日本の中小企業をいい会社に。いい会社の法則実行委員会は勉強会から中小企業のコンサルティングを通じて経営支援を行います。

障がい者つくし更生会様訪問感想文

  • HOME »
  • 障がい者つくし更生会様訪問感想文

40代男性

障がい者つくし更生会様訪問感想文

障がい者の夢ではなく、驚異の現実

今回、福岡県の南部、大野城市と春日市のリサイクルセンター内で作業されている中で、株式会社障がい者つくし更生会へ訪問しました。お話をして頂いた那波専務は、未だお若いのにも関わらず、その人生における薫陶を、創業に奮闘された小早川氏の教えを引き継いでいることに感動しました。

 

訪問者の多くは、障害をもった方々の働き方に注目される筈です。

ただ、多くの組織が、それら福祉現場をうまく運営できないのは、このような知見を持つリーダーの育成ができていないことを、常々感じていたので、今回の訪問がいかに、そのようなリーダーの存在と、個人の性格と個人の能力を観察し、優しさの中での期待と持つ重要性を再認識した訪問でした。

 

話は、『日本でいちばん大切にしたい会社4』の出版前、九州での見学の話を伺い、私も坂本光司先生の訪問に参加するつもりでした。ただ、運悪く、体調不良と海外出張が重なり、2年余り、訪問できていない会社の1社でした。もう一社は、同じ九州・鹿児島にあるラグーナ出版であり、そちらは、その後、機会を頂き、九州地方での障がい者雇用の厳しさを予習してありました。

 

さて、当日は、少し早めに着き、担当者から那波専務へお電話をすると、接してくれた案内の最中、お会いした皆様の優しさに触れました。

その優しさは、どこから来るものか-九州「いい会社」見学会は、この「障がい者つくし更生会」を中心に、今回、実施を検討したと伝えています。その中でも、従業員の優しさは、自信の表れ、むしろ自己肯定できる環境が半端なく、そこらにありました。

私事でありますが、その昔、仕事で一般廃棄物処理施設や処分場、今も東北での1県では、アドバイスする立場もあるため、国内40箇所にも訪問する機会があります。そして、住民からの反対のプラカードとカラスが空を回っている惨憺たる状況をみてきました。

今回も、少なからず、そのような懸念もあり、親切に案内してくれる従業員の皆様には、大変失礼な心構えで参加したことを後悔しています。

 

中間処理施設として、当時としても、中規模の施設運営は行政からの委託を受けて、前述の小早川氏らは、奮闘し、「爆発事故が1件もない施設」を創り上げていった。その手法は、将に、世界のトヨタの現場も凌ぐ、改善と5Sの塊を、この清掃工場、中間処理施設で見るに至るとは、思わなかった点も衝撃でした。

施設の名前の通り、障害を持つ方の就労が中心であり、雇用率は81.6%、法定雇用率に換算すると102.6%となり、素晴らしい障がい者就労を実現しています。

そのほとんどが資格を持ち、訓練もされている点だけでなく、挨拶や身なり、躾が至る所できちんと実施され、日本理化学工業の見学にも通じる、素晴らしい環境を維持している点が、更に感動に拍車をかけました。

 

案内をしていただくと、「誰が障害をもっているか分からない」という点が、特に、際立って理解できた。それは、いま大学でも、就職活動の支援をする場もあるため、彼らと比較しても、コミュニケーションがスムーズで、かつ、問題の多くは、教育現場の姿勢にあることを感じていたからだ。障害をもつ彼ら以上に話がきちんとできない大学生は、たくさんいます。若者に拡げれば、もっと口のきき方を知らない失礼な若者は、この施設を見に来ればよい。きっと、改心して涙を流すだろう。その感動が、この感想に繋がっています。

 

操業当初から、障害を持つ方の、福祉施設として設置された機関ではありません。株式会社ですが、過度な分配も行われていない点も事前に調べていました。

誰のための会社か、という問いに、株式会社とは、利益の分配と株主への配当という組織論、会社組織の大学院での勉強が、無駄に感じてきてしまうことがあります。

 

障害は、誰も望んでなったわけでも持ったわけでもありません。ただ、仲間として、一緒に職業に就くことが、実現しないのは、私たち社会側に偏見があり、「この程度でよい」とされる行政と「このぐらいが適当」とされる施設側、更に、「これ以上のことがなぜできる?」と疑問を呈する専門家によって、実は、この奇跡の会社の誕生は、阻まれてきたのだと感じました。

 

私たち社会側の偏見は、「やればできる」を実践していない社会を、社会的弱者を言い訳に、福祉行政の下、甘えの構造で実現できないと決めつけていると現場を見て思ったことです。当夜、懇親会であるボーリング大会にも参加させてもらい、ストライクした従業員さんとハイタッチした中で、「一緒に働くことの夢」ことが、仮に現実にならないのは、私たちの偏見であり、その壁は、ヘイトスピーチに共通する思考の狭さ、私は「真の強者は弱者にやさしい」の意味を誤解している社会に問題をなげかける、衝撃な「株式会社」の登場に、驚異さえ感じています。

