的に見るから、とても良いと思っている。見学してもらうと従業員の成長の良い機会ととらえている。」と聞きました。特に製造業だと外部の人間と触れ合う機会は少ないと思いますし、我々のような「いい会社」と聞いて来た人たちの存在はそれ自体で従業員の賞賛になるのではないかと思います。そう考えると会社は他社の見学を積極的に行うほうが良いと考えます。

会長も「うちには隠すものはないから、撮影も録音も何でもしていってくれ」と許可を出していただきました。私も何社か「いい会社」見学をさせていただいていますが、不思議なことに、どの会社も「隠すようなものもない、企業秘密のようなものもない」とおっしゃいます。優れた経営をされている会社には何か魔法の杖があるような特別なものがあるから出来ると心のどこかに持っている前提は、こうして見学をするたびに否定され、ごく普通の働く場所に普通の人が働いている現場がある事実を知るだけでも見学は非常に良い経験だと思います。

高齢者雇用についてお聞きすると、不況の際に労働者不足になり、過去には外国人労働者を雇用したこともあったが、良い結果が出なかった。苦渋の策として高齢者向けの求人広告を出したところ、多くの求職者が来たので働ける人に働いてもらったのがきっかけとなっているそうです。高齢者が障がい者や新入社員の若い人を「寄ってたかって」孫のように大切にし、育ててくれることもあり、「高齢者は日本語も通じ、良識を持っている」という事実も再確認し、今では「高齢者をあてにしている」と表現されました。

誰でもそうですが、あてにしている、期待されている状態は人にとって重要で「あてにされる喜び」がこの会社で働く高齢者にはある、ということです。会長の言葉では

「年寄りも褒めて伸ばせ」と表現されていました。

高齢者ならだれでもよいわけではなく「年を食ったのと、歳を重ねた人は違う」という表現で、人を見て採用されている様子も見受けられました。

1

工場内を見学すると女性の工員も多く、若い女性も多く見受けられました。工場だからという理由で、男性ばかりの会社も多いのですが、ここは違います。新卒採用活動の際に若い従業員に就職説明会で前面に出てもらって話をする方法に変えたところ、求職者が増えたとのことで、これが影響しているのではないかと思います。

一般的な考え方ならば高齢者雇用・障がい者雇用が出来るのは会社に余裕があるからと考えてしまうところですが、コーケン工業ではすべての労働者が良い影響を与え合って総合して現状が出来上がっている様子です。最近言われているようなダイバーシティ(多様性)を持った労働環境が良い、の考え方は既にこの会社では当たり前に実践されています。

工場を見学した時に感じた第一印象は「気持ちが良い」です。通路を広くとっており、冶具などの道具置き場の一つ一つも歩きやすく幅を取って有り、広い工場を広く使っていました。 物を置こうと思えばもっと置けるはずですが、高齢者もいらっしゃるからか歩きやすさ、動きやすさを優先されています。この点を飯尾社長に質問したところ「顧客の求める製品を製造しやすい形に配置している。」とのことで、変化に合わせて柔軟に設備のレイアウトを変更してきたようでした。

「これが出来ると星がつく」業務の質を高める個人の星取表があり、これはノルマとかではなく、本人のチャレンジ精神を尊重するための表であるとの説明があり、仕事の方向合わせを上手にされています。

食堂の「新入社員用テーブル」も先輩方の間に入りづらい様子から配慮されているとのことで、ちょっとした部分の配慮がされ、これが働きやすさにつながると思いました。

製造業として受注から納品まで一括生産の工夫などもありますが、やはり人に対する部分が会社の強みとなっており、現在の状態となるにはかなりの試行錯誤があったと想像します。それでも正しいと思える方向へとブレずに進まれた、その姿勢が原点にあると確認しました。

コーケン工業の皆様には見学をさせていただき、感謝申し上げます。

会長の「いつでも来て良い」とのお言葉に甘えて、また訪問させていただきたいと思います。その際には、宜しくお願い致します。

コーケン工業の皆様、ありがとうございました。

40代男性

このたび、静岡県磐田市にあります「コーケン工業株式会社」(飯尾祐次社長、磐田市)へ訪問させて頂きまして、会社見学をさせて頂きました。

天気もよい夏日にもなった 5 月に、また遠州地域の工業地帯にて、コーケン工業は工場を所有し、約 300 名の仲間と共に創業 50 年を経ようとしています。

私の興味は、まず「社名」にありました。
コーケン工業という社名は、恩師でもあります坂本光司先生からも伺っていましたが、実際、どのようなコーケン(貢献)をしようとしているのか、という疑問は、村松会長が話されていました。

