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2014年2月20日 有限会社パーソナルフードサービス様訪問感想文

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50代女性

先日は、会社訪問させていただき、誠にありがとうございます。

会社のことを事前に調べてみましたが、普天間基地の近くにあることを知り、私は沖縄が初めてでしたので、その場所と化学調味料を使用しないお弁当で、制限食もつくられている会社ということで、興味があり、訪問をとても楽しみにしていました。

玄関では、新城社長が私たち一人ひとりにスリッパを出して迎えてくださり、温かいおもてなしの心を感じ、感動しました。その社長がどんなお話しをされるのか、ワクワクしていました。

新城社長のお話しは、障害者を雇用しており、昨年障害者の仕事が遅く、健常の社員が負担になっているということで社員から訴訟を起こされたというつらい経験談から始まりました。負の部分を話すことは勇気がいりますが、それを正直に話してくださったことと経営計画書をつくり、仕事内容を明確にする工夫で問題を乗り越え、障害者が気持ちよく働ける会社として、しっかりと頑張っておられて、すばらしいと思いました。

障害者の仕事が遅いということでは、私も日々経験しており、裁判のお話は身につまされる思いでうかがいました。

私も、障害者が一般就労できるようお手伝いする目的で、個人でうどん屋を8年やっていますが、訴訟ということはありませんが、やはり様々なことがあります。

私は、1年くらいを目途に、自立に必要な社会的スキル(挨拶や基本的生活習慣など)を教えて、いろいろな会社に実習に行き、就職していただくという目標でやっています。

やさしくするのは簡単ですが、それでは社会に通用しませんので、厳しいことも言いますが、それが親に理解されなかったことも多々あります。

1例をあげますとなかなか就職できずに5年経ち、やっと昨年ユニクロに就職できた発達障害の25歳女性は、まじめで頑張り屋ですが、どこの会社に研修に行っても仕事が遅すぎて雇用できないと断られていました。

あるスーパーでは、パートさんの20%のスピードだと言われました。

 

普通の人なら30分くらいで終わる仕事が、3時間もかかることもありました。私がどんどん指示を出して動かせば、結構早くできるのですが、育ちを聞いてみると家でのお手伝いはほとんどしたことがなく、自分で考えて、段取りをするという体験がほとんどありませんでした。お店の窓ふきを1時間やっても、ちっともきれいにならなくてびっくりしたこともあります。雑巾やほうきの使い方、整理整頓すべてが上手くできない状況でした。洗濯も一度もやったことがないということで、とにかく体験がないことにびっくりしました。母親に聞くと、その子は何もできないからとすべてをやってしまい、教えることをしてこなかったのです。

時間配分や段取りも考えられなくては、一般就労は大変です。親亡きあとも、どうやって生きていくのでしょう。私は何とかしなくてはと思い、家庭訪問をして、お母さんに家事手伝いをたくさんさせてほしいとお願いしました。

自分で考える力、時間配分や段取りの学習をするために、休みの日は、食事つくりも部分の手伝いではなく、献立を考えるところから、作り上げるまですべてを一人でやらせてほしいとお願いしました。最初は、食べられるまでに3時間近くかかりましたが、慣れてくると1時間半くらいでできるようにまでなりました。

その時間短縮の指導をするのに、どんな献立でどんな手順でやったかを本人に毎回聞いたところ、お母さんからプライバシーの侵害だと言われてしまいました。

私は、献立を知りたい訳ではなく、手順を聞いてどう短縮できるか、工夫できるところを教えようと思って聞いただけなのですが、そのように言われてしまい、がっくりしたことがあります。確かに親の立場を考えるとそれもそうかなと思いましたが、その辺がこちらの想いとずれるところで、難しいと思いました。

でも、1年くらいで、家族全員の洗濯も毎朝やれるようになり、買い物から食事つくりもできるようになり、昨年はユニクロに就職もできたので、今はほっとしています。

これは1例であり、他のメンバーも、それぞれに課題はありました。

 

そのようなことがあり、新城社長から訴訟のことを伺い、自分ではよかれと思ってやっていても、理解されないことがあるというつらさは実感として、よく分かりました。

その大変さを乗り越えられて、障害の方たちが、気持ちよく働ける職場を提供されている社長さんは輝いて見えました。

また、実際にご本人たちからもお話しを伺えて、とてもうれしかったです。

それぞれがやりがいや目標を持ち、仕事に励み、自分の趣味も楽しんで、明るく生きていらっしゃる姿を拝見できたこと、生き生きと話す彼らの姿を見る社長さんの目がとてもうれしそうだったことが印象的でした。

 

平成13年12月に lSO 9001 – HACCP の適合企業として全国で初めて、食事宅配部門で(財)日本品質保証機構より認証取得し、平成17年10月には、 食品衛生管理で世界的に認められている Codex 委員会の HACCP にマネジメントシステムの要素を組み込んだ新しいマネジメントシステムISO 22000 を取得されているということで、衛生管理に社員の方がしっかりと取り組んでいる様子がお話しからも伺えました。

一人ひとりが徹底して管理をしないと食中毒が起きてしまいますので、私もしっかりと見習いたいと思いました。

 

 

