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2012年8月3日 鍋屋バイテック会社様訪問感想文

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20代男性

NBK(鍋屋バイテック会社の略称)が考える「いい会社」とは、競争力を創り出す組織であること、質の高い「働くこと」を創り出す組織であること、それらはつまり、社員が幸せであることだという。

 

 

色々なところで話す機会を頂いたが、NBKにおいて一番驚くべき点は、工場でありながら、綺麗で、オシャレであるということ。工場内の通路は非常に通りやすく、工具やゴミなどが一切ない。広さも十分で、人が簡単にすれ違えるほどだ。またプールや展示施設まで完備しており、広い敷地を目一杯活用した作りになっている。事務所などもモデルハウスのようなオシャレな内装で、ここの社員でありたいと思わせるほど。

 

 

社員一人ひとりを大切にしていると実感した箇所がいくつかある。
それはまず、作業場所にそこの担当者の写真付きのプロフィールが掲載されていることだ。趣味や特技、誕生日など、一見、会社には関係ないようなこと(「いい会社」と言う意味では大いにある)でも、社員のことを考え、一人ひとり大切に、知る機会を作り出している。もうひとつは、資格試験を受ける為に、費用を会社が全額負担するということだ。これなら金銭的に悩む必要もなく、積極的に試験に挑む気にもなるし、会社が全面的にサポートしてくれるので1人でやるよりもモチベーションも高く、精神面でも大いに力となる。社員との信頼関係が増すとともに、会社へも力となるだろう。地元の人が憧れ、入りたがる気持ちが凄く分かる。

30代女性

いい会社とは、業績の良い会社ではありません。社会に対して、社員に対して、環境に対して善い事を行っている会社の事を言うのです。鍋屋バイテック会社(株式会社ではなく、会社と呼ぶ選択をされています。)へ向かうタクシーの中で同乗した女性から話を伺う事ができました。

その、女性の言う“いい会社”の条件に当てはまる会社、鍋屋バイテック会社は、岐阜の山の中。駅からタクシーで峠を越え20分。ついつい私たちと比べてしまいますが、わが社よりずっとずっと田舎に位置しました。

 

しかし、一旦、門をくぐると、突如現れるモダンなコンクリート打ちっぱなしの建物、水の流れる音が聞こえると思えばそこにはプール、センスのよい植え込みが並ぶ奥には駐車場、どこをとっても岐阜の田舎とは思えない個性あふれる空間がそこにはあり、驚きと、一揆に、この会社への興味が増した瞬間でした。

会社説明会を含めた金田社長のお話は、人間味があふれ非常に楽しいお話でした。

心に残り、今でも忘れられない言葉がいくつかありますが、「社員一団となって。なんてよく言うけど、社員だって色々問題があり、悩みがあり、大変なんだよね。会社でそんな事言われたら、かわいそうだよ」のお話。我が社でよく聞くフレーズに、はっと驚く一場面も。同時に熱心な社員教育にも感銘を受けました。会社の立地的理由から、90%地元採用とのこと。

「地元の人間は中国へ転勤って言ってもなかなか難しいところがある」のお話。

こちらも私たちと似た様な問題があるかも知れません。そんな社員のやる気を延ばす工夫はマイスター制度の導入社員の教育こそが会社の財産であるとの見解、非常に説得力のあるお話でした。

 

わが社の一社員として、自分の働く会社が“良い会社”だと思えるようになるためには、何をするべきなのだろうか、と、今回の会社訪問を機に考える様になりました。自分が働きやすい環境になるためには自ら何を行動すべきなのか、後輩にはどのような接し方をするべきなのだろうか、私自身、“善いこと”を考え、すぐに行動できることはたくさんあるように思えます。今回の訪問はとても自身の刺激につながりよい経験でした。機会を与えていただきましてありがとうございました。

30代男性

鍋屋バイテック会社殿に到着して最初に感じた工場の印象は、休日なのかと思うほど静かだった。入口付近にあった事務棟にはプールがあり、休日には社員や外部の方に開放しているとのことだった。

到着して通された事務棟内のオフィスはあまりの静けさで人がいないのかと錯覚してしまうほど静かだった。窓の外には、緑の茂った木々が見え気持ちが落ち着く、床も板張りで木目の床が窓から見える木々とマッチングしていた。

