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2014年2月20日 株式会社沖縄教育出版様訪問感想文

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50代女性

会社はビルの5階にあり、エレベーターを降りるとすでに崎山さんが玄関外で待っておられて、明るく元気に迎えてくださり、人を大切にされている姿勢が出会った瞬間から感じられ、温かい気持ちに包まれました。

エレベーターを降りたら廊下があると勝手に思い込んでいた私の想像と違い、そこは、観葉植物やお花が並び、広いオープンスペースになっており、ステキな空間でした。

 

上の階に行く階段の一段一段には、インターンシップ生がつくったという歓迎の文字が並んでいて、会社内に入る前に、まず感動しました。インターン生に対して、マニュアルはなく、自分たちで考えて仕事をしてもらっているという話に、指示を出すことは簡単ですが、それでは人は育たないですし、信じて任せる教育のすばらしさを感じました。

玄関には、めだかの水槽と大きな花瓶に生けた見事なお花がありました。社内環境も自分たちで自主的に考えてつくっているということで、おもてなしの心が感じられます。

「沖縄教育出版」という会社名なのに、健康食品販売なども手掛けており、どうして?と疑問に思っていましたが、その過程には会長さんの病気体験があったことを知り、そこから「地球上に住む全ての人々が、健康で平和に暮らせる社会をつくる~」という壮大な理念が誕生したことを納得しました。

沖縄教育出版も、「めだかの学校」にある「だ~れが生徒か先生か~」の歌詞のように、会長と社長以外は、役職はなく、みな平等とのことです。職員、学生、障がいのあるなし、年齢に関係なく、一度出会えば誰からでも学び合い刺激し合える関係を築いている会社だということが、崎山さんのお話から感動と共に伝わってきました

「人とのつながりが人生を豊かにする」ということで、社員同士のコミュニケーションをしっかり取るために、水曜日以外は、休憩室で全員一緒に昼食をとるということです。しかも、机を全部くっつけて、座る順番もシャッフルし、仲間はずれがないような工夫もされています。そこで、お互いの情報交換をし、楽しむだけでなく、困っている方やちょっと落ち込んでいる人を皆でフォローしていくという。

 

理念の続き「~みんなで力を合わせて、働きがいのある楽しい職場環境を創り~」を

このように実践されており、ここまで社員を教育する環境をつくっていることに驚き、やればできるのだという勇気をいただき、自分も今後少しでも実行できるようにしたいと思いました。そして、そのような細かい気配りがあるから、社員が協力し、知恵を出し合い、成長し続けているのだと感じました。

 

社内には、黄色の貼り紙が壁中に貼られていて、驚きました。これは、社長さんが、いろんな方の講演会や本などから、社員の方と共有したいと思ったいい言葉を標語にし、朝礼で唱和しているということです。心に響く言葉が壁一面に貼ってありました。  プラスの言葉、マイナスの言葉、自分の発する言葉が、自らに一番影響する。いい言葉を使うと、いい生活習慣、いい心構えができ、いい人生になるということで行っていて、常に向上していこうという高い志を感じます。

 

また売上という言葉はなく、「お役立ち」という言葉で、常にお客様に満足していただける対応をしています。健康へのお役立ちホームドクターとして、電話対応の方が、きちんと飲んでないお客さんには「もう電話しないから」と本気で叱ることができるという。そこまで本気でお客様と向き合っている会社はあるのでしょうか?

 

お客様を叱ることができるまでの信頼関係がしっかりと積み上がっていることは、日々の思いやりと努力の結果であり、まさに、理念の続き「~お役立ちの喜びを、実践しています」が実践されています。

信頼関係や絆を深めるためのマニュアルはなく、人を感動させることをオリジナルでそれぞれが考えて仕事をしているとのこと。その結果、1500通の年賀状が届き、鮭やレモンなどの品も届くという。私の想像をはるかに超えるエピソード満載のすばらしい会社です。

また、定年は働く意欲がなくなったときということで、19歳~73歳の方までいらっしゃるというのも驚きで、まさに家族のように、みなさん生き生きと働いていらっしゃいました。

さらに、一人一情報を出勤したら毎日、128文字で書き、社長に報告するという、「心の絆」新聞が毎日発刊されていることに驚きました。考える習慣をつけるために、どうしたら会社が良くなるかを考えたり、お得意様との感動のエピソードなどが掲載され、情報を共有し、困っていることがあったらお互いに助け合う。また、会長からは、大切な想いや社員の方に伝えたいことが毎日届くそうです。毎日続けていくには、たゆまぬ努力が必要です。それを全員がやっていることが、すばらしいですし、会社が伸び続けている原点だと納得できました。

「ありがとうカード」があり、書いた人も書かれた人にも、「ありがとうマネー」という社内流通マネーがもらえて、社員購入に利用できるシステムもあります。

そのような仕組みがあると、「ありがとう」が意識して使われて、温かい気持ちが

いっぱいになり、人にやさしくなれると思いました。

また障害者も雇用しており、最初「おはようございます」が言えるまで5分もかかった方がいて、みなでずっと言えるまで待ったそうです。その方が、今では、全員をまとめるリーダーにまで成長し、講演会で話すまでに成長され、現在13年目ということ。待つということの大切さと教育のすばらしさが感じられます。