私は、本業は音楽のリトミックを教えることをしており、若いお母さんと幼児に指導していますが、アレルギーの子どもも多いですし、栄養の知識がない親もたくさんいます。

食育の大切さも日々感じています。

貴社では、保育園のお弁当もつくられているとのこと、子ども時代から、美味しく、安全でバランスの取れた食事をすることは、体づくりには本当に大切です。

また食育指導もされていることは、すばらしいです。

 

今の日本は、高齢化が進み、生活習慣病の方も増えています。お弁当屋さんや宅配サービスもたくさんできていますが、パーソナルフードさんのように、栄養管理されて、安全で安心できるお弁当屋さんは、とても少ないです。健康の基本は食事です。とくに制限食の方は、味がうすくて食事がつまらないと言われる方が多いですので、美味しい食事は生きがいです。「お客様の笑顔と健康維持が私たちの使命です」という貴社が、地域のために、益々ご発展されることを心から祈念しています。

お話しを伺い、私も困難に負けず、頑張ろうという勇気と元気をいただきましたこと、感謝申し上げます。

そして、帰りに玄関外まで見送ってくださり、「何も特別なことをしているわけではない、

普通にやっているだけです」というお言葉は心にしっかりと残っています。

私も、謙虚な気持ちで、自分なりに精いっぱい頑張りたいと思います。

貴重なお話をどうもありがとうございました。

20代男性

この度は、貴重はお話をして頂き誠に有難うございました。

新城社長の話し始めは、社内で起きた問題のことでした。

社員から労務関係のことで訴えられたと聞き、最初はすごく驚きました。新城社長が話して下さる内容は、とてもリアルに話してくださり、こんなにも正直に、そしてリアルに話してくれるとは、思いもよりませんでした。訴えられたことの反省から、労使契約をするために社員に署名をして頂いたこともお話しいただきました。本当は、この様なことがなくても信頼関係で成立するものだと思っていた、新城社長は申し訳ない気持ちでいっぱいだったと語ってくれました。その中で、社員から言われた、「この方がスッキリする」この一言に、救われたそうです。ルールがない方が、いいのかと思いきや、ある程度ルールをつけた方が取組みやすいものがあるのだと感じました。

パーソナルフードサービス様のサービスは、宅配お弁当のサービスである。特に買い物に行けない高齢者の方や、障がい者、施設に配達を行なっている。とても社会性のある事業だと思いました。中で働いている人たちには、障がい者の人たちが多く働いているそうです。その中でも、驚いたのが、仕事が好き過ぎて、休みの日でも仕事場に来てしまう方の話です。その方は、もうすぐ勤めて10年になるのですが、今では仕事場のリーダーとして働いているようです。仕事が大好きで、効率よく回すし、他の人にも指示を的確に行なってくれるそうです。新城社長がはじめに言っていた、「障がい者も健常者も関係ない皆一緒」と言う言葉が胸に突き刺さりました。と言うより、健常者よりも真面目にコツコツと働いてくれるのが障がい者ではないかと思いました。

 

また、ある障がい者は、皿洗い場の担当で、とても落ち込んでいる日があり、社長が心配してみていたそうです。よくよく話を聞くと、皿を割ってしまい。とても落ち込んでいたそうです。この話を聞いて、震えました。なんて素直で純粋な人なのだろうと、思ったこと、そして、なぜこんなにも真面目に働くのだろうと疑問に感じました。

先ほどのお話にも出た、障がい者二人にお話を伺うことが出来ました

まず、皿洗い場担当の障がい者の方から、お話を伺いました。パーソナルフードサービスでどのようになりたいですか?という質問にたいして、「幸せになりたいから」と答えて頂いたときは、すごく感動致しました。なんで、感動したのかをうまく言えないですが、ものすごく暖かみを感じたこと、そして新城社長と障がい者の方がやり取りをしている雰囲気がとても良いなと思いました。お話を聞いている内に仕事がとても好きなこと、そしてやりがいを持って仕事に取組んでいることなどが聞きながら感じました。沢山の仕事を覚えたり、仕事のスピードを上げたいと仰っていて目標を持って取り組んでいるんだなと感じすごいなと思いました。これは、自分にも言い聞かせて仕事に対して取り組んで、いかないとだめだなと学びました。

 

さらに、もう一人の障がい者のお話を聞かせて頂きました。

こちらの方は、とても仕事が好きで、休みの日でも仕事場に散歩に来てしまうという方です。この方は、先ほどにも書いたように長年勤めていて、みんなのリーダー的な存在で仕事を任せてもらっています。なので、仕事のどのような所が好きですか?と聞くと、仕事の流れが好きです。と返ってきました。何をするかではなく、働く、仕事をするという流れが好き。これは、どのような仕事が来ても好きになってしまうわけだと思いました。仕事の内容ではなく流れが好きと言う考えには、すごく学びを受けました。

 

この方は、新たには入ってきた人に対して、仕事を教えている立場にあります。まず、何から教えれば、良いか。次になにを指示すればよいかが、頭の中に入っていて、自分で考え指示をしている形になります。そして、ダメだったことに対しては、改善し取組む。この流れはすごいなと思いました。本当に障がい者も健常者も関係ないと、心に響きました。

 