自分たちの会社の事務所での喧騒が今まで当たり前のことだと思っていたが、鍋屋バイテック会社殿のオフィスを見て羨ましく感じた。通された会議室もモダンな感じで落ち着きのある室内だった。

 

金田社長の話の中で、リーマンショック後の対応やその後のV字回復後の海外へ目を向けた事業戦略等の話は、私たちもと似たようなお話で自分たちの行っていることに対して自信も持つことができた。

その後、入社五年目になる女性の方に工場内を案内されることになったが、若い女性社員が細かく工場内の業務を理解され親切に対応して頂いたことに感心した。まさに、鍋屋バイテック会社殿の長年培った人材育成の賜物だなと感じた。

工場見学ではまず、事務棟内のオフィスを案内された。

上記で感想を述べているので割愛するが、とにかく静かで居心地が良いという印象が強い、あのような場所で仕事ができれば業務に集中でき、良い仕事ができるのは当然のことと感じた。

オフィスで業務を行っていた社員の方たちから「こんにちは」「いらっしゃいませ」と笑顔であいさつを受けた。外部の方たちへの配慮がうれしい。

オフィスの次は社員が昼食を取る食堂に案内された。食堂もガラス張りで外の光が入り、落ち着きのある室内だった。そして食堂の呼び名が「シャガールハウス」。洒落ていて遊び心をくすぐる良い名だ。調理をする方たちが元気よく「いらっしゃませ」と声をかけられ気持ちが良かった。そして、工場内に案内され最初は出荷前の完成品置場及び組立場だ。きれいに完成品棚が並べられていて棚段には在庫品が整列して置かれていた。棚にはバーコードが貼られていて在庫数の管理をしっかり行われているのが、よく想像できる。この完成品置場が鍋屋バイテック会社殿の掲げる「寿司バーコンセプト」、「短納期発送」を実現する為の工程だということが容易に理解できる。次に案内された加工場では、各設備がきれいに清掃、整備されており床面もきれいに保たれていた。金田社長のお話では、帰り前には掃除を15分ほど行っているとのことだった。加工品は鋳物を加工していたので、ドライ加工が主流だった。鋳物加工では切粉が粉状になってしまい切削油をかけると、加工品を削る刃物に付着して刃具寿命や加工精度を著しく悪くする要因があるからだと思う。そういった話や加工方法を考慮すると鋳物の材質はFC材を使用しているということも想像できる。

 

わが社で加工している鋳物材はFCDという鉄に近い粘り気のある素材を使用しているので、加工時に発生する摩擦熱と切削抵抗を軽減する為にクーラント油を使用しているがFC材ならその必要はない、それだけでも加工コストが軽減できる。それにクーラント油により床を汚す心配もない。その後、バイテック工場を案内された、室内はクリーニングされ精密部品を加工されていた。室内の温度管理もされていたので、高精度の部品を加工されているのだと想像できた。それに加工されている物が鋳物ではなかった。バイテック工場へ入る前に工場隣にあるトイレを拝見してみた。木々のある側がガラス張りになっており、どこかの美術館か結婚式場のトイレにでも入った気分だ。トイレも綺麗に掃除されていた。次に生産部門の生産管理スタッフのいる建屋へ案内された。そこも、ガラス張りで照明が必要ないほど、外の光が良く入り込み、白を基調としたきれいなオフィスだった。その隣には元気亭というスポーツ機具が取り揃えられた建物があった。会社のイベント時には、酔い潰れた社員が泊まり込む即興の素泊まり部屋にもなると、案内してくれている平下さんが教えてくれた。最後に事務棟となりにある現代美術館に案内された。美術館は無料開放されていて、事務棟の中に美術館を管理する市の職員が社員といっしょに勤務されていることを聞いた。

 

鍋屋バイテック会社では、「NBK」というブランドを確立し、ブランドの中身として「寿司バーコンセプト」を掲げ、コンセプトを実現する為の人材育成や組織作りや環境作りに知恵を出して挑戦し続けておられることが工場や元気な社員のみなさんや金田社長のお話から良く理解できた。

