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株式会社あらき様訪問感想文

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30代男性

この度株式会社あらき様に訪問させて頂きました。

事前にちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社の書籍を拝見している中でどう業績を回復させたかをお伺い出来ればと興味を持って今回見学させて頂きました。

 

■「あらき」の歴史

1991年: 父親から酒屋の跡を継ぎ、店を現在の場所に移す。

2000年: ワインを中心にしたこだわりの商品展開で年商8億円に到達。

2005年: 売上が急減して赤字に陥り、税理士から店をたたむよう持ちかけられる。

2006年: 黒字転換。

2009年: フランスにてシュヴァリエ・ワイン騎士団の最高賞を叙任される。

 

当日、荒木社長に話をお伺いする中で、特別に何かを行った訳ではなくお客さんを丁寧に大切に、それを従業員さんと共に進められている姿勢が業績回復に一番大きかったではないかと思いました。

 

あらきさんだからこそ出来る事、それがお客さんに合わせた提案

というのを感じました。

商品を購入するだけではなく、その方の生活や背景を踏まえて

どうワインを味わうのがいいのか?

そこまで考えて接客を行っている荒木社長の姿があらきさんのファンを創っているのだと。

 

 

荒木社長のお話を聞いていると、時代に合わせた経営を行っているのだというのも感じます。当初は安売りをしてその販売が当たり前になっていたのが、なかなか利益を出すのが厳しくなってきた中、過去のやり方に執着する事なく価値を上げる事に着目し、お客さんとの接客を重視された事で、販売単価と客数という数値ありきの経営からお客さんの心を基に経営を行う質の部分への変化、そして荒木社長のオリーブオイルと醤油、刺身にワインを毎日。それが楽しみという事も時代の変化と共に質の変化が日々の生活の豊かさにもいい影響が出ているのだと思います。

 

 

私自身も今回の訪問で自分自身の会社、仕事が質の部分で価値を高める事をどれだけ行っているか?自分自身に一度確認し見習うべき点は見習っていこうと気づかされました。

改めて、レストランのリニューアルOPEN後にあらきさんの雰囲気を感じにお伺いしたいと思います。

 

今回は貴重なお時間頂きましてありがとうございました。

40代女性

株式会社あらき訪問の感想

 

この度、2月21日に、熊本県熊本市にあります株式会あらきを訪問させていただきありがとうございました。

 

 株式会社あらきは、浜戸川という川に近い開けた田舎のにあり、お酒や一部食品の販売とレストランを経営する会社です。今回、代表取締役社長の荒木孝昭様のワインへの思い入れと今に至るまでの苦労話を伺い、幸せに生きるヒントをいただきました。また、会社の場所についても、本当は山の中にお店をつくりたかったけれど、叶わず今の場所になったとのことで、本物へのこだわりは、場所選びに関しても抜かりなくといった感じで、その姿勢にも学びをいただきました。

 

 お店の中の雰囲気は、奥にレストランがありますが、今現在は回収工事中のため、休業中でした。このレストラン「ダイニングaraki」も、お客様にゆっくりくつろいでいただくために、ゆったりとした雰囲気にしたり、また、地域の方に利用していただくように舞台を設置したり、ピアノを置いたりする予定とのことで、こだわりの夢が更に広がっているご様子でした。3月リニューアルオープンとのことですが、私は遠方なため、すぐに伺うことができませんが、ぜひ足を伸ばして再度うかがう予定をしたいと思いました。荒木社長の思いがこもってる素敵な空間になることと思います。とても楽しみです。

 

 また、ワインの並ぶ店内は、見やすいように、選びやすいように配慮がなされており、落ち着いた雰囲気ではありますが、入った瞬間にわくわくするような雰囲気があり、とても居心地のいい空間でした。

 

 私は、食事をする際にとても大切だと感じていることは、お店の雰囲気がかもしだす空間だと思っています。食事の味はもちろん、店員さんの雰囲気や対応、態度、場の空間のあり方により食事の良しあしが決まってしまいます。もし、一流の味を提供するお店だったとしても、気分の悪い対応や態度、言葉遣いだったり、掃除が行き届いていなかったり、植物が枯れていたりしたら、後味が悪く、どんなに味が一流だったとしても、満足な食事だったとは言えないと思います。空間へのこだわりは大きな学びでした。