新城社長が、お話してくれた障がい者の方に接するときの、顔や雰囲気がとても温かく良いなと思いました。その雰囲気を作ってくれるのは、新城社長の接し方でもありますし、障がい者の方たちの雰囲気でも、あります。あのやり取りを見ていると、とても社内の雰囲気も良いのだなと伝わってきます。

面接は社長が行い一番最初に出会った人を採用するということを聞いて驚きましたがその信念や、社員の人たちに対する思いを感じました。社内で問題が起きた方の面接は新城社長ではない方が、行なったという話も聞いてなお驚きました。それは、新城社長がこのパーソナルフードサービスを見切れていなかった所から出たもので、それを注意していればこのような問題も起こらなかったのかなと感じました。まさに、新城社長の思いや愛情が注ぎこまれた会社だなと思いました。

今後、大切にしていきたい言葉がありました。

「生涯で今日が一番最高と考える」

私は、今22歳で、この先色々な苦難や経験をすると思います。その苦難が訪れたときこの言葉を思い出し、生きて成長していきたいと思います。

ありがとうございました。

20代男性

この度はお忙しい所貴重なお話ありがとうございました。新城社長のお話を伺えました事誠に光栄に思います。今回パーソナルフードサービス様に訪問させて頂いて幾つもの事を学び、それらはどれも貴重なものばかりでした。本当にありがとうございました。その中でも私が学んだ事は、素直さと優しさです。

 

 初めお話を伺った時に会社が苦しい時の話をして下さいました。普通でしたらそういった会社におけるマイナスの部分の話を聞く事は出来ません。しかし社長が何も隠す事をせずに我々に全て見せて下さいました。社長のお人柄をそれらの行動一つので示していらっしゃるようでした。ときどき私は自分の事ばかり考えてしまうため自分のマイナスになるような事を話すことはしません。そんな自分少し恥ずかしく思いました。

 

 そこで池宮城さんがお話して下さいました。池宮城さんのパーソナルフードサービス様への志望理由に驚きました。その志望理由は「自分が幸せになりたいからパーソナルフードサービスを選んだ」ということでした。社長もおっしゃっていましたが、それはもう究極の志望理由だと思いました。その際就職活動中の僕は少し考えさせられました。自分は本当に自分の幸せのため、自分が大切にするひとのために自分の人生を決めているのだろうかと、ものすごい衝撃でした。そこで池宮城さんに私はこう質問しました。「池宮城さんは今幸せですか?」すると池宮城さんは「幸せです。」と正直少し涙が出そうになりました。この数十分の間に今まで考えもしなかったような問題を考えるようになりました。

 

「なんのために働くのか?、なぜ頑張るのか?」池宮城さんは本当に楽しそうに仕事の事をたくさん話してくれました。またそれと同時に池宮城さんのことを話している新城社長がとても嬉しそうでした。その光景を見て私は社長は本当にこの会社が好きで、この会社の社員の方々が大好きなんだと。

 

 社長がおっしゃっていた「50年100年と続くみんなの楽しく働ける環境をつくる」という言葉は凄く深いものを感じました。始まりは生活習慣病をどうにかしたいという思いではじめられたと伺っておりますがパーソナルフードサービス様はもはや地域になくてはならない存在となっているのだと思いました。というのも、パーソナルフードサービス様が提供しているのは食事ではなく、配給する人が配給先の方にするコミュニケーションも届けているからでした。年々お年寄りの方がふえる一方で一人の方が大勢います。そのような不安の日々で唯一安心できる時間はきっとパーソナルフードサービス様とのコミュニケーションなのだと思います。

 

 皆さんが楽しく働いて、自分の幸せのため、人の幸せのためと頑張っていらっしゃっているのは本当に素晴らしいことだと思いました。今回の訪問を通じて学んだことは非常に大きいものでした。私もこれから社会にでるにあたってもう一度、自分の幸せとはなんだろうか?自分はなんのために働くのだろうかともう一度きちんと考えて納得していきたいと思います。

 

 この度はかけがえのない時間を本当にありがとうございました。またパーソナルフードサービスの方々のお話を伺える事を楽しみにしております。

40代女性

この度、2月20日にパーソナルフードサービス様を訪問させていただき、ありがとうございました。

 初めに、大変なご事情を抱えている中、会社訪問の受け入れ対応をしていただきましたことを心より深く感謝申し上げます。

 パーソナルフードサービス様は、「縁を大切に、幸せになる。会社の出会い、同僚との出会い、お客様との出会いを活かし、縁ある全てを幸せにする」を経営理念とし、経営の源であるお客様を作り出し、お客様占有率で1位になることを目的として経営をしています。

 

 取り組みとしては、お弁当の宅配や高齢者の配食サービスだけではなく、家族介護者料理教室やヘルパー等の料理教室、食の自立支援料理教室、自立支援事業アセスメント評価や食育指導を、個人宅や施設・保育園等にて実施したり、きめ細かなサービスを展開しており、興味深いものがありました。

 

 高齢者の配食サービスにおいては、安否確認も基本サービスとなっており、それにより

見守り・発見が機能したケースもあったとのこと。

 