できないことはないと信じて、待つ姿勢、できるまで挑戦させることが、本人の成長を促し、自信にもつながっていると思います。一家の大黒柱になっている人もいるという。

障害者を持つ親として、どんなに心強く、うれしいことでしょう。

障害があっても、誰もが成長する力を持っていることを信じて、温かく見守り、またやさしさだけでなく、厳しさもあり、対等の関係をしっかりと築いていることがすばらしいと思います。人を育て、成長できるよう導く、学校のような会社だと思いました。

私も、個人で、障害者の自立支援のうどん屋として、障害者を雇用する目的ではなく、企業に就職できるまでの中間的お手伝いを8年していますが、やはり、まったくおしゃべりができなかった発達障害の方が、少しずつ話しができるようになり、1行の文を書くのに、15分もかかっていたのが、同じ時間で半ページもスラスラと書けるようになったりと訓練すれば、出来るようになるという経験が多々あります。少し時間はかかっても、待つ姿勢は本当に大事ですし、その方を信じることが一番必要な事と思います。

そのことを、今回の訪問で、さらに実感できました。

今までは、自立するのに必要なスキル訓練や教育をし、社会に送り出すということで、雇用を目的にしていませんでした。でも、障害者の保護者たちや本人と接していると施設に入るのではなく、一般就労して給料をもらい、自立するということが、ほとんどの方の願いでした。

そんな願いを実現できるような仕事起こしを仲間と今考えています。

今回の訪問から学ばせていただいたことは、社員一人ひとりを大切にし、思いやるからこそ、いい仕事ができ、また、いい言葉を使うことで、いい人生になるということを学び、その成果も実感でき、「お役立ち」の精神を今後の仕事にいかして、努力を重ねていきたいと思いました。

そして、障害者はかわいそうな人という社会の偏見を取り、誰もが対等な関係なのだということを多くの方に理解してもらえるよう頑張りたいと思います。

この度は、とても貴重な学びをいただき、心より感謝しております。

40代女性

この度、2月20日に沖縄教育出版様を訪問させていただき、ありがとうございました。

 

沖縄教育出版様は、日本一ながくて楽しい朝礼を行ってることで知られており、また、障がい者雇用や地域のお掃除のボランチィア活動等も積極的に行っている、とても前向きな取り組みをされている素晴らしい会社でした。

 

具体的には、社員が社内でグループをつくり、同じ仲間でかたまらないよう、社員全体の調和を考慮し、昼食の外食は禁止で、社内で食事を摂るのが基本になっており、食事の時や仕事をするデスクの座席も時々席替えをしたりしながら、社員同士の調和を保っています。また、社員全員が毎日コメントを提出し、社長や会長も社員一人ひとりがどんな仕事をしているか、どんなことを考えているか等がわかるような仕組みづくりがされていたり、その一部を「心の絆新聞」として毎日作成して張り出し、社員同士が励まし、相談し合えるような、社員間の透明化を図ったり、さまざまな工夫がされていました。

 

多くの職場で離職率が高い原因は、人間関係が上手くいかないことにあり、このような沖縄教育出版様のような社員の透明化を図ったり、調和を保つ取り組みが、社員を孤独にさせない、社員一人ひとりを大切にすることに繋がり、そのような温かい文化が根付くことが、社員の幸せを考える上で重要であり、「いい会社」に必要不可欠な要素だと感じました。

 

また、心を育て、人間性を高める取り組みの一つとして、「朝掃除」がありました。朝、トイレをはじめ、近所の小学校の通学路の掃除までも、朝、全員で行っています。しかも、やらなければならない…という、やらされている義務的なものではなく、自主的に自ら率先して行っています。小学校の通学路は、その通りに「あいさつ通り」と名前がつけられるほどです。

 

今日において、家庭で子どもを育てる(心、しつけ)ことができていない親が増えているといいます。ややもすると、「早く幼稚園に行って、トイレやお箸の使い方を教わって欲しい。」と嘆くお母さんもいるようです。このような他人任せで心が豊でない親が増えていることは残念です。しかし、沖縄教育出版様のような、「自立めだかの学校」を目指して、誰もが生徒にもなり、先生にもなる、という考えの基、共に成長できる会社が増えることで、このような社会的現象が少しでも改善されていく、一つの要素になるのではと感じました。

 

また、社内に止まらず、社会貢献を通じて、地域を巻き込みながら、地域と共に成長し歩み続けていることも素晴らしいと思いました。地域にとって必要な存在の会社になり、会社がその地域に存在する意味を成していくことが、とても大切であることを学びました。

 

そして、掃除に限らず、生け花など、環境によるおもてなし…お客様や社員のみなさんへの配慮を社員が自ら率先して行っていることにも驚きました。そのため、見学をさせていただいていても、社内のあちらこちらに「良い言葉」が貼られていたり、生け花がとても見事にあしらわれていたりと、とても温かみを感じ、「ありがとう」のおもてなしを受けている実感がありました。

 