 

ボーリング大会にも参加でき、皆さんとの交流が、私たちの夢を現実にする「いい会社」のモデルとして、ここ大野城市、春日市の中で見学できたことは、得難い経験でした。関係者各位および那波専務、そして一人一人を支えてもらっているご家族様にも、よい機会を提供して頂き、感謝申し上げます。皆さん、もう一度、会いましょう。教訓に、「いい会社」をつくっていきます。ありがとうございました。

40代女性

株式会社障がい者つくし更生会訪問の感想

 

この度、2月20日に、熊本県大野城市にあります株式会社つくし更生会を訪問させていただきました。

 障害者つくし更生会は、不燃性一般廃棄物中間処理施設です。行政の委託により運転や管理等を行っている株式会社ですが、行政の補助金なしで経営を行っています。

 

 一般的な障がい者の働く場としては、NPO法人や社会福祉法人で補助金申請をして運営されているところが多いと思います。または、NPO法人をつくり助成金申請して障がい者の働く場をつくったとしても、助成金がなくなった途端に、その事業をやめてしまい、働いていた障がい者が路頭に迷うという悲惨なことも起きています。そして、一般企業においても、法定雇用率が引き上げられ、そのために雇用している会社もあるかと思いますが、そので働く障がい者の方々は幸せに働けているかといえば疑問です。

 

 この障がい者つくし更生会は社員総数40人中、障がい者が33人、健常者が7人という社員構成であり、知的障害、精神障害、聴覚障害、上下肢障害と様々な障害をお持ちの方々が働いており、その内、重度障害者の方も8名いらっしゃいます。そして、ゴミ処理施設技術管理者、最終処分場技術管理者、危険物取扱者等のさまざまな資格を持っており、専門性をもって仕事をしています。また、皆さんとてもいきいきとお仕事をされていました。私たちが車で会社に到着した際、車をどこに止めたらよいのかと迷っていると、外のにある車ごと重さを測れる場所の受付の女性が、親切に『「いい会社」の方ですか?とその受付の場所から声をかけてくださり、「こちらへ止めてください。」と駐車場へ口頭で案内してくださいました。この方は重度の障がいをお持ちと伺いましたが、とてもそのようには感じませんでした。また、親切な対応であり、マナーが徹底していると感じました。

 

 そして、社内を見学させていただいている際には、各部門の仕事内容の説明を現場の方がして下さいましたが、得意不得意はあっても、誰でも仕事の内容が説明できるように指導がなされており、なぜ分別が細かく必要なのか、分別後は白い瓶は再利用され、色のついた瓶はどのように再利用されるのか、また、ゲーム機にはどんな成分があり危険なのか等の詳細なことも理解した上で説明してくださいました。この徹底ぶりには感動しました。プロ意識を感じました。

 

 今回の訪問で、改めて障がい者の働く場を考えた時に大切だと感じたことは、「障がい者」という特別視をして一括りにせず、一人の「人」として、尊厳をもって働くことができ、その人の持てる能力が最大限に発揮できることで幸せを感じながら働ける場づくりが必要であると強く感じました。ここでいう、「尊厳をもって」やいわゆる「その人らしさ」という言葉は、福祉業界ではよく使われておりますが、本当の尊厳、その人らしさとは、どういうことなのか、言葉ばかりがひとり歩きをしている気がしてなりません。尊厳って何?その人らしさって何?それを実際に目視したといった感じでした。

 

 このことは、物や人を「大切にする」という教えからきていると感じました。なぜなら、ここでは、一般の皆さんが不要になったゴミを扱う会社です。不要になった物や汚い物を扱う所だから汚くて当たり前、ゴミだから適当に扱っていいんだ、どうせゴミだし…。と、思いがちです。一般の皆さんが日常ゴミを出す際に、ルールに則ってペットボトルや瓶、缶に分別をやらされていて大抵の方は面倒くさいと思っていると思います。このゴミは再利用される大切な資源だからと丁寧に扱う意識の高い方は少ないと思います。また、ゴミの中には、再利用される物、最終処分され埋め立てられられる物、危険な物など様々ですが、どのゴミも「汚くて臭くて危険で迷惑な物」でなく、ゴミ処理場なのに「きれいで臭くもなく安全」で地域の方の役に立つありがたい施設であり続ける工夫と努力が見受けられました。この様に、「物を大切にする意識」たとえゴミでも、大切な資源になりうる物であり大切にするという意識と「人を大切にする意識」一緒に働く人たちは何かしらの障がいを持っているが社員の皆さんがそれを認識してお互いを尊重し合う意識です。ただし、思いやりや優しさをはき違えてはならず、認めるだけでは成長はなく、認め合いながら厳しいことが言える人間関係や環境が人を成長させることも学びました。

 