 今日、高齢者福祉においては、地域包括ケアシステムの構築の推進が図られており、地域での見守り・発見機能は重要な機能の一つとして重要視されています。しかし、実際のところ、地域においての見守り・発見機能は、地域住民(民生委員、自治会や近隣の方等)や公的な機関(ケアマネジャーや地域包括支援センター等)によるものが多く、それらがネットワークとして機能している地域は、増えてきているが、課題は多くあります。また、そこにサービス提供事業者が加わっていたり、パーソナルフードサービス様のような配食サービスが加わり、横のつながりをつくり、広く社会資源を活用したネットワークによる見守り・発見機能を充実させている地域は少ないです。パーソナルフードサービス様は、地域へ出向いて、さまざまな教室や取り組みをされているので、事業者発信で、そういった見守りの取り組みを地域に発ししていくこともできると、可能性を感じました。

 

 また、障がい者雇用もされており、そこでの新城社長と障がいをお持ちの社員さんの間に深い信頼関係があることを目の当たりにし、感動いたしました。その採用のポイントは、「パーソナルフードサービスで働いて、幸せになりたい。」の一言だったと伺いました。社員のみなさんは、ハンディがあってなくても、みなさんがこのように思っていると思います。また、その努力を惜しまず、方法や手段はさまざまかもしれませんが、その社員のみなさんの望みを社員と共に叶えていく会社が「いい会社」だと感じました。

 

 今回、ハンディのある社員さんお二人に、直々に、本当に貴重なお話を伺うことができ、ありがたく思いました。

 

 その社員さんたちは、とびきりの笑顔でした。そこには、幸せがあふれていました。仕事に、生きがいと誇りを持っている様子でした。そして、お互いを尊重しながらも、リーダーさんは、個人の特徴もした上で仕事を調整したり、何がわからないのかきくことも、丁寧にしているとのことで、責任を持って仕事をされている様子を伺うことができました。

 

 また、働くことや動くことが大好きで、「どうしたら楽しくなるか」いつも考えているとのこと。自らが仕事を楽しむ工夫をされている、その姿勢にも関心いたしました。また、「尊敬する人は?」の問いに、「社長の様に優しくなりたい」と答えていらっしゃいました。この一言に社長と社員さんの絆を感じました。

 

 障がいをお持ちの社員さんが、一人の人として受け入れられ、このように、とても幸せそうに、生きがいと誇りを持って仕事をしていることは、かけがえのないことだと思います。しかし、そこには、障がいを持っていない社員さんたちの理解と協力、尊重する気持ち、そして共に働くという社員一人ひとりの意識が必要不可欠であり、それがなければ障がい者雇用の継続は難しいということに気づかされました。そして、その社員同士の調和のとり方はさまざまな道具や手段があると思いますが、社員全員の幸せを追求していくことが求められるのだと、改めて実感いたしました。

 

 また、パーソナルフードサービス様は、食の提供であるため、感染症への予防の対策・取り組みは会社を守る重要なことだと思います。それに対し、菌をなくす取り組みを社員さんが自らで考え、実践しているとのことで、そのように、社員全員に認識してもらう必要がある重要なことについては、特に社員のみなさんが自ら考え、実践していく仕組みが大切なのだと感じました。

 

 今回の訪問を通じて、会社の経営に関する全体てにおいての危機管理予測やリスクマネジメントの部分において、一つひとつを確実に行っていくことも、社員のみなさんの幸せにつながっていくことを改めて実感いたしました。

 

 そして、何よりも深く心に残ったことは、新城社長と障がいのある社員さんの心からの「笑顔」です。あの日の本当の笑顔は、私にとって一生忘れることのない大切なものとなりました。私は、「いい会社」を研究させていただきながら、それを創り、高齢者や障がい者にとっても「生きていることの素晴らしさ、働くことの喜びを、感動を、共に分かち合う働く場所(会社)」が提供できればと考えております。新城社長のように、会社への訪問者に対し、障がいのある社員さんが笑顔で幸せを感じながら人生を歩んでいる様子を伝えられるような、そんな会社を目指していきます。(みんな笑顔に輝いて…)

 

 今回、パーソナルフードサービス様へ会社訪問をさせていただき、大変多くの気づきと学びをいただきました。とても貴重な時間をいただき、感謝申し上げます。ここで学んだことを自分ができるところから実行していきます。どうもありがとうございました。

30代男性

食事の宅配事業をされているパーソナルフードサービスの新城社長にお話を聞きました。

はじめに障害者雇用という表現は無く「障害と言うがそれは関係ない」と障害に対し特別扱いをしないで一人前の社会人として成長することを期待する社長のお話に、それを実行している事に素晴らしさを感じました。

 

 それに応じるように障害者(この表現も失礼と感じるくらい)の方も日々成長されておられるようで、何か一つ二つの仕事は健常者よりも早く上手に出来るそうです。世の中の会社は即戦力を求めますが、いい会社であるパーソナルフードサービス様は社員の成長を気を長くして待てることが良さであり強みであると思います。そのために会社は待てるだけの余裕を持っているということです。

いい会社であるためには、それだけの事が出来るように業績を上げる必要がある厳しい現実もあります。そこをクリアされている点も素晴らしい点です。普通の惣菜屋ではなく、生活習慣病を予防するような栄養バランスの良い食事を提供する会社として社会に認知されるように努力され、どうしても普通の弁当の2倍の値段になってしまう宅配の食事を地域の皆さんに理解してもらえているのが、いわゆるマーケティングの上手さなのだと思います。(一人住まいの高齢者の安否確認や、子供向けの食事・制限食といって病気やアレルギーの方に合わせた食事など、個々人に合わせた食事を提供することによって他社との差別化をしている。)

