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有限会社ハッピーおがわ様訪問感想文

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40代女性

広島県呉市にある「ハピーおがわ」様に会社訪問させていただきました。

口髭がとてもお似合な、ダンディーな社長がおしゃれな作務衣に似た快互服をきて、駅まで出迎えてくださりました。住宅と工場の路地にある会社は、ぬくもりのあるたたずまいを醸し出し、とても癒される空間でした。

介護服と言われなければわからない程、おしゃれで似合っていました。

ホームページを見たときに、「快互(かいご)製品を作りはじめて30年」という言葉が飛び込んできました。介護ではなく「快互」、お互いが心地いいと書き、ユニークで面白い言葉の意味が会社訪問をして、その謎がわかりました。

介護するほうも、介護されるほうも快適にすすめられる介護服が快互服だったのです。

介護にも看護にも、サポートされる側にも快適な快互服。なんて素敵な命名でしょう。

快互製品のコンセプトは「自立」だそうです。ここを大切にしている部分だといいます。そして、一番弱い人のことを考えての製品づくり。

① 自分のことは自分でできるように自立をサポートできること。

② 身体にやさしい素材デザイン。

③ 毎日の高温洗濯、乾燥に対応できること。

④ すてきでおしゃれなこと。

この4つを満たす製品が「ハッピーおがわ」様の製品です。

自立を促し、おむつをせずに人間の尊厳を守る快互服、とても素晴らしい服です。

一つ一つの製品に細かい工夫が施され、しっかりした生地でおしゃれで、こんなすてきな製品があったなんて、もう少し早く知っていたら両親に買ってあげたかったと思いました。

 

「ハッピーおがわ」様にはもう一つ素晴らしい製品があります。それが「ハッピーそよかぜ」という名の高反発素材を使ったマットレス製品の開発です。

小川社長が直腸ガンになったときに出会った高反発素材を改良して作ったのが「ハッピーそよかぜ」です。床ずれが治ってしまう素晴らしいマットレスです。

このような素晴らしい会社と製品に出会えて、本当に来てよかったです。

 

私が一番感銘を受けたことは、

As long as you are happy, we are happy too!

「あなたの幸せが、私の幸せ」を行動指針にしているということでした。

自社の製品に確信を持っている。自社の製品を愛している。

そして何より使命感で高齢者や障がい者や病気で困っている方のために、試行錯誤を繰り返し、本当にお客様の喜ぶ顔が見たい、相手の幸せを自分の喜びとし、一人一人にあった製品を作り続けている会社が「ハッピーおがわ」様です。それぞれの障がいにあった型紙があり、他ではまねができないきめ細やかな対応が多くの人から信頼を受けています。アナログ中のアナログと卑下されていましたが、アナログはとっても大事ですし、最後はFace To Faceが大きな力を発揮するように感じます。「当社がないと困る人がいる」という言葉にうなずけます。

 

採算度外視しても困っている方のために、1年かけて靴下を作ってしまう会社です。

利益は血液を同じで回ればいいといいます。

その顕れのひとつが、障がい者ひとりひとりにあった、世界にひとつしかない製品としてあらわれていると思います。多くの人に必要とされる会社がここにあります。

床ずれで悩んでいる方、床ずれで寝たきりになっている患者さんを救うマットレスがここにあります。床ずれだけでなく、痔で悩んでいる方、産後間もない妊婦さん、車いすの方々、腰痛の方、多くの方々にこのハッピー高反発クッションは救いのクッションになると思います。世界の多くの人に必要とされている会社がここにあります。

 

使命感に裏打ちされ、多くの人のお役に立つことが、自分の幸せと感じることが成功のポイントであるように感じました。

そして、一番好きな言葉が「感謝」だそうです。

また、この感謝という言葉も多くの成功している経営者から聞く言葉です。

多くの人に必要とされる会社は、多くの人に感謝される会社であり、感謝は感謝を呼んで、成功を連れてくる。ひとつの法則なのかもしれません。

・普遍的でなければいけない。

・善でなければいけない。

・根底に善きもの、人の役に立つものでなければいけない

小川社長から何度も何度も出てきた言葉です。常に考えていることが製品、行動に表れているように思います。快互製品を送って、まず知ってもらい、よければ使ってもらう。合わなければ返品してもらう。返品送料も自社もちの「サンプルシステム」もそうです。

実はタンクトップの生みの親が小川社長だったとは驚きでした。

会社訪問後に、小川社長から自宅へご招待していただきました。最初から招待しようと思っていたわけではないらしく、奥様も外出されていました。初めて会った私たちを気軽に招待していただいた小川社長の器の広さを垣間見た気がします。気さくで屈託がなく、人を喜ばしたい気持ちに溢れていました。この気持ちが「ハッピーおがわ」の原動力になり、理念になり、製品につながっていると感じました。