優良企業として評価されているが、我々と同じような問題も抱えられていることも分かったことは、今回の見学で得られた大きな成果だった。

我々も今、次のステップへ挑戦し始め、沢山の問題に直面することが多々あるが、今回の鍋屋バイテック会社殿以上の会社作りを日々改善し目指していこうと思う。

印象に残った一つの話、「良い会社は、食堂とトイレがきれいです」

まずは、ここから実践してみようと思う。

 

また今回、このような機会を与えてくださった牧野様と、金田社長を始め気持ち良く対応してくださった鍋屋バイテック会社の社員さんたちに感謝したい。貴重な経験をありがとうございました。

30代男性

視察した鍋屋バイテック(NBK)殿では、貴重なお話が聞けて、大変有意義な時間を過ごすことができました。

会社は、山の中にありましたが、事務所に入った時に、製造業とは思えない程、インテリアな感じでびっくりしました。しかも、事務所内は、油や水溶性の臭いではなく、木の香りがして、落ち着いた感じがしました。建物内のつくりが、木材を使用していたからになると思います。今までの他の製造業の工場とは、違う印象をもち、新たな刺激になりました。事務所内も工夫してあり、所々にガラス部分から光が入るようにしていた為、蛍光灯がついていませんでした。節電にも工夫されているなと感じました。事務所内は、声が響く建物であったが、担当の女性の方は、話しをする時に、他の人に迷惑をかけないように、小声で話す気遣いがありました。こういった行為は、大切であると思います。会社の教育がいき届いている印象がありました。これだけでも、客先の印象が変わるのではないかと思われる。

 

事務所のレイアウトで、机の並びが斜めになっていて、不思議な感じもしたが、面白い発想だなとも思いました。これは、部署内で自由に設定しているそうです。このようなレイアウトにする理由は不明であるが、新しい発想を考えていく為にしているのかなと思いました。弊社では、あそこまでのスペースがないなと思いつつ、斬新的なレイアウトだなと思いました。きれいに並べるのも見栄えが良いですが、こういった考え方もあるのだなと思いました。

 

主力製品は、プーリー(滑車)を製造している。その他に、カップリング、オペレーショナル・エレメンツ、特殊ネジ、リニアガイド用ブレーキ、ショック・アブソーバなどがあり、独自で商品開発をしている。

プーリーのシェアは、国内7080%あるが、世界シェアでは、10%以下と聞き、なぜ、海外では、シェア率を増やせないのだろうか疑問に感じましたが、他社の競争率が厳しいのだと思いました。

今後、どのようにシェアを確保するのか考えましたが、それは、圧倒的な商品力(性能)と営業力にかかっているのではないかと思われる。商品の遅延などはないのかなと疑問に感じましたが、その日に注文すれば、次の日には、納入できる仕組みになっていた事に感動しました。その仕組みづくりをどうしていくか、考えていく必要がある。海外には、中国とインドネシアに工場があり、国内には、ドイツとの合弁会社(NBKツィマー)がある。日本企業は、海外へ進出する時に、合弁会社を設立する場合がある。メリットもあれば、デメリットもあると思うが、トータル的に考えると、どちらが良いのだろうか。資金面などを考慮すると、合弁会社が良いのかもしれないが、今後、自社が発展させる為には、どちらを選択すれば良いか重要である。現在、自社は独資である為、個人的には、合弁は望まない。但し、メリットがある方を選択すべきである。

 

競争力を見直すのに、寿司バーコンセプトがある。これは、「ひとつひとつ丁寧に、手際よく腕をふるう寿司職人のように、お客様が必要とするものを、その時に、要るだけお出しする」とあるが、まるで、トヨタ生産方式のようだと感じました。

また、「機械設備の自社開発・自社製作」というのがあるが、自社開発をしているのかもしれないが、工場見学をして、中古機を購入して、独自に改造する事をしているのではないかと思われる。それは、鍋屋バイテック殿も「マイスター制度によるひとづくり」というのがあるが、現在の担当部長にそういった役割を与えて、人材を育てていく必要があると感じた。ただ、それには、教育スケジュール等を作成してから、担当部長に依頼していかなければ、うまくいかないと思われる。

 