 また、この施設は行政の持ち物であり、施設を使用させていただいているから、大切に使って長く保たせなければならないことも社員に意識づけしています。そのため、社員さんたちは、自分たちで点検やメンテナンスや業務終了後もその都度清掃を徹底して行います。東京ドーム1個分の広さのある施設です。那波専務は、技術ではなく精神であり、市民の大切な財産(建物)を宝物のように扱いなさい、と指導しているとのことです。これは、当たり前の精神であり、義務教育中の教科書と一緒です。自分の物と勘違いしてはいけないのです。そしてこの精神には、障がい者も健常者も関係ありません。人としての精神であり、この当たり前のことが当たり前にできる精神を育み、それが基準となり職業観に繋げていくことで、このような障がい者も健常者も分け隔てなくいきいきと自分の能力を発揮でき、皆さんに認められる職場づくりが可能になっていくのだと実感しました。

 

 また、株式会社ですので、志があるだけではビジネスにならない、やったことが価値あることであれば、それに対して対価が支払われるということを常に意識して経営に励んでいるお話も伺いました。

 

 また、ある社員さん(障がい者)が自転車通いであったが、夜勤をしたいためバイクの免許を取ることになり、工場長と副社長が3か月協力して教えて、見事に一発合格したエピソードも伺いました。そして、今回は会社訪問の後に社員さんのボーリング大会が実施され、一緒に参加させていただきましたが、その様子も素晴らしく、司会の方の横にはもう一人手話をする社員さんがいて手話通訳してくださっていたのですが、何の違和感もない自然な空間の中で会が進められ、ボーリングは、各レーンに分かれて行われましたが、皆さんとても楽しまれており、レーン関係なく、ボーリングの得意な方には「すごい」「やったね」の声と拍手、ストライクの時にはハイタッチ、私も含め苦手な方に対しては、「そんなもんだよ」「大丈夫」のエールの拍手が送られ、だれが障がい者なのか全く分からない状況でした。精神障害や知的障害といわれる障がいを持っている方も含め全員が、心から楽しんでおり、人と人との交流が自然になされており驚きました。一般の会社や福祉施設においても、このような自然な社員さん同士の交流がなされているところは少ないのではないかと感じました。特に、福祉施設においては、障がい者は利用者で職員は支援者という認識での交流ですから、対等ではなく、そのような状況で交流会が行われても同様な状況はつくれないと思いますし、満足感も違うものになってくると思います。

 このようないい会社が増えていけば、世の中が変わっていくと実感しました。

 この度は、お忙しい中貴重な時間と学びをいただき、ありがとうございました。

 

30代男性

株式会社つくし更生会に訪問させて頂きました。
まず第一に感じる事は
「障害者が自立している事」
「障害者の雇用を株式会社で収益を出している事と補助金、助成金に依存せずに会社としても個々の従業員としても自立している事」
そして何よりもイキイキと働いている姿を見れた事が印象的でした。

 

一般廃棄物中間処理施設においては一般的なイメージとしては臭いがキツイ、住民の反対運動が起こる、嫌がる仕事というイメージが一般的にあると思いますが、そういうのが全然無いというのを訪問して初めてこの様な場所があるのだと思いました。

 

また、そこで働く方々も重度の障害を抱えながらも丁寧な説明をされてどこに障害があるのか?という位、健常者と変わらず仕事をしている姿を見る事が出来たのは大変参考になりました。障害を持っているからといって特別待遇せずに自分の役割があり、きちんと仕事をこなして説明も出来るという、そして施設全てを運営しているというのは驚きでした。

 

空き缶やアルミ缶の分別に関しても細かい説明を何故分別が必要なのか?どういうモノをどう分別して作業を進めていくか。などプロ意識を持たれて仕事をされている姿、そしてゴミ1つでも仕事が徹底されている事に丁寧にかつ徹底した仕事をされているからこそ、20年経過している施設でも問題なく運営されているのだというのを教えて頂きました。

 

今回は特別にボーリング大会にも参加させていただき、
まずは現地の場所まで皆さん車で運転されてお越しになるというのも驚いた事であり、
皆さん楽しそうにハイタッチやお声がけをする姿を見る中で、自然と協力体制が築けている事が普段の仕事のつながりがあるからこそ、場所が別の所であったとしても安心出来る、信頼出来る仲間がいるのだと。

 

今回お話を頂いた那波様からは
価値を上げる事、収益を上げる事の大切さを学ばせて頂きました。
障害者だからといった見方ではなく、日々の積み重ねで障害を持っている持っていない関係なく仕事が出来て、収益が出せて、イキイキと仕事をしている
それを見学する機会を頂いた私自身がつくし更生会様の取り組みや活動を少しでも情報発信する事で、障害者雇用を行っていても補助金運営が前提になっている、障害者だから。という視点での仕事しか出来ていない、そんな会社やNPO、団体に対していいきっかけを与えれると思っています。

 

この度は貴重な機会と学びを与えて頂きましてありがとうございました。

 





PAGETOP
Copyright © 「いい会社」の法則実行委員会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.
Top