それから、障がい者雇用に力を入れていることも、沖縄教育出版様の魅力と感じました。具体的には、全社員133名中、12名の方がハンディキャップのある方であり、全員正社員。配送センターの14名の社員の内、10名がハンディキャップのある方で、その方々が中心となって仕事を回しています。

 

障がい者雇用を始めるそもそものきっかけは、「心身に障がいがあっても仕事に障がいはない。」という言葉に川畑会長が感銘を受け、その講演を聞いた翌年から障がい者雇用を始めたとのこと。そのスピードには驚かされます。また、そのスピードについていっている社員のみなさんも凄いです。やはり、ことを為す時は、スピードと決断が重要と感じますが、なかなかできることばかりではなく、ましてや、障がい者雇用は、社員に知識も経験もなければ躊躇したり、受け入れもままならない状況のはずです。それを、一人の人として、社員のみなさんで受け入れ、対応を考え、ハンディキャップがあってもなくても、誰もが輝いて仕事ができ、一緒に成長できる職場づくりができていることに深い学びを覚えます。また、ジョブコーチはい入れず、自分たちで「共に育つ教育をするんだ」という信念の基、常に寄り添う関係性が育まれ、教育という基盤に、ハンディキャップのある方からの貴重な学びがプラスされ、思いやりや優しさ、素直さといった心の育成が自然となされる職場環境づくりは、何にも替え難い文化だと思いました。

 

そして、「マニュアルがない」ことが、沖縄教育出版様の特徴の一つであることも、この訪問で知ることができました。全て、社員のみなさん一人ひとりが考え、行動したり、実践したりしていくことで、「いい会社」を創り上げていることがよく分かりました。つまりは、マニュアルがないことで、社員自らが考え行動するしかなく、そこには、厳しさも生まれますが、そうすることで、自己の責任感が生まれ、誇りを持って仕事に取り組めると思います。そして、それを評価する仕組みがあり、それが、自信に繋がり、より工夫を重ね、仕事に励むという良循環が生まれていくのだと知ることができました。

 

私は、『心を育てる』感動コミックVOL.5 全員主役の感動創造企業縄教育出版Ⅰを読ませていただき、読んでいる間にも感動で胸がいっぱいになり、涙が止まらず、泣きながら読みました。ここに描かれているストーリーの数々…このような一つ一つの積み重ねが会社にとって、とても重要であり、そのストーリーをシャボン玉のように消えてなくなるものではなく、しっかりとした足跡として、大切に刻み込み、社員一人ひとりに感謝しながら会社の歴史に残していくことは、とても意味のあるものだと実感しました。また、社員のみなさんの教育ばかりでなく、私たちのような訪問者など、関わる全ての人に感動を与え、心を育てることができる会社は、数少ないと思います。何事も本質を見極めることが大切だと感じました。

 

今回、沖縄教育出版様へ会社訪問をさせていただき、大変多くの気づきと学びをいただきました。とても貴重な時間をいただき、感謝申し上げます。ここで学んだことを自分ができるところから実行していきます。どうもありがとうございました。

20代男性

この度はお忙しいところお時間を割いて頂き誠にありがとうございました。

 

今回の沖縄教育出版様の企業訪問を通じて学んだことは数多くあり、とても貴重な経験でした。またそれらの経験は今後の自分の人生で活かしていきたいと思います。オフィスからの景色は素晴らしく、階段に企業理念I am OK, You are OK, We are OK.の絵が書いておりとてもあったかみのあるオフィスでした。中に入りますとの学校のような雰囲気で力強い言葉がたくさん貼られていてその空間にいただけでとても元気になるような気がしました。

 

沖縄教育出版様での見学で学んだ事は数多くありましたが、その中で大きく分けて3つあります。それは明るさ、思いやり、一体感です。私は大学で中小企業を対象にした経験があり、幾つかの中小企業を訪問させていただきましたが、その中でも沖縄教育出版様のこれらの3つは特に素晴らしいものでした。

 

たくさん壁に貼られた独自の賞や、社員さんのほとんどが女性の方のおかげか社内にはいってすぐ明るい会社だなと気付きました。しかし、コールセンターの中はもっと明るく楽しそうは感じがすぐに分かりました。お客様と電話している方がとても元気にお話されていました。それもマニュアルが存在しないということでそのような通信販売の企業は初めてでびっくりいたしました。またいけないことだとは思いつつも話していらっしゃる内容を少し聞いていたところ、「お体の調子はどうですか?元気にされていますか?」などと本当に人間味、あったかみのある素晴らしいサービスだなと思いました。絶対お客様の中に沖縄教育出版様の電話を楽しみに待っている人がいるだろうなと思うと同時に、僕自身このように温かい電話をいただけるなら商品を買いたいなとその場で思っていました。社内の明るい雰囲気は本当に素晴らしいと思いました。

 

