日本の中小企業をいい会社に。いい会社の法則実行委員会は勉強会から中小企業のコンサルティングを通じて経営支援を行います。

株式会社コッコファーム様訪問

  • HOME »
  • 株式会社コッコファーム様訪問

40代男性

「農業」の6次化は、若者へ夢を拓く

 

今回、九州の山間部、熊本県菊池市にある株式会社コッコファームを訪問しました。
以前より、注目していた会社だけに、期待に胸を膨らましての訪問でした。前日より熊本市内で前泊し、車での移動となり、ほどなく熊本市内からの移動は、1時間もかからない。
熊本市内から40分も走ると、畜産と企業団地との中に、訪問先のコッコファームがあります。周囲は、既に、農業に適している環境であり、久しぶりに、美味しいものにありつけることも手伝って、ワクワクさが増していきました。

 

朝8:45頃、現地に到着。
私たち以外に、お客様がいるとは思わなかった。
コッコファームは、養鶏業を発祥に、農業の6次化で、全国的にも有名であります。
農業は、従来、農協での管理運営指導といった地域の基幹産業を保護する方針で、その中央組織の在り方に注目が集まっている中での今回、訪問であります。

 

 

物産館やレストランを併設、訪問当日は、20日とあって、毎月20日は「たまごの詰め放題」というイベントに、平日9時前から居並ぶ、行列があったのだ。
養鶏の現場へは、関係者、とりわけ社内でも限られた方のみ入れる状況に、一同納得し、会議室にて、創業当時の苦労や「夢」を語ってもらいました。

 

 

会社案内を聞くにつれて、創業時、現会長の松岡義博氏の苦労は計り知れない。
1969年といえば、高度成長に沸き、1973年のオイルショックまでの好景気の中だったに違いない。義博氏は東京での勤めを辞め、帰郷して創業。頑張ったけれども、農協からの指導下、期待して400羽の養鶏を始めた。生活を潤わせることを願ったと思われます。期待は、見事に裏切られ、エサ代等で、売上も利益も無い状態にショックだったという。
銀行勤めの弟(現・専務)、電電公社勤めだった弟(現・常務)も加わり、兄弟3人の共同経営は、順調なときだけだったとは思わない。
それは、自前の資金計画と独自の営業を切り開くのは、当時の農政からは、難しいと察したからだ。それでも、地元を発展させたい、生活をよくしたいと望むこと自体、田舎では難しい状況は、いまも続く。
徹底した品質保証体制、お客様情報(ご意見を宝とした姿勢)に着目した情報システムの構築と活用、そして自前の資金計画は、兄弟の協力なくして成立しないと思われる。
早くから、人材育成、総務部内に「人財共育」を設置している点、普通ならば、生産・営業に偏りがちな農業6次化の道も、きちんと「人財づくり」が基礎にあるようです。
既に、47万人の来園を平成22年(2010年)に達成。訪問先の「たまご庵」を平成23年に開設、14年余の着想と実現までの道のりは、人づくり、人集め、そして事業の高度化、と突き進んでいるのだろう。
強小の会社構想と企業理念にも書かれている通り、補助金に頼った弱い正義は、ここには無い。福利厚生の充実を叫ぶ昨今、ここでは、田舎で自然と一緒に暮らしたい、そして豊かに暮らせる期待があれば、全国から注目される筈だ。テレビ取材も多く、今では近隣県、遠くは南九州(宮崎、鹿児島)や中国地方・広島からのお客も押し寄せると聞きました。
平成25年には110万人の来園を記録し、ますます地元の夢、実現に近づきつつある中で、物産展では、無料の目玉焼きをもらい、レストランでは格別のオムライスを食しました。

 

 

地域貢献とは、地域で安心して暮らしていける、そんな時代と逆行する強さに支えられている-そう、強く感じました。訪問機会を準備する中で、法政大学・坂本光司教授からもそのように聞き、早晩実現できていなかった九州「いい会社」見学会の中で、コッコファームを見学できたことは、地方創生、地方の活性化のモデルとして、また農業の6次化では、埼玉のサイボクハム以来、私の中で眠っていた「未来が明るくなれば、どんな職業においても若者の光になれる」という、夢を現実に見せてもらった貴重な見学でありました。

 

 

