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2012年8月1日 タカノ株式会社様訪問 感想文

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参加者1

「百年企業を目指す」とのことで堅実経営、本業以外の投資はないそうです。創業のばねの話、オフィスチェアへの進出の話も伺いましたが、やはり話は開発のことに重点が置かれました。

 

・開発は既存事業の横展開でない。
・既存メーカーとのバッティングを避ける。
・大学との共同研究。
などのお話を興味深く拝聴しました。

 

失礼ながら、「なるものかどうかわからない事業をどうして途中であきらめなかったのですか」という質問をさせていただきました。そのお答えは、「検査装置という異分野の進出のときも、確信はあった。車のラインなどでの検査がすべて目視だったので、それに代わるニーズはつかんでいた。利益を出すのにざっと10年かかったが、途中であきらめずに来られたのもオーナー企業の良さだと思う。」というものでした。

 

それを伺い、「開発型中小企業のお手本」と感じました。先が見えない漠然とした時でも、信念を強く持ち進むべき道を決定してきたからこそ、今の結果があるのだと感じました。一番まずいことは「何も決定しないこと」だと気づきました。

海外の展示会でニーズを聞き、物おじせずに研究室の門をたたく。中小企業も開発力さえあれば生き残る道がある。まさに小回りを利かせる中小ならでの行動力です。実際はそれができるかどうかが並みの中小と伸びる中小の違いなのかもしれません。

 

今は開発のスタッフが1/4の100人。モノでなく、人にお金をかけたということがよくわかります。そんなタカノでも人事評価制度には試行錯誤されていて、今年度から成果とプロセスを両面から評価する制度を採り入れられたとのこと。高島人事部長のお話には、これでいいと思わず少しでもいいものを、と模索される企業の姿勢が感じられました。

 

その後、工場も見学させていただきました。
VMボードでの見える化。不良率・リードタイム・異常点など一目でわかる。天井からつりさげられるコード類、レイアウトの変更が容易。ラインをきちんと引いている。などなど、誇りを持ってものづくりをしていることが見て取れ、また見える管理がここまでやるかというレベルまで実施されていました。同じ製造業として、まさに一つの到達点ではないかと感じました。

 

伊那食品工業株式会社とタカノ株式会社、二つの会社を拝見して、業種や業態は違えども、逆境でも生き抜いている実例と感じました。何よりトップのあきらめない心と思いが強く結果に出ていると感じました。そして見えないもの「人材」をいかに意識づけ、同じ方向に向けて力を一本化させるかが大事であるとわかりました。

 

最後になりましたが、「いい会社研究会」の皆様、計画から実行までありがとうございました。おかげでとても楽しい時間をすごすことができました。来年以降も是非参加したく存じます。

参加者2

タカノ株式会社様には急遽の訪問にもかかわらず貴重な時間を割いて丁寧なご説明と見学させて頂いた事に感謝しております。

 

タカノ株式会社で一番感じた事は「人材が第一」という事で社員の95%が殆ど同地域の方という事です。
さらに堅実経営をベースに開発とモノづくりを中心に発展しているのが雇用し続けていく基礎となり、地元への貢献度が本当に大きい会社だと感じました。

 

お話をお伺いする中で
元々は東京の向島に会社を設立し、戦時中の主要取引先の移転に伴い同社も移転せざるおえない状況の中で、取り引き先も含めて移転を決断した経営者の想いは相当大きかったと思います。

 

また、堅実経営でいながらも技術革新の面において現在4割を椅子の開発と生産、残りをエレクトロニクス事業という事でエレクトロニクスにおいては地元の大学院に3名派遣し基礎研究を展開しているとの事で変わるべきものと変わらずに継続するもの雇用、地元への貢献は変わらず、技術革新は変化を遂げているという両面の点から素晴らしい会社と思いました。

参加者3

タカノさんの印象としては社員の皆さんが自身にあふれているなぁと感じました。上場したという成功体験が、全社員に浸透している事が会社を良い方向に進ませているんだなぁと感じました

伊那食品さんタカノさんを訪問する中、両社に共通することとして、『新規に取り組む姿勢』はどちらも大変強いと思いました。
同じ新規でも、伊那食品さんは新規用途開発、タカノさんは新規製品開発とアプローチは違いますが、どちらも新しいことに全社で取り組む姿勢は我々みな習うべきたと感じました。

正直、今の自分ではどちらも難しいなぁという思いです。
ただ、いくつかの成功体験を自社で経験する必要があると思います。遠い目標かもしれませんが、少しずつでも進んでいきたいと思います。

参加者4

当社の経営理念は「製造業から創造業へ」。

 

その本意は現相談役(当時の副社長・社長=堀井朝運さん)の思いと新規事業開発だと思った。創業者の後、現社長の間をつなぐ経営者が堀井(朝運)さん(現相談役)だ。それまでOEM型=下請け型(N社やK社など)製造業を以下に脱するか、自社ブランドで販売できるかを模索していたという。
OEMは毎年のように値下げ要求がくる。そこで当時のトップであった堀井さんは既存事業からの転換として新規事業開発に方針転換することになった。それは価格競争でなく、真に顧客価値で競争できる新規事業を創造できなければ企業の存続はできないと考えた。
最初は社員の意識改革から始め、電磁アクチュエータに挑戦、営業も初めてで販売力はゼロからという。営業にはトップ自ら陣頭指揮にあたり、営業員を鼓舞したらしい。以降画像処理装置については地元の信州大学の教授にお願いして、社員を先生の研究室に送り込み、博士号を取得させ、大学との共同で装置を開発で成功。その後米国の大学にも社員を派遣しているという。または他の日本の多くの大学にも派遣している。その事業開発の仕組みは「誘発型新規事業開発」ともいうらしい。
中興の祖である現相談役・堀井さんの思いと新規事業開発モデルがこの会社の強みだと理解した。堀井さんの路線をどのように引き継ぎそして進化を遂げていけるか、特に従業員のやりがいを継続的に高めつつ、経営陣の率先垂範が重要だと思われた。

参加者5

製造業の工場という環境に入る前に、歴史を感じる大きな蔵が入口にあり、こころを和ませてくれました。

 

お話しをうかがうと建て直しにお金を使うのではなく、開発などに力を入れていることが分かり、素晴らしい会社だと思いました。ばねや事務用椅子などの製造業ではありますが、時代の流れを見据え、大学との協働で健康福祉の分野に力を入れ、赤ソバのハチミツもつくっていることに驚きました。大学の研究室に社員を送り、一緒に研究し開発されています。

このように人的投資を行うことやいつも問題意識を持ってみることから、ひらめきを感じ商品開発ができたというお話がありました。

 

今何が必要なのか、時代の流れをしっかりとつかんでいくこと、また収益があがるまでに10年という時間がかかっており、地道な努力が成功に結びついていることが分かりました。



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