また崎山さんからのお話でとても思いやりのある会社だと思いました。障害者雇用を推進されており、障害を持った方々たいしても普通の方のように接する姿勢は素晴らしいと思いました。その中で崎山さんのいくつかのストーリーがとても心に響きました。一人の障害者の方が「初めは仕事も何もできなくて、職場では何もしたくないから公園で遊びたいと言ったから公園に一緒にいき遊んだ。そういったことから教育を始めていった」といった話だったり、「朝礼の時におはようございますが言えなかった方がいても誰かが助けてあげて言わせるのではなく、その人自身からいうのを5分以上も緊迫した空気で待っていた」といった話は本当に感動いたしました。その方々が今では 重要なポジションについていて後輩の方々をまとめたり、一言でその場をしめたり日々仕事を通じて成長されているのだなと思いました。たくさんのおもいやりのある社員の方々に囲まれて成長できるのは本当に幸せなことなのだと同時に気づきました。

 

そのように皆さんが一生懸命頑張るからこそ生まれる一体感はものすごいパワーなんだろうと思いました。誰か悩んでいる方がいればお昼や別の時間を使ってその人を元気にしたり、あえてそっとしたりと社員さんのなかの良さがひしひしと伝わりました。

 

今回の訪問を通じて学んだことは言葉に出来ない肌で感じたことも多く、実際にいって見てわかる「自分も頑張ろう」と思える空気が沖縄教育出版様の空気なのではないかと思いました。

 

これから社会にでる一大学生ですが、社会に出る前に沖縄教育出版様にできましたことを誠に光栄に思います。今回の訪問を通じて経験出来たこと、学んだことは忘れず、実践し自分の物にしていきたいと思います。

この度はお忙しいところ本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。

 

30代男性

訪問させていただいて映像で記憶に残っているのは壁一面に張られた標語です。

習字や印刷、図での表示、様々ですが、すべては経営者の「従業員を育てたい、成長してほしい。」その想いが、あれもこれもと現れているように感じました。

目について記憶に残っている標語を一つ挙げておきます「幸いにして 過去と他人は変えることが出来ない」

 

これが私の記憶に残っている、ということは、きっとそのとき私に必要だと自分の頭のどこかにあったのであろうと想像します。

このように壁一面にある標語は、社員さんのその時々に、すっと心に入ってきて大きな役割を果たしているのではないかと予想しました。

 

人が成長するには時間が掛かります。会社の成長は人の成長です。社員が成長するまで待てるからこそ会社が成長し良くなっていくのでしょう。どう教育するのかも大切ですが、待てるか?が大切で、そのためには会社は金銭的・気持ちにも余裕が必要です。これをどう経営するのかが大切に思いました。

 

また、経営理念の唱和を朝礼でされるようで、その時の一体感のために理念の文字の区切り(息継ぎ)に赤い点が付いていました。声を合わせることも仲間の一体感を出すために使う。出来ることは何でも使う姿勢と発想がすごいと思います。

 

聞くところによると社長は「いい!」と思ったことは直ぐに会社に取り入れるそうで、更に社員さんの承認などは得ずに取り入れるとのことで、それについて社員さんに「困ったなと思いませんか?」と聞いたところ「決まったことをブツブツ言うより、それをどうやったらうまく行くか?考えます。」と仰っていました。この前向きな姿勢も魅力的であり、このチャレンジングな風土も少しずつ育ててきたのでしょう。

 

障害者雇用も社長が独断で決めたそうで、社員さんはその時もその前向きな姿勢でやってきたそうです。

 

社員が反抗的な態度を取らないのは「正しいことを社長はやっている、言っている」と知っている、信じているからなのでしょう。会長や社長が信頼されているのですね。

社員に毎日報告書を128文字?で書いてもらい、それをまとめて翌日社員に配布する取り組みをされていました。これによって、誰がどんな良い取り組みをしているか、誰がどんなことを考えているか、誰がどんな悩みを持っているか困っているかを知る事が出来、協力できる人が自然とその人を助けるような形が出来ているそうです。会社の風通しを良くし、孤立させず、仲間意識を持ってもらい、社員のアイデアダシにも一役買って、と良い事ずくめのように感じます。

 

この様に、社員に成長してもらうために、社長も常に新しいものを取り入れて学んでおられるようです。「クレド」を作ってみたが、結局会社に合わなかったため取りやめにしたお話を聞き、良かったものは続け、良くなかったものはすぐに止める、日々試行錯誤して今の状態があることを知りました。いい会社の社長は常に学び続け、学びを「実行」されています。

 

会社は基本的にマニュアル無しと決めているそうで、それはインターンシップの学生さんも同じで、自らやりたいことを考えてもらって、自分で提案し、自分で行動出来るようにしてもらうためだそうです。そのため、社員もお客様と接する際に相手のことを本当に考えて電話などでコミュニケーションを取るようになるそうです。時にはお客様を叱るような場面もあるそうです。それはもちろんお客様のことを思っての行動です。言って欲しいことを言ってあげるのが優しさではなく、相手に本当に必要なことを伝える、本物の優しさを感じます。そのため、コールセンターでの電話という限られたコミュニケーションで「生きる希望を電話一本で届ける事が出来る。」と知ったとお話になられました。これも、ある意味で仕事の域を超えているように思います。

 