過疎化に悩む中で、いかに、10年、20年先の事業の在り方、地元での影響力も、いまや存在感も抜群である中で、お客様を大切にする「従業員とその家族」の生活に踏み込んだ事業構想は、創業時、平成ではない中で考える思考の壮大さは秀逸であろう。
道の駅での小銭稼ぎを相談されるときがあるが、その志の低さでは、未来に、若者に、何も残してやれないと思います。
また、地方行政でも、それら規制との戦いは果てしなく、旧いしがらみの中では、これからも若者の夢は、中央行政の思惑の中で、壊れていくだろう。これが現実であり、政治での解決の限界であります。地域経済、特に地方企業の経営において、環境でなく、構想力、夢を語るのが不足し、努力を実らす知恵がないところが、若者から未来を奪ってしまうのだろう。

 

 

今回、見学の機会をもらいまして、関係者一同、この場を借りて、御礼申し上げます。
「3年後に来てほしかった。そうしたら、新しいものをお見せできた」と店長-
そう話してくれた若者は、都会からの移住組であり、キラキラと輝く働きぶりと、それを支える地元の年配者、諸先輩に支えられ、彼は、素晴らしく成長するでしょう。
規制緩和でも、高齢化だけでない問題を抱える地方において、職業に未来が託せる環境を、いま一度、真摯に向き合うことで、コッコファームのような会社は奇跡でなく、「農業」の6次化は、若者へ夢を拓くことになるのであろう、と感想を持ち、その場から移動した。

さておき、もう一度、このオムライスの美味しさに、再来することは間違いないと思います。

40代女性

株式会社コッコファーム訪問の感想

2月20日に、熊本県菊池市にあります株式会社コッコファームを訪問させていただきました。

熊本県の菊池市は初めて訪問しましたが、空気が美味しいところでした。

そこで、養鶏業を営んでいるのが株式会社コッコファームです。物産館、バナナ館、レストランを展開しており、現在、社員さんは173人(女104人、男69人)です。

 

菊池市の人口は、約5万人。高齢化率は熊本県25.7%、熊本市は21.2%に比べ、菊池市は29%と非常に高齢化が進んでいる地域で、その更に市街地から少し離れた場所に株式会社コッコファームはありました。そこで、なんと年間110万人もの人が集まる仕組みづくりをされている会社でした。

 

具体的には、昭和44年に今の会長が20歳の時に脱サラして400羽の養鶏を飼い、一人ではじめた鶏業が始まりで、その後、兄弟3人で役割分担をしながら、卵を生産する食品加工する食べてもらう、一次産業、二次産業、三次産業から六次産業へと上手に展開されています。

 

 

今回、訪問させていただき、なぜ年間110万人もの人が高齢化率29.0%の地域に卵を求めてくるのかと考えた場合、まさに、いいものには人は集まるのだと思いました。そのいい物とは、品質はもちろんのこと「産みたてのあったかい卵を直接お客さんにお渡ししたい」という創業者の強い思いと情熱、ロマンが詰まった、思いが伝わる物です。また、この卵への熱い情熱こそが、まるで波紋のように地域広まり、養鶏経営が地域のために必要とされ地域活性化につながり、地域コミュニティ複合施設という経営形態ができているのだと感じました。

 

具体的には、会社が有機的な組織媒体となっており、それが地域の拠点施設となって、有機的、包括的な役割をになっているということが素晴らしいと感じました。例えば、人の体は脳や手、足、心臓などでできていますが、その部位は一見はらばらのものに思われますが、脳の指令で手足や心臓が動いているといったように、実は部分は深く関係し合っているような組織、そして地域づくりを担っていると実感しました。

 

 

詳しくは、本社の事務所内には、企画部門と広報部門があり、くまもと農人という広報誌やこっこだよりを発行したり、毎月インターネットでも地域の人の思いや取り組みを発信したりしていますが、取材も自ら農家さんへ出向いてインタビューして作成し、情報発信しています。

 

また、物産館では、地域の方々でコッコファームの産み立て卵を生かし、作ったパンやお菓子やコッコファームの鶏糞を特殊処理して作られた酵素濃度の高い土づくりに最適なステビア鶏糞で育てた野菜を積極的に物産館に並べたりししています。そして、自社のお菓子は社員が味見をしながら開発をしています。そして、菓子等の製品を造っている様子はすべてカラス張りでお客様から見える部屋で行われており、信頼性をもたせる仕組みとなっていました。