障害者の方二人にお話を聞かせていただく事が出来ました。「仕事が楽しい」との言葉に、仕事が出来る幸せは私が思っている以上に大きいものであると感じました。人の幸せとは一体何か?を考える時に仕事に事を抜きには考えられないのですね。

 

お椀を一つ割ってしまい、社員さんが落ち込んでしまった話ではこのような会話が有ったそうです。「社員:死にたい」「社長:買ったら解決できるよね」それで翌日少し元気になったそうです。その社員一人一人と同じ目線に合わせて会話をし、心のケアをされていました。

 

また彼は「自分が病院などに行って仕事が出来ないと仲間に迷惑がかかる」と仰いました。何かトラブルがあったときに先に考えるのが自分のことではなく周りの仲間を先に思い浮かべる、その姿勢はきっと会社全体にあると感じます。そして迷惑がかかると思っている方に社長は「君が普段頑張っている、ということだね。」とその方の目線に立って前向きな言葉掛けをされていました。

 

社員採用は「面接に来た人、すべていい人に見えるから・・・。」との理由で一番先に応募して来てくれた人を採用されているそうです。時に「失敗したな」と感じることもあるようですが、その方法を変えることはないそうで、私としては他の人に採用を決めてもらうよりは、その方が良いように思います。

 

更にある障害者の方が働きたいと来たとき、こう尋ねたそうです「どうして、この会社で働きたいの?」そのとき「パーソナルさんで働いて幸せになりたいから。」と答えた方を採用され、その方とお話が出来て本当に良かったです。「この会社で働いて幸せになりたい。」その言葉に感動しました。

新城社長の話初めは昨年度、社員に訴えられた話から始まりました。

その反省から社員さんと、ある労使契約をするために署名をしてもらったそうで、社長としては、そのようなものが無くても信頼関係が成立するのが本当であって、署名してもらうことに嫌な気持ちを持っていたそうです。

 

しかし、社員さんの方からは「その方がスッキリする。」といった意見が出たようで、意外にも、と言いますか、はっきり線引きをする事の利点があったようです。私は会社のルールである就業規則を作る仕事をしていますが、良い経営者が良い内容のルールを定めるのであれば、社員の束縛されている感は少なく、むしろ曖昧な部分が減って喜ばれることもあるのだと知りました。

 

会社の課題としては(もう対処済みかもしれませんが)労務管理をしっかりすることと、自社の目的を社員や関係者に向かって伝えつづけ、障害者雇用の正しさや素晴らしさを伝え続け、理解と共感を得てもらえるようにする事でしょう。その中には皆が幸せになるために皆で話し合う時間も必要となることでしょう。それによって理念に共感する人が会社に集まり、そうでない人は会社と戦うことなく離れてゆくと思います。経営上大変と思いますが勉強会以外の時間で、少しずつでも時間を取って話し合う機会が有ったらいいと思います。

初めはとても暗く、重い空気の中はじまりましたが、しかし最後には社員さんの話になって、社長が明るい笑顔で話しておられたのが印象的でした。

 素朴で訥々とお話されるお話は、本当に社員が好きで、それよりもっと大きく「人間を信じている」そんな印象を受けました。

私はその姿に「何か手伝いたい」そんな気分になりました。ここに社長の人柄の素晴らしさと求心力があるのだろうと思います。

 

会社の工場を建てるために銀行の融資を頼んだ際も簡単な事業計画書で済んだそうです。銀行の職員も社長の人柄を見て判断するそうで、この様なお話を聞くたびに経営学の戦略や難しい言葉よりも前に「人としてどうあるべきか」の方が大切であることを痛切に感じます。

 

社長の「生涯で今日が一番最高と考える」「自分にマルを付ける」のお話で日々頑張っておられることを感じましたし、私もそう思えるように日々ベストを尽くせるようにしたいと思います。

 今後も人を信じて優しく、そして会社を守り、経営してゆくために強い社長で居ていただきたいと思いました。

ありがとうございました。

40代女性

先日はお忙しい中、貴重なお話を頂きまして、ありがとうございました。

・創業のきっかけが奥様の一言というのが印象的でした。「じゃあやろうか」の中に、社会貢献できるのであれば手段を選ばないという潔さを感じました。メニュー提供ではビジネスにならない・・・と、とどうしたらいいのかをじっくり考えて辿りついたという経過にも興味深いものがありました。できるようになるまで考え続けるという実例だと思いました。

 

やりたい手段がまずあって、大義を後付けすることが多い中で、栄養と高齢者というキーワードから発想していく方法がとても新鮮に感じました。

「全てはお客様の為に、満足させる為に、喜んでもらう為に、感謝される為に」ということが、「だからどうしよう」という工夫や新しいサービスを生んでいると思いました。

また、車輪のもう片方として、経営の目的があり、「経営の源であるお客様を創り出し、お客様占有率で1位になる」ということも、「だからどうしよう」という発想の出発点として核になっていると思いました。

 