時間と手間をかけることを良しとしている会社なので、この様な対応が出来るし、これによって社員とお客様の間の繋がりが強くなり、人と人の間の心のやり取りが出来る素晴らしい仕事として、社員さんも仕事のやりがいが大いに感じられるのではないでしょうか。

今回お話を聞かせていただいた社員さんは社長に反抗して一旦会社を退職し、別の会社で働いたあと、数字ばかり追いかける(別の)会社のやり方に満たされない気持ちを持っていたところを、社長に声を掛けられて戻ってきたそうです。

戻りたくなるような会社、それだけでいい会社だと思いますが、辞めていった社員を心に留めている、これも素晴らしい社長なのだろうと思いました。

 

社員のほとんどが女性なのですが、その理由が社長の「沖縄のリーダーをたくさん輩出したい。」思いから、会社で育った男性が自由に外へ出てゆくのを奨励しているそうです。外で頑張ってもらいたい、外に出た人でも活躍しているのでそれで良い。その考えは会社の利益という枠を軽々と飛び越えて、世の中の役に立つという大きな視点で考えておられることが分かります。

 

同じ意味のエピソードで、沖縄教育出版さんは朝に会社前の道を掃除する習慣を続けており、通学途中の子供たちや道行く人に朝の挨拶をしているそうです。その通りには子供にはあまり良くない影響を及ぼすような飲食店が有ったそうですが、社長(現会長)が話しに行って営業時間帯をずらしてもらったりしているうちに、そのような店は別の場所へ移ってゆき、この通りには無くなったそうです。そして社長が「ここは将来『あいさつ通り』になるからな」と言っていたそうですが、実際に最近は地域の皆さんから「あいさつ通り」と呼ばれるようになったとのこと。このような経営者が身近にいたら誰もが尊敬するでしょう。

 

現会長の経営はこのように社員を引っ張ってゆく形のものだったそうですが、現社長は皆で力を合わせての形になっているそうです。時代によって経営の方法が変わるのか、初代と二代目の経営方法が異なる方が良いのかはわかりませんが、現状としてその形がマッチしているようです。

一見、普通の会社のように見えますが、所々にいくつも工夫がされていて、良い仕組みや流れがあり、活気があって、何やら底力を感じる。そんな会社だと思いました。

訪問させていただき、ありがとうございました。

40代女性

先日はお忙しい中、貴重なお話を頂きまして、ありがとうございました。

・入口からガンガンに「これが沖縄教育出版だ!」という雰囲気を感じるのかと思っていましたが、とても穏やかな清々しい感じで、来るものこばまずのような包み込む温かさを感じました。階段に描かれた文字や、飾られたお華の影響もあると思いますが、流れてくる空気感がとても穏やかでした。

・19歳~73歳という年齢の幅があっても、それをシャッフルする仕組み(食堂の席順や表彰制度など)が効いていて、とても良い刺激をあたえ合っているように感じました。

 

年齢の多様化は、これからますます必要になってくると認識しています。企業によっては年齢層に偏りが出ていますが、うまく分布しているように感じました。

 

また、アフターさんは年齢層が高いようでしたが、その年齢だからこそできる仕事があることに気づきました。

ピラミッド型の組織だと年齢が高い人は役職が上の方に行って、適材適所から外れてしまうのに対し、役職なしのフラット型組織であり、女性がほとんどということで、年齢を活かした仕事という理想の形が成り立っているように思いました。

 

・いろいろなことに対して、特にルールを設けないで実行されているところが、すばらしいと思いました。

 企業理念に反することは「してはいけない」ことであり、他にマニュアルはないというところに、かえって企業理念の重要性を感じました。「企業理念とはかく在るべし」と思いました。

 

その文化が川端会長の引退と共に衰退しかけたと、『一人ひとりの命が輝く経営』にありました。その時に文化を守ってくれたのが養護学校からきた方々であり、自分のやろうと決めたことを愚直にし続ける強さというものを感じました。

 

また、何が企業文化を形成しているのか、その原動力は何かということをきちんと把握しておき、その状態を常に気に掛けておくことが重要だと思いました。

・早朝出勤して掃除した後は、仕事をしていると思っていましたが、「8時半までは仕事をしてはいけない、自分を磨くための時間である」としているところに感動しました。自宅で勉強しようとしてもなかなか進みませんが、会社で同じように自分を磨いている仲間のもとで、同じ時を過ごすだけでもやる気が100倍になるように思いました。みんなが同じ思いを共有しているので、勉強することに対する周りへの気遣いも不要ですし、邪魔をする人もいないという環境は、有難いだろうなぁと思いました。

・先日私の上司より、『上司は思いつきでものを言う』という本を読むように言われて読みました。上司が思いつきでものをいうのには背景があるとの論でしたが、川端会長の思いつき行動(学んだことを即取り入れて実行する)は、背景から押し出されたものではなく、前進するためのものであり、とてもステキだと思いました。またそれを実行する際に、「どうせやるなら、楽しくやろう」としている社員の方々もすばらしいと思いました。信頼関係があるからこそ、自分ごととして楽しもうと思うのだと感じました。

 

