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2013年5月26日 株式会社富士メガネ様訪問感想文

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40代男性

今回の富士メガネ様勉強会、お忙しい中、このようにお時間を頂戴いたしました事、心より感謝申し上げます。
私は、札幌育ちのため、小さい頃より、『富士メガネさん』北海道では、老舗の企業やお店で親しまれているところは、○○さんと何故かさん付け、をします。さん付けをされる会社やお店というのは、北海道民にとっては、良い会社の基準でもあります。昔は老舗デパートの丸井今井さんがありましたが、経営が変わり代表者が変わるとさん付けはしなくなります。
富士メガネさん、そう呼ばれるのは地元に絶大な人気を誇る指標のひとつと言っても良いでしょう、
そんな富士メガネさんが長年に渡り人気がある秘密は、今回の金井社長にお会いしてわかりました。会社は、目的使命が大切であり、そして何より、経営者の熱意だと思いました。

金井社長は、メガネ販売という仕事を通して人々に見る喜びを広げるために活動されており、その熱意の根源は、幼少期や学生時代に出会った人の思いやりから来ている事がわかりました。特に留学時に不安だった、金井青年を親身になってお世話してくれた先生や友人、その方たちからいただいたご恩を、今でも忘れずに『ペイ・フォワード』次の人へ受け渡しており、それが廻りまわって、結果的に、世界中に広がり、やさしさや思いやりの輪が国境を越えて、海外難民や貧困であえいでいる地域や必要として待っているところへ提供されております。

その思いは、社員の方も同様であり、どの店舗に行っても、気持ちよく対応いただける素晴らしい社員の方ばかりでした。
私は、目が良いためずーっと富士メガネさんのお噂はお聞きしており、いつかお客様として訪問できないか、と思っておりましたところ、昨年の運転免許更新の際に、深視力検査でひっかかりまして、公安委員会の検査員の方は、無理ですね、とあっさり言われました。無理ですね・・・その思いやりのない冷たい言葉にがっかりして落ち込んでいたところに、弊社スタッフの一人が、友人に富士メガネに勤務している人がいるので、聞いてみましょうか?という事で、最初はグランドホテル前店に行きました。人生初のメガネやさん、そして念願の富士メガネさん、ワクワクして入りましたところ、驚きましたスマートな接客は、札幌で一流ホテルと呼ばれているところより、温かみがあり、マニュアルでは絶対に出せないやさしさが伝わりました。
そして、事情を説明するとまずは練習すれば良くなる場合もあるので、本店にその機械があるので通ってみてはいかがでしょうか、とご紹介いただき、早速本店に行きましたが、またまた素晴らしい接客で、いよいよ訓練開始しました。正直私に訓練したところで、私は免許は受かるかもしれませんが、メガネを買うかどうかは、わかりません。もしそれで見えるようになれば、一円もお金にならない事もあります。それでも、何度も何度も繰り返し練習させていただきいろんなレンズを試して、ようやく見えるようになりました。しかし私の担当は最初に声をかけてくれた川沿店の女性です。どうしよう、せっかくここまでやってくれたのですから、もしメガネを買う時は誰から買おうか、担当してくださった皆さんからひとつずつ買いたいと思うくらい、親身になってやっていただいたので、本店の方に正直にお話しましたところ、はい、聞いておりますので、もしメガネをご購入いただけるのであれば、ご足労でなければ川沿店でもどの店舗でも構いません、とおっしゃっていただき私は安心しました。その時は申し訳ない気持ちでいっぱいで何かお礼をしたい気持ちになりました。あのチームワークもお客様の事を中心に考え、社員の方も、目的・目標に向かい仕事をしている証拠だと思いました。
金井社長の海外支援の活動は、私が目指している事であり、すでに実践されているお話をお聞きして勇気をいただきました。私自身の今後の仕事の目的と合致し、やり続ければ、必ずそこに行けるのだ、という確信をいただけました。今回このように日曜にも関わらず、貴重なお時間をいただきました富士メガネ社員の皆様そして、誠実に一生懸命にお話をしてくださいました金井社長には心より感謝申し上げます。
富士メガネさんのファン客として、社外口コミ営業マンとして、これからも応援させていただきます。
ありがとうございました。