人をやる気にさせるには、資格をとるのも一つのモチベーションを上げる方法である。この会社では、1番資格を持っているで、手当が支給されているという事にやる気と誇りを感じているのではないだろうか。60歳を越えた人で、シニアマイスター制度を導入し、人材を育てる事は、見習わなくてはいけないと感じた。自社でも、製造部で実施予定だが、現場では、顔写真入りで、決意表明をしてあり、客先や他の従業員にも見られる為、意識して作業していくと品質も向上するのではないかと改めて感じた。

 

この会社は、岐阜県で、「ここで働きたい」という人が、上位にランクしている企業である。従業員は、地元の人が約90%であり、車で30分以内の人が多い為、定着率も良いとの事である。地元に愛される企業というのは良い事だと思う。私たちもそういった地元に愛される企業を目指したいと思いました。地元の人も良いが、県外からも、「ここで働きたい」という企業になりたいと思いました。

 

生産計画は、その日の朝に決めて生産していく事ができるというのが、できる事は良い事ではあるが、仕組みづくりが大切だと思われる。現状は、生産計画を1/週間見直していけば、精度の高い生産計画を作成できる為、まずは、できる事から始めていけば良いと思う。その為には、生産計画通り生産できるように意識付けをしていきたい。

 

最後に、今回、このような機会を与えて頂き誠にありがとうございました。そして、今回、学んだ事を弊社でも活かし、日々精進していきたいと思います。

30代男性

私自身、設備保全や設備設計をしている為、“NBK”と言うブランドは既になじみがあり、今回その製造現場を見られるという事でワクワクしながら訪問させていただきました。

早速、金田光夫社長からNBKの企業像、「いい会社」とは何か?話を聞く事が出来ました。

誰にとって「いい会社」なのか? → 社員であり顧客であり…

・競争力を創り出す組織である事!

高品質、開発技術・顧客の接点を作り出す“永久運動”

・質の良い「働くこと」を創り出す組織である事!

快適な環境下での仕事

 

これを実現する環境が“NBK関工園”!

今回、訪問したのは、プーリーやカップリング等の組み立て加工等を行っている“NBK関工園”。事業所の立地場所、地元に根付く、岐阜県、関市の“関”、製品の開発、製造、加工などの工業の“工”、構内にはコンサートホール、社員に開放されるプールなど、ひとが集まる公園の“園”。「良い商品は、良い環境から生まれる」“いい会社”、“ものづくり”のこだわりを感じました。

 

金田社長のお話の中で、自社でも取り組んでいる事がいくつかありました。例えば、「多能工化」、「マイスター制度」など。「マイスター制度」については、社員が資格を取る事を会社が支援し、更に資格を取得すればそれに対して手当てがつく…NBKの「マイスター制度」ではこれら資格手当で手当てをもらう社員もいるとの話を聞き驚いたと共に、こういった事で社員のモチベーションアップにつながっているのか!?と感じました。

 

鍋屋(鋳物業)として創業し450年、現在は鋳物製品以外に高精度の部品、いろいろな材質の製品等(商品種類 約10万点)扱い、それらひとつひとつオーダーメイド。顧客の注文にそれぞれ対応する“寿司バー”コンセプトがここにあると思いました。

 

事務所、食堂、作業場、レクリエーション施設(元気亭)など“関工園”の施設は充実していて、とても綺麗に5Sがされていました。また加工工場では社員一人一人のカードが現場の機械毎に張られ、担当者が明確になって、またそのカードには“品質”、“環境”、“安全”についての個別の取組方や“自己PR”が記載されていて、面白いな~と思いました。

 

その他、工場見学で興味を持った事は、社員のスキルマップの掲示、限度見本の掲示、マグネットシートを使った“今月の点検色”表示など参考になりました。

 

その他、写真など振り返り、わが社でも活用し、「いい会社」を目指したいと思います。

 

30代男性

鍋屋バイテック会社様を訪問した時に感じたのは「寿司バーコンセプト」という必要なものを、そのときに、必要なだけお出しするという事でした。

品質を保持する為に1個流し、全数検査のものづくり1個でも、いつでも、どこでもお届けする即納体制

そこに機械設備を自社開発・自社製作する中で多品種・微量生産による機械づくりのすばらしさを感じます。

その機械設備の自社開発の為にも先輩の技術と経験は次世代へと継承され、自己研鑽をサポートする「マイスター制度」 資格取得を会社を挙げてバックアップする制度の中での人づくりと。機械と人との両面から成り立っている会社である事を教えて頂きました。