また、即取り入れてみるものの、自社に合わないと思ったらドンドン削除していくのにもとても好感を持ちました。上司が思いつきでものを言って配下が迷惑するのは、うまくいかなかったのにそのまま維持させられることです。うまくいくまで工夫する必要があることもありますが、大抵は他社のマネや本の受け売りなので、合わないとわかった時点で川端会長のように取り下げていって欲しいと思いました。一度指示したことを「止める」「取り下げる」ということは、度量が大きくないとできないことなので、そういう観点からもすばらしい方だなと思いました。

 

(当日は川端会長にお目にかかることができなくて、とても残念でした。)

・社内の至る所に貼ってある標語がとてもよかったです。ふと目にしますので、毎日ものすごい量の啓蒙を受けていると思いました。特に印象に残ったのは、「ビジョンの追求ではなく理念の追求、目標の追求ではなく目的の追求」です。

本当に大切にしなくてはならないことは何かという、絶対に忘れてはいけないものの、つい後回しになってしまうことを実行する意識を持ち続けることができる仕掛けだと思いました。

・社員の方々は毎日128文字の内省を行い、また他の社員の良いところを見つけています。毎日行うことの効果は計り知れないものがあると思います。それに加えて、毎日数名をピックアップした社内報の発行・・・。それを見て判断される川端賞!善行動を推進するための継続する仕組みが整っていると思いました。

・「共に学び共に育ち共に生きる」をモットーに挙げていらっしゃいますが、これを実現しているのが「役割のみの役職なし」のフラット組織だと思いました。「共に学び」といっても、多くの会社では「学ぶ側」と「教える側」が役職を元に二分されています。「共に育ち、共に生きる」にはある種の平等感が必要だと思うのですが、それがフラット組織にはあると思いました。「めだかの学校」として意識づけをしているところも、仕掛けが効いていると思いました。

・障がい者に対する心の持ちようを教えて頂きました。崎山さまのお話でも感動したのですが、『沖縄教育出版Ⅰ』にも出てきました。できなくても仕方がない、言ってもわかってもらえないと線を引くのではなく、同じ人間として必要なことは指導していくことで、どんどん成長していく様子が感動的でした。

「心身に障害があっても、仕事に障害はない」というのは名言だと思いました。こういう意識が日本全体に共有されていくことを願っています。

・『沖縄教育出版Ⅰ』にありました、遅刻に対する考え方がとても印象的でした。遅刻をするということは、仕事に対する心ができていないから休んでもらうというのは、仕事に対する真剣さからくるものだと思いました。「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」という考え方が残っている日本において、ここまで真摯な取り組みをしているところは少ないと思います。こういうところから緊張感をもたらして、その人の能力をどんどん引き出すきっかけになっているのだと感じました。

末筆ながら、皆さまのご健康と今後益々のご発展をお祈り致します。 

この度は、本当に貴重なお時間を割いて頂きまして、ありがとうございました。

この学びを「いい会社」を増やす活動に活かしていきます。         

30代男性

私の中にまた新しいベンチマークの会社が出来上がりました。事前に予習はしておりましたが、“教育出版”の名残というか旧態依然的なものを心の中では期待していたのですが、ある意味一致しある意味不一致でした。

 

最初に見た階段に書かれた色彩豊かなネームプレートは見事でした。

ご案内頂きました崎山さんは、感覚的にも優秀さが伝わってくる方で私的には『崎山さんがご案内してくれてよかったな』と思いました。というのも、会社訪問で大切なのは意外と“案内者”と私個人では思っています。ある種の広告塔となり、会社のイメージリーダーとなりうるからです。今回の訪問前に私が抱いていた沖縄教育出版の社員さんというと、堅物の中年男性かまじめすぎるくらいの女性を思っていました。そこに崎山さんがいらっしゃったので驚きでした。同時に崎山さんが退社されてまた復帰したというのも納得でした。それは、沖縄教育出版には崎山さんが必要だからです。営業的にも優れている感覚はありますし、同時に変化を起こし前進させる社内環境作りにはもってこいの存在と思います。川畑会長が引っ張り戻した理由が非常によくわかりました。

 

 会社のシステムについても非常に興味深かったです。沖縄教育出版さんのようなある意味珍しい会社さんは自家培養的に会社の仕組みが出来上がってきたのかと思っていましたが、他社の良いところを積極的に採用しているということを聞いてびっくりしました。

 

『ありがとうまねー』の制度や、六花亭の『三行提報』をすぐに実行したという話も非常に興味深かったです。多くの会社が取り入れようとしてもなかなかその一歩が踏み出せないでいますが、いいと思った次の日には実行というのも“へーーーー”と驚かせられました。崎山さんから伺った『三行提報』を行う事で、お互いを知り社内の孤独感やクレームのストレスを共有するというお話を聞けたのはうれしかったです。同じような日報を提出する会社はありますが、コミュニケーション以上に社員さんの負担になっている例をいくつか見てきているので、会社が変わるとこれだけ違うのだなという印象です。

 

定年が80歳というのも印象的でした。私には言えなかった言葉ですし、現状では言えません。そこまで腹を決めて社員と心中する気持ちで会社をしている証拠と思います。感服致します。

 