40代男性

●どうしても行きたいという気持ちだけ

20135月下旬にいい会社研究会において北海道の富士メガネに訪問するということを伺って、日程的には仕事の関係もあり難しいと思っていましたが、こんな機会は二度ないかもしれないと思い、日曜日の訪問なら何とかなるだろうとスケジュールを無理やり組みました。無理をしてでも今回は、どうしても行きたいから、行く。ただそれだけで訪問しましたが、友人や周りの人からすると???だと思います。スケジュール的には厳しい中でも、実際に訪問させていただき、会長の生の話を聞き、質問にまで丁寧に答えていただき、大変満足することができました。また大変多くのことをいろいろ勉強させていただくことができました。お忙しい中、私たちを迎えていただいた会長をはじめとした富士メガネの社員の皆様ほんとうにありがとうございました。

さて、私は今回は、富士メガネさん1社訪問のため、北海道に行ったわけですが現地で特に他の予定もなく、またとんぼ返りになることはわかっていてもどうしても行きたかった理由、それはやはり富士メガネさんについてさまざまな方面でいろいろ語られていることが事実かどうか確かめたかったから、金井会長の生の話を聞いてみたかったから、そして何よりもいい会社には、さまざまな要件があるが、やはり現場に答えがあり、そこで働いている人たちを観察し、行動や思考がどのように違うのかということを知りたかったからです。

 

●非効率でもいいことがある 訪問するきっかけは、書籍情報と経済産業大臣賞受賞

実際にかなり1社訪問はかなり非効率なのですが、非効率でもいいことがあるということはよくわかっていますので、自分の思うままに動いてみました。実際に会長の話の中で、非効率というか手間がかかるのに儲からないような仕事も結構あるというようなお話がありましたが、やはり儲かることばかりを意識している会社では働いていても楽しくないでしょうし、長期的視点にたてば、それだけでは駄目であることは過去をみれば明らかです。

今回、訪問したきっかけは、前回の夏合宿のときと同じように、書籍に取り上げられていて、いい会社らしいということ、そして直近では第3回 「日本でいちばん大切にしたい会社」の経済産業大臣賞を受賞していたからでした。

会社名は、書籍ではじめて知ったくらいです。そのあとでHPや関連情報をいろいろ収集いたしましたが、深く掘り下げてということはなかったので、当日の会長の話で知らないことがたくさんあり、やはり実際に背景などをふくめて言葉で語っていただくのは、文字で見るのとは違い、良く理解することができました。大事なことはここで学んだことを実際に仕事でいかすこと、それがたとえ小さなことでも1つ1つ続けていくことだということは、いつもいい会社を訪問して思うことです。

 

● 本社でメガネ修理の現場を見学、体験させていただけたことに感動

富士メガネの訪問を前に前日からホテルでワクワクしていましたが、当日集合してみんなが元気で、参加者も思った以上に多く、私同様にこの1社だけの訪問のため、本州から飛んできた仲間がたくさんいたということもこの富士メガネの魅力に尽きると思います。

気がつくとそのスタイルやこだわりに魅かれて皆がファンになってしまう独特の企業としてのあり方が人気の秘密ではないかと思いましたが、とにかく店の中に案内されて、感じたことは、店の中の雰囲気がとにかく明るいのはとても印象的でした。

仕事中にもかかわらず、私たち見学者に実際に修理の現場をみせてくれて、丁寧に案内をしていただき機械の話やその修理の細やかなこと、地味な作業だけど富士メガネを使っていただいいるお客様への愛情をよく理解することができました。実際にお客様から預かっているメガネを使って、北海道には3台しかないという高額の機械を使って修理して目の前で実行してくれたのはとても嬉しかったですし、実際会社見学でこのようなところまではできないのが普通なので余計うれしかったです。

機械を購入して自社でスピードある対応をするということは北海道というエリアでお客様の不便を少しでも早く解消したいという何よりも大事なことを早くから実践されていることが理解できましたが様々な背景があってのことだということを後で話を聞いて理解することができました。

 