この両輪がうまく回っていれば「50~100年続く会社、未来永劫に存続し、社員に働く場所を提供する会社」で在り続けると思いました。

「利益を求めたことはない。みんなが一緒に成長して、みんなが一緒に働ければそれでいい」

というとてもシンプルな想いに感動しました。これは企業理念である「縁を大切に幸せになる」ということの解釈であり、「縁あるもの全てを幸せにする」(この「全て」がいいです!)という、大きな愛があればこそ出てくる言葉だと思いました。

  

・「目標ははるか遠くとも、今日が一番いい状態であり、幸せである」と感じることが「今を生きている」ことにつながると教えて頂きました。はるか遠くを大切にしながら、今日という日も大切にする、どちらにもフォーカスしておくことの大切さを改めて思いました。目標だけにフォーカスして今をないがしろにしたら、途中で倒れてしまうかもしれません。今にフォーカスしてゆるゆるとしていたら、目標にはいつになっても辿りつきません。柔軟にバランスをとっていきたいと思いました。

・「子どものメニューというものはない。量が違うだけだ」という見方に気づきを頂きました。何かをしようとすると、そのことに特化したものを考えがちになります。本質を考えれば違う部分が見えてくるのだと教えて頂きました。

・社員テロのことで一番印象的だったのは、その方だけ新城社長が面接しなかったということです。問題を感じた時にも「誰か」を当てにしてしまったことも考えさせられました。社内の「ちょっとおかしい」に一番初めに気づくのが「いい経営者」だと思っています。その気づいた時に一番始めに動くのも、また社長であることを改めて認識しました。特にパーソナルフードサービスという会社は新城社長の愛情で成り立っている要素が強く、愛情の行き届かないところに病巣が出たのかとも受け取れました。

 

目指す社風として「明るく、温かく、そして逞しく」が揚げられていました。その中身を教えて頂きましたが、「天気が快晴の日には悪い虫は活動しない」という言葉がとても印象的でした。挨拶を始めとした明るい雰囲気が大切とはよく聞きますが、こういうことだったのかと腑に落ちました。また「温かく」は思いやりだけではなく、気配り、助太刀までを含み、相互扶助の精神であることを教えて頂きました。「逞しく」は仕事を通じて、素晴らしくもあるが、醜くもある実社会の荒波を乗り越えて、人間的に成長することだと教えて頂きました。とても簡単な言葉の中に含まれている深い意味を知る事ができました。

・社内では「障がい者」という言葉は使わない。必ず得意分野を持っている。自分が住みやすい場所を選べばいい。公平・対等・平等。みんな労働者は同じではないのか。という一連の教えに対し、障がい者も健常者も区別はないことを知りました。自分のいるべき場所が必ずあるという励ましにも受け取れました。

また、「パーソナルで働いて幸せになりたい」の一言で雇用を決める、働く意思があるかないかだけという採用軸もすばらしいと思いました。障がいの種類、程度は問題にしない。「人」として働いてもらうだけというシンプルさに胆力を感じました。イケミヤギさんが笑顔でいろいろとお話してくださったこと、アキラさんが「社長のように優しくなりたい」と言っていたことも忘れられません。必要とされる喜び、働くこと・誰かの役に立つことが大好きというお二人は、会社にぶらさがっているだけの健常者より、よほどいい仕事をしていると感じました。

 

・「この指とまれ経営」が合っていると思いました。「パーソナルフードサービスで会社の方針と規律を守り、仲間と楽しく働く人、ここに集まれ」という中に、「方針と規律を守り」の一言が効いていると思いました。

 

経営計画書に労使契約書を含めて、その契約書に社員のサインを取っておくことは、お互いのためであり、社員さんもやりやすくなったと伺い、そういうものかと思いました。

 

採用にあたってはすべての人が「すばらしい」「いい」としか思えない、人の能力を評価することはできない、全ては縁であるという考え方に、能力主義、効率化経営をしている企業とは逆の思考だと思いました。

 

会社という生き物を理想体重、理想血液成分だけで管理しようとするのではなく、生きている喜びを味わいながら、適正な範囲にどう導いていくのかという会社としての生き方が、社員を大切にすることにも繋がっていると思いました。

有機体が集まって形成されている以上、個々の細胞が元気で大切にされることがどれだけ大切なのかということを改めて認識させて頂きました。

・パンフレットをじっくり見ると、ただ食事を提供するのではなく、柔らかくしたり、キザミ食だったり、ペースト状までありました。また、いろいろな病気に対応している医療食もあったり、祭事食もあったり、回数もお客さまの都合に合わせるなど、本当にキメの細かい対応をなさっていると思いました。硬さひとつでも対応するのには機械的にはできないと思います。お客様の顔が浮かぶ調理、自宅でそこの高齢者のために作る食事の代行をしている、という温かさを感じました。

 

 

末筆ながら、皆さまのご健康と今後益々のご発展をお祈り致します。 

この度は貴重なお時間を割いて頂きまして、ありがとうございました。

ここでの学びを「いい会社」を増やす活動に活かしていきます。

30代男性

“いい社長さんだったなー“。

私がパーソナルフードサービスを思い浮かんだときに思う言葉です。最初、新城社長様の表情が浮かないのでどうしたのかな?と思いましたが、その後に新城社長様のお話を伺って合点がいきました。

 