現在インターン生を積極的に採用したいと思っている私にとってインターン生が年間150~200名採用しているというお話は非常に興味が湧きました。インターン生を募集しておりますが、なかなか応募してくれる方はいらっしゃいません。やはり自分が若い時にも思っておりましたが、やりがいのある会社にインターンしたいというのはいつの時代も同じだと思います。そのようなヤル気ある若い力を集められているのは、大変羨ましく思います。またインターン生用のプログラムを用意していないというのも面白かったです。どうしても最近の若い世代の方々は、お膳立てしてあげないとなかなか動かないということがあって、どうしてもこちらでヒントや問題提起などをしてしまいますが、そこを『仕事は与えるものではない、作るものだ』という考え方は心を打ちました。私は旅館コンサルティング業を行っていて、どうしてもクライアントの期待に応えようと結果を優先させてしまい、クライアントの成長を待たずに私がお膳立てしてしまいます。自力を付けさせることが同じように必要な仕事をしておりますが、改めて自分の仕事の在り方を考えさせていただきましたありがとうございました。

 

 あと、コールセンターに貼ってあったホワイトボードの利用法は早速私のクライアントに導入してもらいました。これまでホワイトボードというと業務情報の共有場所というイメージがありましたが、もっとフランクに使えるコミュニケーションツールとしての役割を学ばせて頂きました。私の子供の幼馴染が学習障害のLDと言われております(医師より)。ほとんど赤ちゃんの頃から一緒に遊んで育っていますので、私も自分の子供の様に大好きでいい子です。しかし、学習障害があるためにご両親は将来をすこーーーしだけですが悲観されていて、なんとか協力できないものかと思っています。10年後に私の会社がもう少し大きくなったらその子を雇用したいと思っています。その為にも今回の訪問は大切な時間を過ごしたかったです。感想ですが、やはり生の声は違うなと思いました。障害のある方の話をする時の崎山さんのお顔が忘れられません。本当に生き生きとした表情をされていて、逸話を説明する時の口調も聞いていてこちらの心が躍るようでした。ありがとうございました。

 

障害者でも健常者でも同じという考えは、参考になると思います。私の実家は旅館業で子供の頃から両親は働きづめで私は宴会場の座布団の上でミルクを一人飲んでいたような環境で育ちました。そんな私をおんぶしてくれたのは、知能障害の方でした。いつも可愛がってくれて、いまでも思い出されます。その頃の旅館業は絶好調で私の実家も絶好調でした。しかし、今考えると障害者の雇用を行ったり正しい行いを当たり前のように行っていたから、お客様が引き寄せられて集まったのではないかと思っています。その後に本当につまらないことでその方を雇用解除してしまい、業績は下降していきました。釈迦に説法ですが、ぜひとも何があっても現在の正しい行いは継続して頂きたいと思います。創業者の川畑会長のご存命の内に会社の未来をポジティブにもネガティブにも創造する機会を共有するのも必要ではないかと思います。(当然やっていると思いますが。。。)

 

会社というのは長野県の伊那食品の塚越会長がおっしゃる通り、終わるのが当然で生き続けるのは異例なことだと思います。沖縄教育出版は生き続ける社会的必要のある会社だと思います。私は会社のネガティブな面を良く見た経験から考えると、いい会社も小さな曲がり角で歩む道を間違えるととんでもない会社になるという例を見ています。

 

ぜひ沖縄の沖縄教育出版から全国の中小企業のベンチマークと言われるような沖縄教育出版になって頂いて、1社でも多くの“沖縄教育出版のような会社“が出来ることを心から願ってやみません。ありがとうございました。

20代男性

第一印象は、素敵な会社だなあということ。見晴らしの良い建物で、テラスには植物が植えられており、花やオシャレなテーブル、イスが並んでいた。広いその空間では、社員の皆さんがバーベキューなどを行ったりするとのこと。楽しんでいる姿が容易に想像できる。階段の蹴込み板の部分には、インターンシップで来ていた学生が作ったという、お客様に当てた、歓迎の言葉や感謝の言葉が紙に書かれ貼られていた。

社内に入ると、格言が書かれた紙、近隣の小学生が作った切り絵など、たくさんのもので彩られていた。案内をし、お話をしてくださった人事担当の崎山さんは、とても元気で明るく、言葉にも温かみがあり、優しい方であった。これが沖縄人かあと初めて感じたのがこのときだ。色色とお話を伺った中で、強く印象に残っている内容をいくつか挙げ、自分の考え方に照らし合わせ感想とする。

 

まず、お昼の取り方が特殊であると感じた。社外でのランチは禁止されており、社員はそれぞれがお弁当を持参する。

この禁止の理由が、「社員同士のコミュニケーションを図るため」だという。社外へランチを食べに行ってしまうと、必然的に他の社員とコミュニケーションを取る場面も減り、接する時間が減ってしまう。お昼であれば仕事からも解放され、話す時間が豊富にある。川畑社長はそこに目をつけたのだろう。また、机の配置も横一列に繋がっており、仲の良いグループ同士で食事をするのではなく、どんな人ともできるよう、先着順に奥から詰めて座るというルールになっているそうだ。そうすることで、グループ外の社員が孤独を感じることもなく、全員がコミュニケーションを取ることができる。これに加え、定期的に席順をシャッフルし、社員が同じような位置に固まらないようにもしているのだという。これは僕自身も非常に共感できる部分だ。