「自分の息子の会社が社会に貢献できる、そんな嬉しいことはない」という母親の言葉は、感動的でした。
振り返ると、自らの活動が、両親に理解されなかった時代もあったので、今更ながら、「いい会社」の普及に従事するようになって、近親者も喜んでいるのではないかと確信した次第でした。

懇親会も含め長丁場で御付き合いして頂く見学会は珍しく、その会社の人柄(社柄?) を反映していると思われます。多くの社員、役員の参加もあり、会社の姿勢として見学会の実施も、そこから何か学ぶ姿勢を持っているという向上心、好奇心を感じました。

学習する組織が大切だと、日頃より述べてきましたが、他の見学先で残念なことも多く、見学会は一方的な説明に終わるケースもあることから、本格的な意見交換を頂戴できると期待しました。

会社概要を終えて、2 グループにわけて場内の見学に入りました。
私の班では、取締役製造部長と設計部門の女性、窓口も務めて頂いた営業課の女性が場内を丁寧に説明して頂き、感謝しています。場内での出来事は、眼を疑うような光景が多く、障碍者、高齢者の働きぶりに感心しきりでした。特に、高齢者の元気な姿と整理整頓された工場内での在り方、障碍者の皆様が長期にわたり、働き続けている状況を説明され、納得もいく回答も得られました。

会長曰く「じーじ(お爺さん)やばーば(お婆さん)が面倒をよくみるものだ」と説明がありましたが、監督し指導している方も、熱心に障碍者の姿を見つめる姿に、更に村松会長が言うには「わしが一番、勉強させられた」というのも理解できました。

一般に、高齢者就労と障碍者支援で違和感を覚えるのは、その「働きぶり」に制限があることです。
つまり、長時間の労働を前提としない就労環境の整備を企業側に強要する時代背景があります。

中小企業では、それら人材も戦力として、実際に働き続けてもらうことから「知恵」が出るのだということを感じていました。89 歳の現役お爺さんも 8 時間の労働だと驚愕していました。

「見える化」も大切なポイントで、某大手企業の見える化手法というよりも、コーケン工業独自のルールもいたるところで発揮され、“こんなことを掲示するなんて”という工場管理者も見学会ではいたことでしょう。ただ、ウエスも洗剤も使用が見えなくなると、無駄にするのは当然で、5S 活動と共に、最中、会話に集中したり、コミュニケーションを豊富にしたり、やはり、業務の簡素化とコミュニケーションの徹底がいきわたっているとして、“機械まわりがキレイですね”“働きやすい安全な職場”とも評しました。実際、出来ているところは製造業でも少ないと思われます。

更に、実際、働いている人の表情に、真剣さと安心感がありました。
それは、これだけの人数が見学し、それら視線を感じながらも、自信と安心感から、笑顔ひとつ、挨拶ひとつ、いい感じがしました。
これが「いい会社」だねと言ってもらえる環境に裏付けされた状態だと推察しました。
高齢者を雇う契機もバブル期(1980 年代後半)に、人材募集に集まらなくなった点があると聞き、それならば元気なお年寄りに働いてもらうという着眼点もよかったと今では言われるそうです。
ただ、その着眼点だけで容易に高齢者を雇い入れた結果で、今日までの発展はなかったと思います。どちらかというと、高齢者との出会いも、運命的な引き受けを村松会長はせざるを得なかった結果、「逃げずにブレずに」ここまで育てたことで、当時、それら高齢者を雇うきっかけとなったチラシ等を笑った経営者とは違ったのだろうと思います。

笑ったものは消え、そして生き残ったものたちは更なる障碍者の受入に奔走し、そして、結果として、女性従業員の多さにも繋がっているのでしょう。

「おばー(お婆さん)はよく働く」「すごいという字を知っているか、すごいは二すいに妻と書く」(凄い)という言葉通り、村松会長が、おばあさんとおばさんがラインを支えている点も愉快に説明してくれました。女性の方々が製造だけでなく営業、設計に重要な役割を果たしているとも感じました。

