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2015年8月6日 株式会社サラダコスモ様訪問

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30代男性

岐阜県中津川市にある株式会社サラダコスモ様、私は同じ東濃地域に住み、以前の職場では営業として中津川市を毎日のように車で走っていました。しかし大変失礼なことにその社名はおろか、中津川でもやしやかいわれ大根を栽培している会社があることにすら気付くことがありませんでした。

ただひとつ、「ちこり村」という名前は知っていました。国道19号を走っていれば必ず目に付くちこりを模った看板が興味をそそります。施設の噂も耳にしていました。「農家手作り家庭料理レストラン バーバーズダイニング」は知人から何度も勧められ、私もいつか行こうと思っていました。結局見学会でも食事する機会に恵まれず未だに行けていないのですが。

今回施設内を見学させていただいた時に「ちこり」が何なのかというのを初めて知りました。それまでの私の認識では「白菜の小さいもの」でしたが、全く違っており菊の花の一種であると知り驚きました。ちこりの栽培方法も収穫までに非常に時間が掛かるものであるため、とても貴重な食材という印象です。休懇地を利用して栽培するほか、その食材を無駄にせず、通常捨てる部分となるちこりを摘み取った後の芋までが焼酎として活かされていることに、会社の考え方「Reduce Reuse Recycle」が形となって反映されているのがわかりました。ちなみにこの焼酎は試飲させていただいたのですが、飲みやすく美味でした。

施設を見学した後は中田社長のお話を聴かせていただくことができました。(この時まだ私は試飲の余韻が冷めやらず、顔が赤かったらしいです。お酒が弱い私に44度の焼酎はきつ過ぎたかもしれません。)私どもが3名ということもあり、間近で長時間お話を聴く機会に恵まれたことはとてもよかったと感じます。

中田社長のお話の中で印象的だったのは経営をする以上お金という物差しをないがしろにしないという考え方です。ちこり村は4つのテーマを掲げて立ち上げられました。一つ目は「日本の食糧自給率の向上に貢献すること」です。ちこりを一本でも育てればその分だけでも食料自給率は向上する。そんな考えがあるのです。二つ目は「使わない農地の活性化」です。先述しましたがちこりは休懇地を利用して栽培されています。中津川という土地は傾斜が多く本来農業には向かないようで、畑を辞めていく農家が多いそうです。そんな使わなくなってしまった土地をちこりの栽培で再利用しているのです。三つ目は「高齢者に生きがいを与えること」です。中津川に限らず現在は日本全体が超高齢社会となっています。還暦を過ぎても元気で現役世代と変わらず働ける方がたくさんいます。中津川の人口の30%程度が高齢者で、その内の50%が働ける元気があるのに働いていない人だそうで、約1万2千人程度いるとのことです。中田社長はこの高齢者のみなさんに生きがいを持って働ける場所を提供しているのです。ちこり村は65歳以上の高齢者の採用を積極的に行っており、80歳を超えても働いている方がいたとのこと。ちなみに施設見学の際のガイドの方も65歳以上の高齢者でした。高齢者のみなさんにとって、長い老後に生きがいを持って働くことができる場所があるというのはとても安心でうれしいことであると思います。四つ目は「中津川の活性化」です。このような一連のことを通じて中津川という地域が活性化していくことを目指しています。このように社会貢献することを掲げてちこり村は立ち上げられ運営されています。これらはいわゆる「いいこと」です。しかしボランティアではないのです。この会社が素晴らしいのは5月の決算で売上高83億円、経常利益も順調に確保し、さらに創業から赤字決算がないということです。いいことをしながらしっかりと儲けを出している、つまり社会貢献とビジネスを両立できているのです。これを実践できている経営力は実に素晴らしいことです。

会社見学をする前の「ちこり村」からの印象では正直これほどの規模の会社であるとは想像もしていませんでした。まさに灯台下暗しという印象です。今後は大垣の方に350人規模の農場ができると聞きました。まだまだ伸びゆく会社に地元民としては期待してしまいます。

中田社長のお話の後は農園見学もさせていただけました。かいわれ大根やブロッコリーの新芽などのスプラウト系の野菜が育てられていました。よく見ると私がスーパーでよく買う商品です。なんにも気付かずに買っていたことに、研究会に参加する者としては反省をせずにはいられません。

今回の見学に参加して地元にこんなにも元気で素晴らしい会社があったことに驚きと感動を受け、もっと東濃地域をしっかりと見なければいけないなと感じています。

中田社長はじめ株式会社サラダコスモの皆様には真摯に対応していただき感謝しております。今度は時間を作ってバーバーズダイニングで食事をしたいと思います。

40代男性

地域の発展と商売を両立する姿は素晴らしい

 

この夏、一番の暑さの中、岐阜県多治見市から出発し、中津川へ向かいました。

岐阜での「いい会社」見学では、やはり移動距離に難儀し、それら移動に協力してくれるものたちへ感謝しなければなりません。

また、同時に、会社見学に応じて頂ける関係各位には、重ねて御礼を申し上げます。

いよいよ恵那の表示、中津川IC近くなり、山間が深く、県境であることを感じさせます。

サラダコスモ社が運営する「ちこり村」は、高速道路・中津川ICから見える地域であり、以前より気になる存在でありました。岐阜在住の参加者にも尋ねると、そのような気になる存在になっていました。

この地区では、栗による栗きんとんが盛んで、それらを高速道路のSAで買い求めたこともあり、身近な存在であったことが、今回の見学会へ参加する契機になりました。

 