 

また、ものづくりへのこだわりも450年続く中で企業理念である「自然環境との共生」「地域社会への貢献」で働きやすい環境と人の教育に力を入れ、コンサートや絵画展を定期的に開催し、またホールを無料開放するなど 地元の雇用、文化発展にも貢献している地方での会社の事例を見る事が出来たのは非常に勉強になり、今回の訪問においてはいい会社が人の大切さと働く人たちの生活も含めて会社が支援している、支援する制度があり人の輪があり、地域社会に貢献している事例を見る事によって、いい会社の定義というのを会社の枠だけに因われず、ライフスタイルも含めて働く人の環境づくりを整える事の重要性を実感する事が出来ました。

50代女性

450年も続いているすごい会社、どんな会社なのかとても興味がありました。広大な敷地の2/3は山で、本社のすぐ横にプールとミュージアムがあるという贅沢な環境でした。会社の中は驚きの連続でした。

 

事務所棟は会社とは思えないデザイン性に富んだステキな建物で、部署ごとに机の並べ方も自由で、見ても楽しいですし、社員の自主性を大事にしています。

 

工場内には、一人ひとりの社員のプロフィールが写真付きで張ってあり、誕生日も書いてありました。

 

誕生日には社長からカードが贈られるそうです。さらに、マイスター制度があり、資格によって給料にプラスされます。また各種表彰制度があり、社員のモチベーションも高まります。工場内はとてもきれいで、機械を色分けしていたり、注文は伝票にせず、データ化してスピードアップの工夫がされていました。営業マンはカタログやHPという考え方。会社での「営業マンの仕事は開発である」という考え方やカタログ注文が入ったらその日に発送するというお話に、継続するための意識も違うことを感じました。産休制度など福利厚生もしっかりとしております。障がい者も雇用しています。予定が詰まった中、社長自らが会社説明の資料をつくってくださり、お話してくださいました。人を大事におもてなしするという社長の姿勢が、この会社の経営にも生きていることを実感しました。

50代女性

この会社は、これまでの見学やコンサルティング同行で接した会社とはまったく異なるものでした。率直に述べると、いい意味で『モンスター』です。これほど完成度の高い日本の中小企業を初めて見学しました。

 

 

企業見学は、その都度新しい発見と感動があり感銘を受けます。今回は3日間連続で5件の企業の見学予定でした。地盤や業種、経営方針、理念等、異なる企業を見学し経営者の方の話を聞くことで、比較でき、さらに深めることができたと思います。連日参加された方や牧野さんの話をお聞きし、その重要性に改めて気づき、連続して参加できず残念に思います。

 

 

先代の岡本社長、現在の金田社長の基本的な考え方・経営指針、人々に対する思い、空間のこだわり、営業・製造・教育システム。何もかもが『洗礼された会社』で、感銘を受けるばかりでした。社長の「いい会社と言われても、当社がいい会社とは思っていない」「普通に必要なことをやっている」との言葉がこれまでの育みを物語っていると思います。常に現状に驕らず謙虚に自然に。当たり前ですが、このことが出来ている中小企業(大企業も)がどれだけあるのだろうと考えさせられます。『やるべきことをやる。やってはいけないことをやらない』「いい会社の法則」の基本法則そのままでした。

今回見学させて頂き色々なことに感銘を受けましたが、特に印象に残ったものをまとめます。

 

社長の視線・心遣い
会社説明を、社長自ら資料を作成しプレゼンして下さいました。また、私達の訪問が「いい会社」とは何かを改めて考えるきっかけとなり感謝しているとのこと。同じ位置に来て思いを語り、何事にも謙虚に素直に行動されていること驚きます。そして感謝致します。

 

心地良い空間-建物の優雅さ
一見、郊外にある美術館なのかと思います。空間、風通しや光の取り入れ方、建物等すべてが、穏やかでやさしい心地よい空間になっています。『工園』この意味が実感できます。このような空間だと発想や気持ちも豊かになるでしょう。そして、そのまわりの人の気持ちもやさしく豊かにするのではないでしょうか。仕事だけでなく生活に広がり地域も巻き込んでいるように思います。