そして、ベンチャー用の貸しオフィスも設置されておのり、違った角度からの地域や農業への支援と連携づくりがなされていました。

 

 

そして、レストランでは、もちろん卵がメインのオムライスや親子丼などのメニューが並び、2月のバレンタインにちなんだ、季節限定のカカオソースのオムライスもあり、味はもちろんのこと、一般のお客さんがファンになり、また来たい、また食べたいといった五感で楽しめる雰囲気になっていました。

 

 

このように、様々な事業を展開していますが、地域のニーズを正確にキャッチし、漏れることなく丁寧にその声に耳を傾けて、この地域に必要とされる物の開発や提供等をまじめに積極的な姿勢で行うことにより、このような有機的で総合的な事業を地域の拠点となり地域づくりを行っていくことができるのだと感じました。

 

 

また、不要と思われるものを有効活用する工夫も節々に見受けられました。たとえば、バナナ館のバナナの肥料に卵の殻が使用されています。それは、バナナにはカルシウムが含まれていますので、豊富にカルシムを含んだバナナに育ているためです。そして、中央ホールには舞台があり、地域の方のフラダンスや神楽の活動・発表等コミュニティの場、憩いの場として解放しており、常には、舞台に廃材の段ボールを利用して作った季節のディスプレイが飾られています。今の時期は、お雛様でお内裏様とお雛様の顔がくりぬかれており、楽しめるようになっていました。

 

また、イベントとして、毎月20日はたまごの日として「卵の詰め放題」を行おり、熊本市など、1時間程度かかる距離の人は、近所や親せきの方の分もまとめ買いしていくそうで10~20箱買っていくそうです。また、久米市などの30~40分の距離の方では、2~3箱買っていくそうです。また、物産館では、30分間の目玉焼きの試食会も行列が並んでしまいます。

そして、養鶏については、鶏の健康を第一に考え、飼育場所には決まった人しか入れません。それは、鶏に余分なストレスをかけない対策と、鳥インフルエンザ対策です。また、安全安心を皆さまに提供するために、品質管理部門が設けられており、鶏、卵、加工品の品質や卵の殻の強度を確認したり、衛生環境の核にを行ってます。

 

このように、経営を考えていく際に、社員さんの幸せや地域の方々の幸せを考え、戦略を立てた地域を舞台とする未来図を描くことがきわめて重要であり、また信念を曲げることなく地道に取り組むことが「いい会社」に繋がっていくことだと感じました。

この度は、貴重なお時間と学びをいただき、ありがとうございました。

 

30代男性

この度コッコファーム様に訪問させて頂きました。コッコファーム様は鶏肉と鶏卵およびその関連の製品を製造販売されている会社になります。

 

お話をお伺いして印象的だったのが
創業者であり会長であります松岡義博様の農業、地域にかける想いの強さを感じました。
「農業を子供たちの就きたい職業No.1にしたい」

 

現在の農業を取り巻く現状を考えると農業生産人口の減少、高齢化、耕作放棄地の増大などの課題があり、農業を楽しくやりがいに溢れた魅力ある産業にする為の取り組みとして新規就農者のIターン、Uターンの受け入れ、そして一次産業である農業を加工、販売の仕組みを自社で備えて6次産業に展開していく事の仕組み作りについても参考になりました。

 

何といっても驚いたのがたまご庵
(農産物直売の物産館、レストラン、ステージを備えたホールや会議室、2階にはインキュベーションルーム)
にお伺いする際に開店前から行列が出来ていた事でした。
熊本の菊池市以外からも遠くは鹿児島からも買いに来られる方が来るという事で、地域に対して、そして地域の雇用を守る為になくてはならない会社として存在しているというのも感じました。

 

 

また、若者をいかに農業に興味を持ってもらい、菊池市の高齢化に対して何とかしたいという松岡会長の想いが
「自前で用意する」というのにも現れていると思います。
Uストリームの活用、情報誌の発行、外部への委託よりも自分達の想いや活動を自社でこなせる様に作り続けていく、育てていくという事でその様な取り組みを行い続けているからこそ、コッコファームというブランド、地域の方々へのアプローチ(様々なイベントを通じて地域の方々と共に農業、食育)6次産業の為の加工、販売を通じて農業を依存せずに自社で収益とブランドを確立する仕組みがあるというのを教えて頂きました。

 

ありがとうございました。

 





PAGETOP
Copyright © 「いい会社」の法則実行委員会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.
Top