 

 また、荒木社長は、自ら開催しているワインセミナーのお話もしてくださいました。よくあるワインセミナーはレストランで行われますが、ワインが主役でお料理は二の次になってしまいがちですが、それは間違いと教えていただきました。ワインはお料理を引き立てるもの、主役はお料理であり、それに合うワインを選んでいっそう美味しくお料理を食べることを学ぶのが本物のワインセミナーと伺い、私が勘違いをしていたことに気づかされました。多くの人々も勘違いしている方は多いと思います。とても大切なことを教えていただきました。また、ワインは食事に合ったものを選び楽しく飲むのが本当で、その楽しい雰囲気や会話や団らんの場が、食事の味を一層引き立てるとのお話もありました。また、ワインに豊富に含まれるポリフェノールのお話にもなりました。ポリフェノールは認知症の予防にいいとよく聞きますが、お薬ではないので、予防しなければという義務感でワインを飲んでも楽しくもないし幸せな気持ちにはなりません。予防が大事というよりは、人生を楽しむことが大切だという考え方が正しいと感じました。これらのお話を伺い、最近の食の在り方、団らんの在り方を改めて考えさせられました。ふと、一人暮らしや高齢者世帯の方々、施設に住まわれている方等の食事を思い出しました。また、高齢者に限らず核家族や同居している家族であっても、楽しい美味しい食事ができている人が何人いらっしゃるのか、不安になってしましました。家族間でもコミュニケーションが不足している時代ですので、食文化も含め食の在り方や楽しい食事や団らんについて、いわゆる食の営みについて考えていくことが、その人の幸せを考えることにも繋がっていく大切なことだと気づかせていただきました。

 

 また、経営については、安いお酒が売れた時代に、安く売れば売れるんだという勘違いの経営をして、実際には売れたとしても利益が上がらず苦労したり、グループで共同仕入れをしてみたりもしたが、それもうまくいかず、数々の失敗を経験して、今のホンモノだけを扱う本物のお店にたどり着いたとのことです。

 

 その本物を見極めるため、世界のワインをはじめとするお酒を自ら一本一本吟味して選び出し、それらをお店に並べています。そして、お酒以外にも、輸入食品や全国のお菓子やつまみ、ジュース、みりんなどの調味料まで、おすすめの一品がお店に並んでいます。これらも、一つ一つ選び出されたホンモノの品々です。そのため、どのワインがどんな特徴や味わいであるか、何のお料理に合うのかについて、お客様にアドバイスも行っています。アドバイスは、店員さんが、ワインをはじめ、どの品についても親切に丁寧に説明をして下さいます。また、お店に並ぶワインには、ワインの味の特徴やどんなお料理に合うかのメモも添えられており、そのメモは参考に持ち帰ることもできます。とてもきめ細かな行き届いたサービスだと思いました。

 

 また、レストランでは、地元産の無農薬野菜などを使った季節の旬を提供しており、こだわりの自家製ベーコンやパスタ、パンなど、やはり本物にこだわり、それを追求し提供ていらっしゃるとのことです。

 

 このようなホンモノに触れることで、私たちの日ごろ何気なく口にしているごまかし商品で鈍っていた感覚(本物を見極める力や本質を見抜く力など)が取り戻せる気がしました。本当に美味しいと感しる「食感」です。これは、食についてだけ言えることではなく、常日頃から意識して本物に触れていることで、生活全体においても同様のことがいえるのだと感じました。また、それにより本当の幸せを感じる感触や感覚も磨かれていくように思いました。そのため、リピーターでお店に来られるお客様は、ただお酒やおつまみを買いに来るのではなく、お店の温かい雰囲気に触れたい、本物の味に触れたい、といった欲求を満たすためにお店に来られているお客様なのだと感じました。だから、本物にとことんこだわっていくと、お客様も思いのある本物のリお客様がリピーターになって下さるのだということにも気づかされました。このような、お店の雰囲気や場づくり、本物へのこだわりは大変勉強になりました。

 今後、今回の訪問で学んだことを活かし、私にできることを一つ一つ実践しながら、地域の人たちと一緒に楽しいと感じることができ、役に立つ活動や場づくり、また、団らんができたり幸せを感じる空間や居場所づくりをしていきたいと思います。

 