ケースは違いますが、私も2年半前まで旅館経営をしていて、同じく信頼していた社員2名に訴えられ1000万円を超す費用を支払う事態となりました。訴えられるなど考えてもいませんでしたし、仲間だと思っていましたし、自分から率先して働いていたと思いましたが、とんでもないしっぺ返しを貰ったと思いました。今考えると脇が甘かったというのは否めませんが、『なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?』が未だに心残りです。私の場合は同時に会社が倒産するという事態になり、心のセルフケアに約1年かかりました。心底笑う事はできませんでしたし、笑顔は作るものだと思った時期はあります。そういうこともあって新城社長様のご苦労は若輩ながら共感できるものがあります。しかし、新城社長様ほどの思いやりは無かったのかなーと同時に思いました。

 

 

何と言っても社長の障害者の方々を紹介する時のお顔が本当に“いいお顔”で今でも思い出します。お話しされた『すべてのひとが素晴らしく見える』というお言葉は、なかなか聞くことのできないお言葉で、大変感銘しました。よく上場企業の社長さんが大量のリストラを行ったあとに別人格のように同じような事を言っているのを見ることがありますが、いう人が違うだけでこんなに心に残る言葉なのかと思います。

 

お呼び頂いた障害のある方とのお話しぶりは、障害者雇用をまだ行っていない私的には、『これが障害者雇用の喜びなのかな?』と思いました。(話を聞くのに集中してしまいお名前を覚えられませんでした)最初の方を紹介する際に大変優しい話しかけ方でお話しする様子は自分の孫を紹介するかのようなお顔で、大変優しいお顔だったことを色濃く覚えております。私の子供の幼馴染が学習障害のLDと言われております(医師より)。ほとんど赤ちゃんの頃から一緒に遊んで育っていますので、私も自分の子供の様に大好きでいい子です。しかし、学習障害があるためにご両親は将来をすこーーーしだけですが悲観されていて、なんとか協力できないものかと思っています。10年後に私の会社がもう少し大きくなったらその子を雇用したいと思っていまして、私も将来的にあの子と一緒に仕事して同じような笑顔が作れたらいいなーと思いました。

 

 

経営計画書のお話も面白かったです。私は旅館ホテルの経営コンサルティング業を行っているのであのような書類やフォーマットをある程度頭に入れているつもりですが、あのシンプルさは初めて見ました。もちろんそこに隠されたご苦労はあると思いますが、それをやってのけてしまう社長様の思いはこれも単純に“すごいなー”と思いました。はっきり言ってあの書類では貸してくれませんし、金額的に銀行内も通りずらい書類だと思います。私の中の“やってやれないことはない逸話“に新しく入れることにしましたし、すでに私のクライアントには教えてしまいました。社長のようなお話は苦境に立つ旅館やホテルの経営者の方には、特級の栄養剤となります。もちろん私にとっても栄養剤になりました。ありがとうございました。

 

 

どうしても現在の私の職業では苦境に立っている経営者の方が多く、ネガティブなお話をたくさん聞きますし、自分自身もそのネガティブさに覆われてしまうのでは?と思う事があります。しかし新城社長様はポジティブで言えない暗いこともたくさんあると思いますが、ニコニコされていて経営者としてたいへん逞しくて本当にうらやましいです。お話にあった“今日が一番最高に幸せの日”という考え方は私に対してと思うようないい言葉ですね。クライアント様からネガティブな電話があった後にはその言葉を思い出して、クライアントの笑顔を作り出していきたいと思います。

 

 実は、今回の訪問では障害者雇用と貴社の事業に興味を持っておりました。全国の旅館ホテルは客数の減少もあって毎年1000軒以上廃業しております。その中でお弁当の宅配事業は旅館ホテルでも出来る事業でその参考になればと思っておりましたが、そんなことよりも新城社長様のお話しに引き込まれてしまいました。

 

最後に気苦労が多いとは思いますが、ぜひ事業をご継続して頂いてこれからもみなさんの笑顔を作り出してください。そして、また新城社長様の本当にいい笑顔を拝見させて頂ければと思っております。今回は沖縄で大変いい思い出を作らせて頂きましてありがとうございました。貴社の繁栄および従業員の皆様のご健康を心よりお祈りしております。ありがとうございました。

20代男性

最初の印象は、「何だか暗いなあ」だった。それもそのはず、昨年に訴訟を起こされ、大変な一年だったのだという。お話を聞いていると、胸がとても苦しくなってしまった。というのは、定められた労働時間を超えて働いていた方に対し、心配をして声掛けはしていたそうなのだが、そのたびに「大丈夫、大丈夫」と説得されたのだという。それを続けた後に、訴訟を起こし、未払い賃金があると指摘されたのだ。裏で着実に進めていたということになる。何とか和解することができ、ようやく落ち着いてきた頃に、我々が現れたのだから、暗いのも無理はないと感じた。

新城社長は、本当に穏やかであり優しい方で、言葉の使い方ひとつとっても、顕著にそれが現れている。採用面接は基本的に全て新城社長が行うのだが、新城社長曰く、全ての人が、良い人・素晴らしい人にしか見えないそうだ。しかし、それでも必要な人数まで絞る必要がでてくる。そのときにどうするかというと、先着順で選ぶそうだ。とてもじゃないが人を比べ、選ぶことはできないそうだ。これも、理念である縁を大事にすることにも関係している。