「いい会社」かどうか、見学した位ではわからないという方もいらっしゃいますが、「いい会社」には共通の何かがある、そして、“やらなければならない何かが無い場合”「いい会社」ではないことは複数の見学会で理解できます。

本当に人にやさしい会社がここにある雰囲気を十分に学べた見学会でした。

見学会の企画および運営、受け入れて頂いた皆様に感謝しております。ありがとうございました。

40代女性

この度、5月23日に、磐田市にありますコーケン工業株式会社を訪問させていただきました。

コーケン工業株式会社は、主には農業機械や自動車の部品を製造する会社であり「全社員が物心ともにゆたかに、健やかになる事を追求する。雇用の継続に努め、地域社会の繁栄に貢献する。」を経営理念としている会社です。

この度、会社訪問させて頂いた際に、村松会長、飯尾社長をはじめ社員の皆様が、暖かい笑顔で迎えて下さったことがとても印象的でした。その笑顔はいったいどうやって身についているのかを知りたくなり、さまざまに考えを巡らせてみました。たとえば、毎日笑顔であいさつの訓練や実践をしているのかな…?とか。でも、そのような笑顔とは質が違っていて、とても質のよい自然な笑顔であり、つくっている笑顔でないことに気づかされました。そして、そのヒントは「四世代同居」の会社であることにありました。村松会長のお話しから「人を大事にする」という、ごくごくシンプルなことをとても大切にしているということを知り、なるほど納得しました。今は、「五世代同居」の会社を目指しているとのことですが、「家族を思いやる気持ち」や「人を大事に思う気持ち」を育む風土づくりが会社でされていることを、会社見学を通じて実感しました。障がいのある方や高齢な方、世代もさまざまな人たちが一緒に汗水流して働き、共に笑い、楽しみ、共に泣き…このかけがえのない時間の営みが人の心に響いたり、人の心を動かしたりして、人を成長させることにつながり、社員さんの幸せにつながることも知ることができました。この風土づくりは、なかなか難しく実践できないことであり、社員さん同士の交流によって築きあげている風土だからこそ、そこから温かい心が育まれ、質の良い笑顔で接客できているのだと感じました。

また、村松会長は「研修報告には、必ず感じたことを書かせるようにしており、それは、人は感じることで考えるからである。」とお話しして下さいました。このような、極め細やかな指導や社員さんへの配慮が行き届いているからこそ、障がいのある方や高齢な方、世代もさまざまな人たちが気持ちよく、自分の能力を活かしながら長く仕事を続けることができているのだと思いました。

そして、とても興味深いと感じたことは、高齢者雇用についてです。なんと89歳の最高齢の社員さんがいらっしゃるということで、しかも、72歳の時に入社されたということにもびっくりしました。普通に考えると仕事ができる高齢者は60代~70代であり、80代では体力も判断力も低下していくため、8時間仕事をすることが難しかったり、間違えが多かったりすると思いますが、コーケン工業の社員さんは、60代以上が88名もいらっしゃいます。その内訳は、65~69歳が最も多く36人、70~74歳が21人、75~79歳が8人、80~84歳が5人、85~89歳は2人です。こんなに多くの高齢者の方が元気で生き生きと仕事をしている姿を拝見すると、世の中のデイサービスなどをご利用されている方々も「働く」ことができれば、元気で生き生きと楽しく生きることができるような気がしてきます。私は、働くことは介護予防や認知症予防になり、健康寿命を延ばす源と考えております。しかし、具体的に取り組んでいる事例は少なく、本当に勉強になりました。なぜ、働くことが予防になるのかといえば、村松会長のお言葉をお借りしますと「必要とされている。頼られている。」ということが重要とのことです。同じ高齢者でも、まだ働ける体力も、能力も兼ね備えているにもかかわらず、自主的に福祉センターなどへ出かけて人と交流しながらカラオケや輪投げを楽しんだり、ヘルストロンやマッサージ器にかかってくつろいだりして1日を過ごしている人たちもいます。労働者不足のこのご時世、まだ働けるのにもったいないと私は思います。やはり、何歳になっても社会から必要とされ、仕事を通じて社会貢献し続けられることで人としての価値が高められ、人生豊かになり、予防効果も高められると考えます。村松会長より「年をくった人」と「年を重ねた人」とはちがう。というお話しがありましたが、人生を深めていくことが大事だと実感しました。