 

心地良い空間-物音のしない環境
オフィスに雑音がまったくないことに驚きました。人の動きが静かなだけでなく、受注を受ける電話やFAXの音すら出さないようにされている。心地よい空間作りの徹底さを垣間見ました。これは工場内も同じで、必要最低限の音と自然の音だけが空間に響いています。まるで静かな森の中の森林浴のような空間です。

 

マスター(会社)とお客様(取引先)の関係
寿しバーコンセプト
注文を受けてから出荷までの時間の短さ、お客様一人一人のニーズに合わせ、たった一つでもその企業にしか必要ないものでも出荷するその気遣い。そのコンセプトを独自のシステムと教育によって実現している。この発想と実現できた体制作りについてはもう少し深くお聞きしたかったです。

 

独自の営業パンフレット開発
通常の営業機能である市場開拓や商品の紹介・売込み等の殆どをパンフレットで賄う。そのことで、営業はその一つ先を歩んで、取引先のより細かいニーズや商品への理解、そして開発を一緒に考え携わることを『営業』と考える。無駄な時間や作業を省き、お客様との時間と思いを大切にする。すべてがお客様目線だと感じます。

 

 

スキルアップマップ
企業にとって、それに関る全ての人の成長は宝物だと思います。楽しみながら自ら学んでいく環境とシステム。仕事に直接関係ないものも対象とし、頑張りを正当に評価する。それを『見える化』で表にすることで常に刺激を与えている。社員に浸透し長く自然に続く流れを作っている。教育システムのあり方を考えさせられました。

 

 

先をより先走る
「今のこの工園ができたのは積み重ねです。」と社長がおしゃっていました。しかし、40年前に建築計画を立てた時から、今の工場のイメージは出来上がっていなのではないでしょうか。工場の配線や空間の工夫、風と採光のバラン・人にやさしい環境、オンラインシステム等、やるべきこととして建設当時から取り入れられています。他の会社の社長より「鍋屋さんはいつもぶっとんだことをやるけど、やったことは20年後に当たり前になっているから」と聞きました。時代の先端を行くと言うより更にその先、時代を作っているのかもしれません。そのことすら、自然な発想になっていることに驚きと感動を覚えます。

すべてにおいて感じることは、有るべき姿があり、そのためにどうすればいいか(もちろんそこには計算や情報、戦略、学び様々なものがあります。)の積み重ねだということです。人の気持ちを思いやる、企業・地域、そして日本の発展を願い「 やるべきこと。やってはいけないこと」を自然に行う。発想の転換というよりスタートラインが違う気がします。そういう意味でも『モンスター』企業です。また、この感想文を書いていて、「似つかわしい言葉を使おう」という思いが湧きました。そして、自分の仕事を振り返り「いい指導ができるよう、安心してもらえるよう、一人でも多くの笑顔を増やすために、自分の成長を通じて社会に役立てよう」と、鍋屋バイテック様とは比べものになりませんが、この思い自然に謙虚に積み重ねて行きたいと改めて思いました。接する人の気持ちも豊かにしてくれる、そんな会社でした。

 

今回の見学は、完成度が高過ぎ、現在の自分に直接参考になるレベルのものではない気がします。しかし、本物を見る大切さとその本物を見て考えることの大切さも学びました。日本の中小企業にこんな鮮麗された洒落た会社がある。参加して本当に良かったです。そして、このように自然に発想ができるような人材が育つ、教育や社会環境が必要だと痛感しました。また、企業に接する我々は、自分の感性を磨きこのように自然な発想できる人間であるべきだと痛感します。

 

長々となりましたが、ご自分の夏休みを利用して企画・引率をして下さった牧野さん、自らプレゼンをして下さった鍋屋バイテック会社の金田社長、見学をやさしく受け入れて下さった会社の皆様。そして、企画に賛同し見学をさせてくださった他の企業の皆様(参加できず残念です)、暑い中時間の作り参加された実行会のメンバーの皆様、何が欠けても実施できなかったことです。すべての方に感謝いたします。その方々と共に、たくましくそしてやさしく、更なる進化を目指したく思います。有難うございました。



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