 働く生きがいや幸せを感じる生き方ができる人が増えていくことを一心に願いながら、これからも、「いい会社」の研究会で学び、実践していきたいと思います。

 この度は、お忙し中、貴重なお時間と学びをいただき、ありがとうございました。

40代男性

地方から、世界標準の仕事の在り方

 

熊本県に、世界標準で仕事をする酒屋があります。

私は、二度目の訪問となりますが、「あらき」(熊本市城南区)は、幹線道路の脇に、どこにでもあるお店の規模で、しっかりと佇んでいます。

このお店は、世界のワイン通をも唸らせるという店であるということは言うまでもありません。ただ、それは正しい理解とは違います。

 

荒木社長は言います。

「ワインは料理の脇役」

そのことに多くのワイン通の評価は分かれます。ただ、その荒木社長の話から、「なるほど」という、プロの提案を聞くのです。

もともと、酒販店を営む家族の中で育った荒木孝昭さんは、よき「酒屋」時代を、こんな風に振り返ります。

「日本酒であれば、酒蔵が決めた値段で、皆さんが利益を上げられた」

ただ、その利益はどんどん縮小していきました。酒販免許の自由化、ディスカウントショップの台頭、お酒を売る環境が変わる中、

 

「自分が楽しく仕事する」

ことに気づいた荒木社長は、安売りディスカウントから方針を転換、それは戦略などではなく、原点に戻る動きだったと聞きました。

「私は店を閉め、22時頃、晩酌をします。オリーブオイルと醤油、そして刺身にワインを毎日」

幸せそうな顔で話す中で、店員の話になりました。

 

「ひとこと、付け加えるだけで、その感動が期待できる」

大抵のお店では、「お買い上げありがとうございました」と接客用語で締めくくります。「あらき」では、とことん、「おいしい食事ができますように」との精神を、社長の姿から店員が勧めているのが特徴でした。

お店に買いに来るのは、それが原点とも感じましたし、楽しそうに買っていくお客が証明です。

 

戦略的なファンづくりやPOSでの分析、お客様アンケート等といったMBA的、診断士の評価ではなく、自然と、その姿勢が定着しているようです。もちろん、接客用語の掲示や指導が徹底されているような無粋な店ではありません。あくまでも、お客様に居心地のよい買い物ができる努力をされていました。

 

「とにかく、居心地のよい店づくりをしたいのです」

と続けていう中で、レストランの改装にも触れられた時の話です。

「効率、効率、といわれますが、長居してもらうことが大事」

といいます。席数×平均単価×時間または回転であることが商売とされてきた一般的な指導では、この「あらき」の店舗は作れないと思いました。

 

「料理をおいしくするワインを大切にするのは?」

を真剣に考えている荒木社長。常に、高いワインがよいと決めつける風潮に警鐘を鳴らしていました。私も、それら全てに同感でした。

 

「毎日、楽しい話題と食事のある生活」

普通に生きていると、そんなことを忘れてしまうので、この店の存在は、地域社会への貢献度も半端なく、本業で社会に貢献するモデルにも感じました。

CSRなんて大上段に構えず、社員にトイレ掃除を強要して、自分は自家用車しか磨かない「良い会社」と標榜する社長なんかより、ずっと素敵な経営者の姿勢に触れた1時間でした。

 

 

ここで頂いたワインを、当夜、「いい会社」熊本勉強会があり、仲間と飲み干しました。

それほど高いワインではありません。ただ、厳選されたワインは、皆には十分すぎるほど美味しく、すべての顔が微笑んでいました。

これが、荒木社長がいう「場」であり、ワインの役割、料理の役割を果たしている姿と実感しました。

 

商品選びに、真剣に、そして相手に立場に立ったアドバイス、といった、指導書、マニュアルにすれば当たり前のことが、表層的にされてきている指導の世界に、違和感を覚えながら、

「みんなが「あらき」を見習えばいいのに」

という思いを残しながら、次の移動先へ向かいしました。

 

 

この場を借りて、「いい会社」見学会の実施にあたり、貴重なお時間とお話をしてくださった荒木社長、また、接客をしていただいた皆様、ありがとうございました。

次回、3月初旬にリニューアルされる、居心地のよい、長居してもよいとされるレストランを目当てに、再来訪したいと思います。





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