●「感動のマイレージ」という言葉の響きは、美しい

現場の見学が終わり、そのあとは何と会長自身が話をしていただけるということになっているからこれは驚きでした。それも少しだけの時間ではなく、しっかりと時間をとっていただき、質問まで受け付けていただいたことに深く感謝いたします。そしてたくさんの資料を用意していただき、また会長の話の間、ずっと後ろで見守っていただいた女性従業員さんにもお礼をいいたいと思います。とても気を遣っていただいて、丁寧に接していただいたこと、何枚も写真をとっていただいたことありがとうございます。

さて、会長はセミナースライドをもとに話をされましたが、まずそのタイトルに圧倒されました。「可能性は総ての人に、ロマンは求めた人に!」「感動のマイレージを貯めよう!」 何といい言葉でしょうか。特に「感動のマイレージ」というこの言葉の響きは美しいです。飛行機に乗ったり、買い物をしてポイントをためてマイレージを貯めることはありますが、何だか味気ないもので物質的という感じが強いのですが、だからこそ、感動という言葉を組み合わせたときに心に響くのかもしれません。

 

 

● 難民支援だけではない、大切なことを理解できました

創業時の話からはじまって、創業者の熱い思い、大胆な行動の話を聞いていると、思わず涙が出てしまうシーンがたくさんありました。私の場合、映画を見て涙することは意外に少なくても、やはり企業の沿革や創業者のエピソードや苦労話には弱いというのが本音です。このような理念が引き継がれていくということがいい会社になるためには最低限必要ではないかと思った次第です。

難民支援のほうだけがクローズアップされてしまいがちな富士メガネさんですが、他のさまざまな素晴らしい点を忘れてはいけません。その中で印象的だった話は、やはり人との関わり合いやつながり、恩返しの気持ち、そして会長の若き日の留学時のエピソードなどですが、私自身が参考にしたいと思ったところは、やはり教育研修の充実、女性の能力開発にはかなり力をいれている点です。そしてその研修内容や潜在能力を引き出そうとするバックアップ体制、従業員の意欲について具体的に話をしていただけたことがとても勉強になりました。

採用の基準のようなものについての質問に対しては、「明るい」、「表情」、「言葉の出し方」(発声)を大切にしているということで、ちょっと他の企業とは違う部分もあり大変参考になりました。

いずれにしても、会社を支援する立場にいる現在においては、少しでもいい会社を増やし、社会をよくしていかなければならないということを忘れないようにしたいと今回の会社見学を経験してあらためて強く思いました。またサービスの質にこだわり、プロフェッショナル意識を持ち続け、日々努力することを怠らないようにしなければいけないという原点にかえるきっかけにもなった貴重な時間でありました。

最後になりましたが、富士メガネの皆様にはお忙しい中、大変お世話になりほんとうにありがとうございました。

20代男性

先日は、貴社見学会に加え、金井会長から貴重なお話しを伺わせて頂き、誠にありがとうございました。大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

 

貴社見学会では、YAGレーザを用いた修復機材を拝見し、実際に操作体験もさせて頂きました。修復業務は利益がでず、コストが掛かるばかりかと思いますが、それでも「メガネを少しでも長く使って欲しい」という、金井会長、貴社の思いが伝わってきました。

 

金井会長のプレゼンテーションでは、貴社の歴史から、金井会長の考えまでお聴きする事ができ、大変参考になることばかりでした。その中でも、特に印象的だった以下3点について感想を述べさせて頂きたいと思います。

 

①海外でのご経験について

②事業規模について

③難民支援について

 

①海外でのご経験について、金井会長は「アメリカ留学時の影響が大きかった」と仰っておりました。私が金井会長に「海外の人と日本人との違いは何ですか?」と質問させて頂いたところ、金井会長は「表現が日本人と異なる」と仰っておりました。その点について、私も同感です。

 

私事ですが、学生時代にカリフォルニアの国際会議に出席したことがございます。私のプレゼンテーションが終了した後、一人の中国の学生さんが私の研究成果に興味を持ち、色々と質問をしに来てくれました。私も国内の学会には多く参加しておりましたが、その中国の学生さんと、日本の学生さんとの姿勢は明らかに異なりました。その時の彼の表情はいまでも覚えていますが、眼の輝きが明らかに違っていました。純粋に知識を得よう、今後の研究の参考にしたいという思いが、その瞳から伝わってきました。このエピソードは一例ですが、私がいままで出会った海外の人も、彼のように積極的な人が多かったと思います。

 