こんな魅力あふれるおがわ社長、そして、手を抜かない快互製品、笑顔でハピーな暮らしを支えるハッピーそよかぜの高反発マットが、必要としている多くの人の手に届くことを切に願います。

先日、私の隣に車イスの方が来られました。退院したばかりのようで、長時間座っているのが苦痛のようでした。あーハッピーおがわさんの座布団(ハッピーそよかぜ)があったらと。いつのまにかハッピーおがわ様のファンになっている自分がいました。

どうにか売れるアイデアはないか、私にできることはないか、ない知恵を絞ってしまうくらい本物は絶対売れてほしいと強く思える会社でした。

「あなたの幸せが、私の幸せ」そう言える自分になりたいと思います。

 

【番外編】

物があふれている時代です。これからの時代、同じ製品であっても他の人が持っているものと違うものを求める時代に入っているように思います。よその商品との差別化が必要です。そして「美」、美しさも求められています。作業服チェーンとして知られる北海道最大手のハミューレ株式会社があります。農作業に使える高い機能性を持たせながら、一見作業服に見えない、おしゃれな農作業服がひそかな注目を浴びています。何らかのヒントにならば幸いです。

手土産までいただき、本当にありがとうございました。

20代女性

ハッピーおがわ様を書物で拝読し、ぜひ実際に社長様にお会いして会社の雰囲気に触れたいと思っておりました。社長様に連絡をしたところ訪問を快諾してくださり、今回の会社見学会を実現することができました。お忙しい中、本当にありがとうございました。小川社長様の熱い想いに触れ、ただただその利他の精神に圧倒されました。こういう考え方の人と働きたいという思いが自然と湧き起こるような不思議な時間でした。

 

【キーワード】

快互(かいご)……介護する人、介護される人、両方が快適であるべき

日常生活動作(ADL)……Activity of Daily Life

美味しい色……みんなが好きな色ってなんだろう?という思いから

ユニバーサルデザイン……衣服の場合、時間をかけたらかならず《自力で》着ることができることが大切

 

 小川社長様は、《自立》をたいせつに製品開発に臨んでいらっしゃいました。自立とは、できるかぎり自分ですること。そして自分でできる範囲を図表1「要介護度の図示」と照らし合わせながらお話してくださいました。

要介護度

出典:小川社長様の話より作成

注:白い部分が要介護、黒い部分が自力でできる度合いを示す

要介護度

※左の図は、図表1をより理解するために小川社長様が書いてくださいました。赤い丸が1点、青い丸が0.5点を意味し、合計で5点になります。つまり要介護度の図表と対応しています。たとえば、片手が使えないならそれは要介護度1となります。

【何のために働くか、創るのか】

まず、何のために小川社長様はじめ、ハッピーおがわ様は仕事に取り組んでいるのか。何のために製品を作っているのか。それは「ADLの一番低い人のため、つまり要介護度が5の人だよ」この人たちを基準にすればすべて良くなるという想いで働いてらっしゃいます。たとえば横断歩道の速さはいったい誰を対象にしているのか、と問いかけられ、私は初めて健常者が基準になっていることに気づきました。

また、これからどんどん弱い立場の人が増える、その際の安全性はどのように考えられているのでしょうか。小川社長様にダンベル(2キロ)を渡され、手の指を一本ずつ使い押しやすさや、親指と人差し指、親指と小指という様々な組み合わせで持ち上げやすさについて実験しました。この実験によって、力がない状態を体感したあとに、高齢の夫が同じく高齢の妻の車いすを坂道で押している場面を想定してその危険性について言及し、ユニバーサルデザインの重要性を強く述べられていました。だからこそ、ADLの一番低い人を対象にするのだと力強く教えてくださいました。

 たしかに、どの立場の目線で物事を見るかによって世界は異なりました。普段全く気にしないことが実は非常に重要でした。相手の立場に立って物事を考える。学生から社会人になる一歩として言われる言葉ですが、これがいかに難しいのか痛感した事例でした。

 

【小川社長とお話しして】

 小川社長様とお話しして感じたのは、このように真摯に仕事に取り組んでいらっしゃる方の気持ちこそ大切にすべき・いい製品が普及すべきという2点でした。そのために私はいったい何ができるのか、自然と考えていました。そのことに気づき「こういう気持ちが湧き上がる会社に出会いたい」と心底思ったものです。私は今まで、いい製品は売れると考えていました。たしかに間違いではないと思いますが、自然と売れるわけではなく、製品に自信があるからこそ売らねばならない、これが営業活動なのだと学びました。今までは営業の仕事をノルマという軸でとらえていましたが、小川社長様の考え方を知り、売らされているから(製品を待ち望んでいる人のために)売らねばならない、という見方もできるようになりました。