また、高齢者雇用が上手にいくためには、若手社員さんたちのフォローが重要であり、そこが上手く回る仕組みと協同への理解が必要と思いました。そして、このような人と人との良い関係性が好循環を生み、社員一人ひとりが会社をよりよくしていこうという意識を持って「理念」という同じ方向に一丸となって進んでいくことで、生産性や利益向上につながり、技術を伸ばすことにもつながっていくと感じました。また、整理整頓や掃除の徹底もされており、社員の皆さんで取り組むことで、効率性の向上や意識改革にもつながっていると感じました。この形を織りなすのが「4世代同居」の仕組みなのだと知ることができました。

これからの時代、人間が失いつつある大切な「思いやり」や「家族愛」「人を大事にする心」を取り戻していく場になっていくことと、人間として当たり前のことが当たり前にできる教育的役割を担って行くことが会社に求められていくのだと感じました。そして、その期待に応えていくことが、社員さんの幸せにつながっていくのだと思いました。

この度は、お忙しい中、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。この学びを今後の活動に生かし、一人でも多くの方が幸せに、心豊かに人生が送れるよう「いい会社」の研究を続けていきたいと思います。

60代女性

このたびは、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。

チームコーケンの皆さまに、温かく迎えていただき、とてもうれしい気持ちになりました。また今後の活動に、大きな勇気もいただきました。こころから、感謝申し上げます。

< 高齢者雇用について>

いい会社研究会として、2011年から日本全国のいい会社を訪問させていただきましたが、定年制を設けず66歳以上の高齢者が全体の16.7%で、年齢の上限なく、採用し、継続して雇用されている会社は、コーケン工業さんが初めてでした。しかも過去の最高齢は93歳というお話に、ただただびっくりでした。

10代から80代までの4世代同居の家族のような会社があることが、とても不思議に感じられます。でも、人は健康であれば、亡くなるまで働ける、それが可能であることがコーケン工業さんの訪問で実感できました。
人手不足と言われている昨今ですが、高齢者をどんどん雇用する会社が増えたら、それら問題も解決するのではと思いました。

最高齢の89歳の内野さんにお話をうかがいましたが、89歳とは思えないお元気な姿にびっくりしました。腰も曲がっておらず、1日8時間の仕事ができる気力、体力があります。「ただ家にいてもおもしろくない。仕事は楽しいし、生きがいである。こうして元気でいられるのも、会社のおかげ」と話されていたことがとても印象的でした。

昨今、高齢者の交通事故が多発しており、家族が心配するので、免許を返上する方も増えています。また高齢ということで、家族が気を使いすぎて、何もやらせないで、テレビがお友達になって、あっという間に認知症になってしまったという例も多々あります。

やはり、責任のある仕事を任されることは、生きがいでもあり、認知症になる可能性も低くなると思います。2025年問題を考える対策としても、高齢者雇用を促進できたらいいなと実感しました。

< 障害者雇用について>

日本でいちばん大切にしたい会社大賞 中小企業庁長官賞の受賞理由に、「障がい者雇用率は4.87%と法定雇用率(2%)を大きく上回っている。重度、精神等雇用が難しい障がい者を正社員で雇用し、健常者と同様の給与を払っている。」とあります。正社員として雇用されている方は、まったく普通に働いていらっしゃいました。支援学校のときに、職場体験として受け入れており、それによって、その方の特性も把握でき、スムーズに職場環境に入れています。障がい者にとっては、安心して働くことができ、継続にもつながる大事な取組みだと思います。また施設の方も受け入れ、ジョブコーチのように、職員がフォローして、仕事を提供していることも、仕事体験ができる場として、地域貢献されています。

私は今年、一般社団を立ち上げ、障がい者を雇用している会社や障がい者施設、支援学校などを訪問し、実態を調査しています。その中で感じたことは、ある会社では、雇用率は5%と素晴らしいのですが、バイト採用であり、正社員にはしていません。温かい環境で、配慮もされていて、みなさん3年以上継続はできていますが、正社員としての安定性はないのです。それでは、人として本当に大切にされているのか疑問です。同じ人間として、同じ仕事をしているのですから、正社員として採用されたら、もっとモチベーションも上がるのではないかと感じました。その会社では、みなさん6時間勤務で、会社としては、手が足りないので、8時間勤務をしてほしいとお願いしても、どの方も、今のままでいいと言われているそうです。それらの理由は分かりませんが、会社のためにもっと役に立ちたいという気持ちにはなってないということではと思います。