金井会長が仰っていた「表現の違い」とは、このような知識習得の欲求、また相手のことを知ろうという欲求から発生しているものではないのかと思いました。蛇足ですが、中国人の彼は、中国語、英語はもちろんのこと、ドイツ語と日本語も日常会話程度なら話せました。論文も拝見しましたが、非常にレベルの高いものでした。私を含めた日本人は恵まれた環境にいるのだから、もっとがんばらなければいけないと痛感させられました。

 

②事業規模について、金井会長は「売上を伸ばすためだけの事業拡大は行わない」と仰っておりました。私も同感であり、主力事業をおざなりにしトレンドばかりを追いかけては、事業は長続きしないのではと思います。世間では、事業成長を示すため、必要以上に売上を伸ばし、事業拡大を行っている企業は多いかと思います。一時的に売上と利益は伸びるかもしれませんが、結局ブームが過ぎれば、また次のトレンドを追いかけなければいけないため、経営は安定的ではないかと思います。

事業継続のために、トレンドを取り入れた製品を開発・販売することは必要であるとは思いますが、主力製品を提供し続けることが重要なのではないかと思います。そのためには、安価ではなくとも品質を担保した商品を、安定し提供することが必要かと思います。例えば、メガネを常時使用している顧客は多少高くとも品質が保証されているものを求める傾向にあるかと思います。そのような愛好者のニーズを満たし続けることが大事なのかと思いました。

 

③難民支援について、貴社は四半世紀にわたり海外難民視力支援活動を行っております。世の中、ボランティア活動を行っている企業は多くありますが、継続的に何十年も支援している企業はあまり多くないかと思います。

 

貴社の場合、メガネを提供なさっていますが、単純にメガネを支給するのではなく、現地に赴き、視力検査を行い、各個人に適したメガネを提供されています。メガネは度数が合わないとストレスを与えるため、大変素晴らしい活動であると思います。

 

極端な例かもしれませんが、私は職業柄、両足がなくとも業務を行うことができます(制約はありますが)。両耳が聞こえなくとも業務を行うことはできます。しかし、両目が見えなかった場合、全く仕事ができなくなります。それだけ、視覚というものは体にとって重要な感覚であります。実際、私の視力は0.01程度であるため、いまメガネを外してみると、現在書いている文書を全く読むことができません。金井会長が現地に行かれたとき、「失明だと思っていた人が、実は極度の近視であったことがわかった」と仰っていました。ご本人の気持ちを考えると、それは計り知れないほどの歓喜であったと思います。見えることが当たり前の環境に私はいますが、今一度、このことに感謝しなければいけないと気づかされました。

 

最後に一点恐縮ですが、私個人が気に掛かった点について、述べさせて頂きます。金井会長から頂いた資料「企業会計」にも記載されていましたが、記者では「FTIS」というシステムを導入されていらっしゃいます。このシステムでは、サーバーが90台弱、PC端末が500台強であり、保守コストに年間約1億5千万円を投じていらっしゃいます。2004頃から導入されていることから、恐らく実サーバー、実PC端末での運用がなされていると推測できます。

 

昨今、仮想化技術が目まぐるしく進化しており、大手企業では仮想化サーバーが物理サーバーと同じ土俵にまで上がってきました(中堅・中小企業での導入はまだ少ないですが)。また、デスクトップPCの仮想化を取り入れている大手企業も増えてきております。もし貴社のシステムが仮想化技術を取り入れていないのなら、仮想化システムへシフトすると、TCOを大幅に削減できる可能性がございます。これはあくまでも私の考えですので、別に弊社に依頼して欲しいとか、絶対に仮想化技術を採用して欲しいとか、そういうことではございません。ただ、もし保守コストを削減できれば、余った費用を他の投資に利用できるのではないのかと思ったまでです。参考程度に、このような技術を取り入れている企業・役所・大学が増えているとだけ知って頂ければと思います。

 

改めまして、この度は大変貴重な経験をさせて頂き、誠にありがとうございました。金井会長とお会いでき、大変光栄に思っております。今後はぜひ、大阪にも店舗を設けて頂きたいと思っておりますが、それは声を大にしては言えなことかと思います。またいつの日か、金井会長とお会いできることを願っております。末筆にて恐縮ですが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