 

 小川社長様になぜ惹かれるのだろうか、考えてみました。おそらく主体性だろうと思います。よりよい世の中のためにこうしたい!という気持ちを本気で持っていらっしゃるからこそ言動が自主的です。私はその点、まだまだぺーぺーだなと。社会にはこういう大人もいるのだということを知ることができただけでも大きな収穫でした。

 本当にありがとうございました。

40代女性

社長自ら丁寧にお迎えに来て頂き、親しい雰囲気で心地よく過ごさせて頂きました。長い時間お邪魔しましたが、終始穏やかな中に、熱い想いや強い信念を持っていらっしゃることが伝わってきて、大変幅広いお話を聞くことができました。

 

1.介護製品を作るうえでのこだわり

実践的に分析されたうえでの製品作りをされていると感じました。

あらゆる日常生活動作(ADL)を図式化し、均等に客観的に評価できるようにした点は、自社独自とのこと。

上着の脱ぎ着、指の力の入り方、車椅子を押す力、ボタンや裾の絞り方の必要性についてなど、健常者の我々にも大変わかりやすくご説明頂きました。社員もみなさん健常者なので、経験のない身体状況を詳細に理解し丁寧に取り組んでおられる姿勢が伝わってきました。

また、必要に応じてカスタマイズしていくといった点、そのリストの保管など、顧客ひとりひとりを大切にしてこられた誠実さが素晴らしいと思いました。

 

2.“アナログ”ということ

「アナログだから…」ということを何度も言われました。

アナログというと、機械化やコンピューター化などが多少遅れているととらえがちですが、実践、実行、現場重視であるということ、自分たちの感覚を大切にしているということでした。

前述したような分析をもとに想いのこもらない機械化は避けているということ、小さなことも手を抜かずきちんと丁寧に取り組んでいるということを、敢えて“アナログ”と、ある意味謙遜された表現であったのだと思いました。

そして、今後事業を拡大展開するうえで必要となってくる機械化を、どこまでを許容するか?を問題視されておられると感じました。

 

3.社長個人の持つ力

感性的な部分をとても大切にしておられることが伝わってきました。

社長のプロフィールとして根本に芸術性があることから、従来の介護製品のイメージを覆すような感覚で取り組まれていて、素晴らしい製品が出来ていると思います。デザインや色など、自信を持っておられ、そこに感性工学も踏まえた取り組みもされていて、感性と学術的や分析的なこだわりの両輪が、社長ならでは…であり、この会社の強みだと感じました。

 また、機能性や材質にもこだわりがあり、これも大変自信とこだわりを持っておられました。

 ビジネスとしても、かつてタンクトップで成功された実績があり、成功の可能性はいろんなところに潜んでいることを身をもって感じておられるようです。

 

 

4.介護という業界

介護という、進化しながらの業界で30年ということは、随時、時代に対応しながら開発しながら先を見据えながら進んでこられたことでしょう。

その中で、衣服を中心とした介護製品を作っておられますが、“介護”を“快互”という言葉に置き換えておられました。介護のこれからを考え、新たな視点で取り組まれていて、この想いがもっと広がることを願う気持ちになりました。

 

5.ビジネス展開として

寝具類も本格的に開発された商品があるので、快互製品との二本柱で展開していけるのではないかと思いました。

また、介護に関しては、顧客は誰か?という視点があると思います。

使用するのは被介護者、購入したり支払いをする、実際の顧客は介護する家族である場合が多いと考えます。介護している家族が介護製品を購入することが、老いていく(または弱っている)家族に対して切ない思いとなるのではなく、笑顔で着せたくなるような服、そしていつか自分もそうなっていくことに、暗さや切なさが生まれないような服をぜひ作って欲しいと思います。

また、デザインや機能性への配慮などは他社より優れているので、それを納得のいく範囲内で機械化し合理化するラインと、レベルの高いこだわりの物との両方があると、商品の幅が広がるのでは…と思います。

今までも伝わるところにはきちんと伝わっているのでしょうが、取り組みを何等か変えていくことによって、もっと多くの人に喜んでもらえ、ビジネスとしてももっと大きく伸びていくのではないかと感じました。

 

最後に、いろいろとお話を伺う中で共通なのは、社長の“原点を大切にしている点”だと感じました。

介護への想いは、祖父母にしてやれなかったという強い想いからであり、芸術を目指していたという原点からの感性の高さ、過去の実際の成功経験、もともと呉服屋であったというセンスと材質へのこだわり、地元の名士であったという家業への誇り、活躍した先代達を敬う心が30年という継続へ繋がり、

全てが原点から今までに繋がっておられると思います。

今回は、想いを大切にすること、それを貫くことの大切さを学ばせて頂きました。感謝いたします。





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