< 評価について>

技能・資格 星取り基準という評価表があり、これはモチベーションのアップや頑張る原動力になり、社員が育つ評価だと感じました。しかも1年間ミス0が、入社間もない方を除いて、7割以上の方が達成できていることに驚きました。仕事に集中して、しっかりと責任を果たしています。

村松会長から、高齢者は集中力もあり、まじめでしっかりと仕事をしてくれるというお話がありましたが、ミスありと言っても、皆さん、たった一つだけであり、それもすごいことだと思いました。

<3Sの取組みや掲示について>

工場内は整理整頓されていて、大変きれいで、清潔感があり、気持ちがすっきりしました。このような環境であれば、仕事のミスも少なく、効率も良くなると実感しました。

毎週金曜日の昼過ぎに15分間、全員で掃除をするという取組みがあり、これもたった15分でも、常にきれいにするという習慣や意識が高まる素晴らしい取組みと思います。

ピカピカ大作戦と書かれたボードには、各部署のやり方が掲示されていて、分かりやすいです。そこに「いつもありがとうございます。みんなでピカピカの会社にしましょう」と書かれていました。「いつもありがとうございます」という感謝の言葉があり、うれしい気持ちになりました。このように、会社として従業員を大切にする気持ちや社員の立場に立った思いやりの気持ちが、家族的なアットホームな会社になっているのだと思いました。

「職場の仲間と共有したい心得」に5つの大事にすることが書かれていますが、これらも、いつも目にできるよう掲示されていて、自分の日々の行いや態度について考えることができて、いいなと思います。私も、目に触れるところに、目標を書いてみようと思いました。

< 福利厚生や社員への思いやり>

工場内の暑さを和らげるために、屋根の温度が20度下がるよう作業環境の改善をしています。交通の便が悪いため、送迎バスを出し、社員が通勤しやすいように工夫しています。

健康診断無料実施や給食費の補助など、様々な取組みがされていて、社員を思いやる社員に優しい会社です。年末に行っているホテルでの慰労会では、様々な表彰をしていて、それらも、社員のモチベーションアップにつながっていると思います。やはり、頑張ったことが評価されるのは、うれしいものです。また内定した大学生や家族も招待されており、社員だけでなく、関係者も大事にされています。これらは、いい会社に共通することであり、みなが幸せを感じられ、素晴らしいと思います。

< 会社の目標と会長の想い>

将来の夢は、社内に託児所を設け、お母さんが安心して働ける環境をつくり、0歳から100歳までの5世代同居の会社にする事という目標を掲げていらっしゃいます。今は託児所が足りずに、働きたくても働けない若いママが多いので、託児所付きの会社は、送り

迎えの時間もかかりませんし、急に病気になったときなどを考えると、親にとっては、とても有り難いと思います。ぜひ、実現されることを願っています。村松会長さんから、懇親会において、たくさんのお話や想いをうかがいました。自分が誰よりも成長させてもらっているというとても謙虚な姿勢、感動する心、感謝の気持ち、とても大切なことをたくさん教えていただきました。ありがとうございます。

「人が大事」この一言に尽きるのかなと思いました。飯尾社長を抜擢するまでの経緯からも、人を大切にする気持ちが一番大事であることを教えていただきました。「人がいいよ」と受賞挨拶の時に言いきったという、村松会長さんの心意気が感じられます。

ブラック企業で、日々苦しんで仕事をされている方もたくさんいらっしゃいます。コーケン工業さんをお手本にして、「人を大事にする」いい会社が日本中に増えることを願っています。いい会社研究会の勉強会で、代表の牧野公彦さんが、法則の一番目に掲げている「いい会社」の条件「従業員とその家族を大切にする」会社が増えて、幸せな社会が実現できるよう、私も自分にできることから、実行していきたいと強く思いました。

今回の見学により、決意をあらたにすることができましたこと、感謝申し上げます。
貴社の益々のご発展を祈念しております。貴重な体験の場をありがとうございました。

 





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