 

僕も派遣で工場などで働くことがあるのだが、工場ので働く正社員は、仲の良いグループで固まってお昼を食べ、僕らのような不定期でしか入らない派遣は、その輪に入ることはない。基本的には1人か、もしくは同じ境遇の派遣社員などとお昼を共にする。休憩室自体が区別されているところも珍しくはない。すると、自然と仕事の中でも話しかけづらくなってしまったり、変に気を使ったりして、あまり気持ちよく働ける仕事場とは言えなくなってしまう。お金のためと割り切れるのも、単発で入る場合に限るだろう。正社員同士がそんな状態であれば、社内の環境としてはとても良いとは言えない。社員同士でのコミュニケーションすら取れないのであれば、何か不具合が生じたり、納得のいかない部分、理不尽な部分が見えてきても、社長や幹部にそれを伝えることはできないだろう。であれば、会社が自然と悪い方向に行くのは目に見えている。そういう意味では、沖縄教育出版は非常に良い取り組みをしていると言える。

社員はパートも含め、ほとんどが女性であり、男性は僅か16名だと言う。女性が非常にパワフルであると、崎山さんは語っていた。近年、企業の男女差別も騒がれる中、このような会社があることに嬉しく思う。

 

これだけ男性が少ない理由として、男性は起業してしまうのだともおっしゃっていた。また、社員にはハンディを持っている方が12名おり、接し方が多くの企業とは違っている。「共に育つんだ」という理由から、ジョブコーチを使わないこと、また、とにかく「待つ」ことに重点を置いている。

 

「遊びたい」と言えば、社長自ら公園まで着いていき、砂場で遊ぶ。そして十分に遊んだ頃を見計らい、「じゃあ帰る?」と川畑社長が問いかけると、素直に仕事に戻るのだそうだ。そうやってとにかく「待つ」別の話では、あるハンディを持った方が、朝礼の時間、朝礼台に立ち、5分間おはようも言えなかったそうだ。そのときも川畑社長は、ただ待っていたそうだ。耳元で「おはようって言うんだよ」と囁くのは簡単であるし、それが普通かもしれない。しかし、それをしてしまったら、本人の成長を止めてしまうことになると、あえて待ったのだそうだ。これは、易々とできることではない。更に、この方が挨拶をできるまで、社員全員がただただ、待っていたそうだ。そして5分後、自らの力で挨拶をした。聞いている側、話した側、互いに感動を得られた。待つことで得られたものが多いと、崎山さんは語っていた。

 

ハンディの種類は、精神の方は今のところいないそうだ。知的と身体のみで、いずれは精神の方も受け入れたいとおっしゃっていた。

 

採用試験についてなのだが、以前はSPIを行っていた時期もあったが、現在は一切行っていないそうだ。

 

というのも、SPIを行ったところで、本当にその人のことを理解できるわけではないからだ。沖縄教育出版では、筆記試験はなく、面接・インターンシップ・面接の順に行われる。インターンシップにおいては、全てをその人に任せるということ。何がやりたくて、何をやるのか、自分で考え、設計し、行動して形にする。良く言えば、自分が行動を起こせば全てが叶う。悪く言えば、自分が行動を起こさなければ何もならない。

 

個人の考えを尊重した、すばらしいスタンスであると、僕は感じた。日本人はリーダーがほとんどいないと言われ、リーダー人材を育てろなどと言われる時代になっているが、この会社では、まさしくそれを限りなく正しい形で実行している。指示待ち症候群では、良き人材は育たないと、僕は日々感じる。こういった会社が増えると、同時に素敵な人も増えるのだろう。お話を一通り聞いたあとは、実際に社内を見学させて頂いた。休憩屋入り口には社内報が貼ってあり、そこには、作業報告で寄せられたメールの中から、いくつかピックアップして掲載されている。

 

これは、ある人事担当の女性社員が、毎朝何十通とある社員のメールの中から選別し、掲載するのだという。その中には、行き詰ったこと、悩んでいることなども含まれており、こういった内容を掲載することで、他の社員にも情報が伝わり、みんなで支えあえるような仕組みになっている。お昼では、例の休憩所でコミュニケーションを取れるためそこで悩み相談が始まったりもするのだそうだ。崎山さんや川畑社長だけが目配りをするのではなく、パートのおばさんまでもが、相談に乗ったり、相談したりするのだ。また、それだけでなく、良い働きをした社員、それも成功したわけではなくうまく行かなかった方に対しても、これから伸びるのではないのかという予想から、社長賞や、あらゆる賞が評価として授与される。

 

案内していただいた通路には、数え切れないほどの賞が紙媒体で張り出され、社員の取り組みが評価されている。

たくさんのお話を聞き、様々な取り組みを目にし、崎山さんの笑顔を見ていると、なんて温かい会社なのだと、そう思う。

人を大切にする会社。ここで働ける方は、とても幸せだなと感じた。





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