30代男性

1.2度目の訪問

貴社へは、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科にて調査研究をしていた時に一度訪問させていただいた。今回は2度目の訪問であったため、前回お聞きした話から、発展している点、さらに強化されている点、そしていかにぶれない経営を実践されているかについて意識しながらお話を伺うこととした。

 

さらに、今回は、金井会長に直接お話をお聞きできる機会とのことであった為、前回、社会貢献活動と社内ルールに関してのお話が中心にお聞きしたことからも是非、経営についての取り組みをお聞きしたいと思っていた。

 

2.メガネを売っているのではなく「視機能の向上」を販売している

当社を訪れるたびに印象的なことは、メガネを売っているのではなく「視機能の向上」を販売しているという点である。確かに、一度富士メガネでメガネを購入した顧客は、その関係性を考慮して再び、富士メガネで購入するようになるのだと思われる。マーケティングの大家フリップコトラーも最新の著書で低成長時代に成長する条件として顧客、地域との「関係性」をキーワードとして論じている。

 

不況だ、不況だと言っている経営者にはこの点を真摯に受け止め富士メガネの経営哲学を学ぶことが必要だと真剣に思われる。少しでもそれら迷える経営者が富士メガネの経営に触れる機会をマスコミ、メディアには作って欲しいと切に願う。

 

3.CSRについて

私は栃木県、宇都宮市のCSR推進協議会の委員を委託されて企業に対する認証制度設計に関与している。一般論として地方行政の考えているCSRとは地域行事への企業としての参画、女性の雇用率の、ボランティア活動への社員の参加等が主であり、企業活動や戦略とリンクしたCSRはまだまだ少ないというところが実態である。

 

貴社のCSRへの取り組みを見ていると、企業活動そのもの、または通常の企業活動と一体になった取組と感じることができる。さらに、社員教育としての位置づけ、従業員の自己成長の場といろいろな観点から効果がある取組の様にも思える点は一つのCSRの効果として挙げられるのではなかろうか。

 

今度の時代の流れとして、CSR活動に地域企業が前向きに取り組んでいくことは必要不可欠になるかと思われることからも、事例として多くの企業に知ってもらいたい取り組みであると改めて実感した。

 

 

4.財務的視点から

業務がら、財務的アプローチで企業を調査分析していることもあり、いただいた業界の財務資料は興味深いものとなった。とりわけ、業界の財務資料から注視せざる負えない点は、業界10位の業容であるにも関わらず、利益額が3位という恐るべき逆転現象にあると思われる。業容上位企業とはかなりの売上差があるにも関わらず他社が赤字、もしくはかろうじて黒字確保の状況でとどまっているにも関わらず安定した収益を上げている点は正しい経営が以下に財務的基盤の安定をもたらすかを示す指針となりうる。

 

また、業界の利益状況をみると、もはや安売りでの展開には限界があるかのようにも思われる。廉価な海外製品が主流となり、産地として福井県の鯖江市すらも産業として成り立たなくなりつつある今、まさにこの業績は偉業といえるのではなかろうか。メガネ業以外の業界にもこの現実を知ってもらい地域企業としてのあるべき姿を再認識してもらえる材料となることは有効なことだと考える。

 

5.中核は社員(会長のお言葉)

会長のお話の中でも印象的であったのは、「中核は社員」とのお言葉であった。チームプレーやメンタルを重視したその取り組みは、新ためて人本主義の経営を貫かれていること認識させられた。しかしながら、その実践を可能とする裏側には、社員の方々の並々ならぬ日ごろの努力、研鑽があってこそなのだと伝わってきた。店舗に入った時のあの空気感は何とも言えぬもので、非常にアットホーム且つ、リラックスできる空間で通常の「売り場」ではないような印象を毎回受ける。さらに、量と質のバランスとのお話は非常に伝わりやすく経営の本質が理解出来た。

 

6.日本でいちばん大切にしたい会社として

貴社は第3回「日本でいちばん大切したい会社」大賞にて経済産業大臣賞を受賞したが、その理由を審査基準に照らし合わせて思案してみたが、業績の安定、社会への貢献度が非常に高いことが評価されての受賞ではないかと思われる。

 