 

「全ての人は能力を持っている。また、相手にできることは自分にもできる。自分にもできるということは、相手にもできる」ともおっしゃっていた。これは、人を差別しない心からくる純粋な気持ちなのだろう。しかし、前述の訴訟を起こした社員については、そのときだけ、新城社長が面接を行わなかったのだと言う。パーソナルフードサービスでは、ハンディを持った方も働いているが、差別をしないという気持ちが、そこにも強く現れている。まず、社内では障がい者と言う言葉は一切使わず、売り上げ成績についても一切出さない。弱者に優しい会社であるとも語っている。

 

ある、自閉症というハンディを持ちながら12年間勤めている方の例が非常に心を打たれるものがあった。あるとき、残飯処理場へ残飯の処理をお願いしたところ、いつまで経っても帰ってこなかったそうだ。心配になって見に行くと、暗い顔をしており、明らかに様子が違った。

 

何故かと理由を聞いても答えない。何回か尋ねた後に、口ごもりながら茶碗を割ってしまったと伝えたそうだ。そのとき、この方は、「自分には何もできない。生きている価値がない。 死にたい」とおっしゃっていたそうだ。そのときは子どもに提供する料理だったらしいのだが、この茶碗を一つ割ったことで、1人だけご飯を食べられなくなった子どもがいると、 ただひたすらに子どものことを想っていたそうだ。「茶碗はまた買えば大丈夫だから」と。

 

新城社長が何度も言い聞かせても、暫くは引きずって気にしていたということだ。このお話を聞いたとき、なんて純粋な方なんだと感じた。手を切っているか、怪我をしているか、多くの人は自分の身の心配をするばかりであろう。身の引き締まる思いがした。新城社長は「誰かに迷惑をかける(休んだりなど)ということは、自分が頑張っているということ、 つまり、人や会社に必要とされているということ」ともおっしゃっていた。

 

また、別のハンディを持った方は、最初は5.5時間働くということで仕事場に来ていたが、仕事が楽しくて仕方がないということで、もっと働きたいと訴えていたそうだ。週休2日で、働けないときは散歩をしながら、会社の周りをぐるぐる周るのだという。忘年会でできごとについても、新城社長が感動したことがあると、熱く語ってくださったのだが、ハンディを持った方の、余興のお話がとても強く印象に残った。

 

忘年会のときに余興を行う時間があったのだが、ある自閉症の方が、自らで全てを企画し、お笑いを出し物として披露したそうだ。元々お笑いが好きと言うことで、とても楽しませてくれたそうだ。アンコールまで見事に答え、その様子を思い出しながら語る新城社長が、嬉しそうでもあり、悲しそうでもある複雑な表情をして「自閉症って何?自閉症って何?」と繰り返しおっしゃっていたのが、とても心に響いたのをよく覚えている。辛い経験を聞いたばかりであったし、他にもたくさんの困難があったのだろうが、こういった方々に、新城社長も支えられているのだろう。実際にその方々を呼んでお話もしてもらったのだが、そのときの新城社長が、1番穏やかでいて、楽しそうな表情をされていた。どれほど愛しているのかが、非常に良く伝わってきた。困難なことを乗り越える原動力が、ここにあるのだと感じた。こちらまで元気をもらったようであった。

 

高齢者のお弁当宅配サービスが主な仕事で、個人が70%、市のサービスなどが30%で、ほぼ全てがお年寄りを占めているということだ。会社の有り方として、単純に高齢者へ安全な食事を提供する意味合いもあるが、お客様の安否の確認をするのも大きな理由のひとつであるという。

 

対象とする高齢者は、1人暮らしの方、体調の良くない方も多いため、お弁当を届けると共に、お話をして状況を確認しているそうだ。しかし、先週お弁当を届けたときには元気だったが、今週は訪ねても全く返事がなく、心配になって警察へ通報すると、部屋の中で孤独死をしていたということもあったそうだ。こういった経験から、配達ルートに沿ってお弁当を届けるときには必ず手渡しで行い、渡せなければもう一度最後に回ってくるということだ。しかし、お弁当を届けるだけが仕事であるため、近隣の方に家へ入って状況を見てきてほしいなどと頼まれたときには、我々の仕事ではここまでしかできないということで断ることしかできず、深入りすることができないそうだ。そのときは、とてももどかしい気持ちになるのだとおっしゃっていた。

 

高齢者向けとは別に、先ほどの話のように子ども向けメニューも提供しているのだが、その理由も明確に教えていただいた。レストランなどにも子どものメニューはあるが、それは本当の意味では、子どものメニューではないのだということだ。つまり、大人の食べる物の量を減らしただけであって、子ども用の特別メニューではないのだ。よくよく考えてみれば、ファミリーレストランなどに行っても、お子様ランチはからあげやポテト、カレーなど、味の強いもの、油の多いもの、塩分の高いものなどが当たり前のように出されている。こういったものを小さい頃から食べていたら、味覚は落ちる上に、体の成長にも非常に良くない。改めて考えてみれば、当たり前のことなのだ。パーソナルフードサービスでは、栄養素などを考慮し、本当の意味での、子どものメニューを考案、提供しているのだという。いい会社は、いい人と、いい食事からだと、そのとき感じた。





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