これまで、未来工業、ツムラが表彰されてきたが、当社の受賞は事業を通してグローバルな貢献を行い続けているという点で、これまでの会社と若干あり方が違っているのかなと思われる点があった。財務的視点からのでも述べたように業界の他社と比べても業績の安定度も高く、業種は違えども伊那食品工業を思わせる安定ぶりだと思われる。さらに、女性の登用、さらにキャリア志向はまさに日本でいちばん大切にしたい会社に共通する考え方であると思われる。

 

7.まとめ

これまで、多くの企業を訪問して感じていることはその企業のストーリー、背景を知れば知るほどその会社の商品、サービスを購入して見たくなるという点である。ただ、お菓子屋さん、レストラン等差別化が図りやすく、付加価値がつきやすい業種、業態であれば簡単に購入できるがメガネはそのハードルが高いといえよう。しかしながら、いつの日かメガネを購入するのであれば必ずこの会社で買おうと思ってしまう。この感覚は、訪問終えた今、逆に驚きでもある。そして、その手法は、地域で商売をする中小企業の手本となりうるとともに、人口減少時代の企業の有り方のヒントを提示しているようにも思える。いつの日かまた再度訪問して、その発展した姿を見ることがとても楽しみである。

 

訪問した率直な感想は、超ど級の経営を実践しているということを新ためて再認識できたということである。そして、この低成長の時代に持続可能な成長発展をどのようなアプローチから行えば良いのかが改めて腑に落ちた。私自身も会社を設立して3年、これから人材を登用して成長戦略に向けて進んで行こうとしている矢先であったために大いに勉強になったとともに、自分の道は誤っていないと確信にいたったところである。

50代女性

はじめに、お忙しいところ、丁寧なご対応くださいました、金井会長はじめスタッフの皆様に感謝いたします。また、今回企画していただきました、「いい会社」研究会の皆様に感謝申し上げます。

 

今回の見学会を通して、「立派な経営は、社会全体の幸福につながり、人のふるまい方やサービスの背後には経営理念があり、創業の精神が息づいている。」と感じさせていただきました。

 

私が「富士メガネ」を知ったきっかけは「いい会社」の勉強会でした。勉強会で、松下幸之助氏との出会いの逸話をお聞きしたとき、「どういうメガネ屋さんなんだろう、一度行ってみたい、一度メガネを作ってみたい」と思いました。

ホームページを見させていただいたいだけでも、いままでのメガネさんとは違うと感じました。私が知っているメガネ屋さんはメガネそのものを売るところ、ハードとしてのメガネを売るところでしたが、富士メガネさんはメガネを売るより専門知識、「ビジョンケア」をベースとした付加価値の高いサービスの提供(ソフト)を売っている会社でした。

まさに他にない、メガネを通してのホスピタリティーなメガネ屋さんです。

ここに至るまでの歴史、背景が知りたくなり今回に見学会に参加を決めました。

 

そしてまず、特記したいことは「海外支援難民視力支援活動」が今年で31年目を迎えるという。

日本で初めての「ナンセン難民賞」の受賞、本当におめでとうございます。

一言で30年と言ってしまえばあっいう間かもしれないが、並みならぬ困難があったことと思います。

ここまで続いた背景にはアメリカ留学で体感したボランティア精神と金井会長の使命感(ミッション)「視力ケアを通して人を助ける喜び」、の情熱があってのことと思います。

そして「視援隊」としての航海が始まった。

その根底にあるのは、創業者金井武雄氏から連綿と流れている「サービスの質」にこだわった事業理念と社風があるように思いました。

【社是】

「社会に必要となれ、役立つ存在、尊敬され、自立した存在を目指した。

お客様の喜ぶ姿を見て満足した。

お客様のためになるなら、損得を度外視してサービスを提供する」

 

とても素晴らしい言葉で感動しました。

アフターケアが行き届いていて、メガネの修理は無償とのこと。

 

サービス理念を明確にした人材育成も随所に見らました。

洗練られた身のこなし、応対、そして、高い技術力。

富士メガネ屋さんに行った人は、「ビジョンケア」をベースとした付加価値の高いサービスの提供に感動し、リピータ率が高い。

 

感動を与えることが成功の秘訣のように思います。

 

自社に強みを知り、生かし切っているところも大いに学びになりました。

 

ありがとうございました。





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