まず、「ちこり村」の見学からスタートしました。

ちこりという野菜の存在を知っておきながら、ちこりという名前を知らず、初めて知る結果となりました。見学の内容には、“ちこり”という野菜の秘密から、それらが育まれた地域性、そして、佐藤一斎(岐阜の賢人、江戸時代)の話…多くの知識に楽しめました。お礼を申し上げて、ちこり村から二階の会社フロアに上がると全員からの挨拶、「いい会社」の雰囲気がたっぷりでした。

 

いよいよ、中田社長との面談に臨みます。

中田社長の第一印象は、とても笑顔と親しみがある表情をもつ素敵な社長であるということ、それはテレビ画面で拝見する重苦しい雰囲気はなく、懐深く私たちを迎えてくれました。「カンブリア宮殿」における中田社長は、農業の現状を必死に訴える獅子のようでした。私たちの紹介も含め、見学の目的、活動の在り方、それらを伝えていますと、中田社長が登場されました。

繰り返し、私たちの紹介に続けて、私たちから質問をさせていただくことでインタビューは始まりました。

まず儒学哲学における人生の在り方。多分に、商売を人生の糧にするのでなく、多くの人生の影響が商売に反映されるというベースづくりの大切さを話されました。

労働における儒学的思想であれば、きちんと働くことで、その地が繁栄するという思想であります。お金をモノサシにする商売の中、どのような自助自律を行っていけるのか、その点については、悩まれたような時期もあったように話があり、更にお金勘定と公序良俗を両立し、社会との関わりを正しく行うということを考えている経営者であります。

このサラダコスモ社は、農薬と化学肥料を使わないことで、年間83億円(2015)を売り上げる最大級の野菜工場であります。もやしの生産から始め、かいわれ大根、豆苗、最近は、それら種類も増えて、ますます盛況でありました。

この「ちこり村」を拓いた際には、①日本の食料自給率に寄与、②休墾地、使わない土地の活性化、③高齢者のいきがいを創造、④町の元気、中津川からの情報発信を考えていました。それらは、日本社会において、大切な地域再生の在り方にも感じます。

それら話を次々と話す中で、駒澤大学へ進学し、そこが仏教系であったため、儒教や仏教思想に傾倒しているのではないか-むしろ、戦前教育を全部肯定するのではないが、昭和30年代に教育に従事していた方々は、昭和または大正の生まれであり、その教育の在り方が日本社会において良い成果を生み出したとの見解でした。

 

また、採用においても、1から3年では辞めていないのは、インターンシップ的な教育体制や採用時にデメリット評価の表示、10年、15年、20年における先輩たちの口伝があり、社員から伝わるイメージが会社全体に人材能力の底上げがなされていました。

“先輩たちが、いい会社として紹介する会社”は、当然ながら、社員を大切に、家族にも配慮や気づかいがある会社であると今までも同様の傾向にあります。

また、採用の際に、その現実を知らせる誠実さを多くの企業で実施してほしいとも思いました。

“いい会社にするコツや情報伝達に気をつけていること”については、ワイガヤで顔を会わせて未だに話をすすめると言います。このやり方も含め、批判があることを承知で話をしていただきました。現に、面談を大切にするのはコストがかかるが、それが正しいと説く中田社長に圧倒され、最後に、努力以上に報われた人生において、社員が立派だったおかけで、好運に恵まれたという中田社長の姿は、ますます・この地中津川の発展に貢献していきたいというエネルギーで漲っている様子でした。

 

改めて、見学時間や面談が実施でき、感謝申し上げます。引き続き、地方再生の旗手として、善戦していただけることに期待しつつ、御礼に代えさせて頂きます。

30代男性

平成27年8月7日(金)に株式会社サラダコスモ様へ訪問しました。

初めに、私は岐阜県民なので、「ちこり村」の名前では知っていました。特に中津川を自動車で通る時に看板があり、なんとなく「道の駅」のイメージで通り過ぎるだけだったのですが、今回訪問して、見事にその予想は覆りました。

「ちこり」とはキク科の植物で食品として流通しています。その他「もやし」「スプラウト」等の生産販売で年商83億円と立派な企業です。モヤシなどはとても安い食品であり、そこから利益を上げることがまた大変なことは想像に難くありません。

「いい会社」と呼ばれるような会社へ訪問するようになって気づく一つの事実として、これらの会社は、一見利益が上がらないような業種、誰もが参入できそうな業務内容、といういわゆるレッドオーシャンの中で利益を上げ、継続的に黒字であり、さらに多くの人々を幸せにできるような経営をされています。

この不思議を少しでも解明しようと見学している訳ですが、理想と思える、人によっては空想と思える経営が現実にあるのを目の当たりにすると、「いい会社」が日本に増える可能性を実感として信じることが出来ます。

 

ちこり村へ車で到着したところから副支配人である中田澄美香様が到着を迎えて下さいました。

そのまま「ちこり村」にある訪問者への「ちこり」紹介の見学ルートに添って説明いただきました。説明して頂いたのは60歳を超えて当会社に雇用された女性の方で、活き活きと「ちこり」について説明して下さいました。

また、社長の大切にしている考え方「江戸時代末期の儒学者、佐藤一斎先生の言志四録」の言葉も判り易く現代語訳されて掲げられてありました。「言志四録」の一文を総理大臣の小泉純一郎氏が国会で述べたことがありました。地元岐阜の偉人を知らず、不勉強な自分を反省し、書籍を読んでみようと思います。

 

「ちこり」は上の葉が食用となり、下の芋が焼酎になります。今回は時間が足りず購入できなかったので、次回購入して飲んでみたいと思います。共に訪問した望月さんが試飲で顔を真っ赤にしてしまいながら、社長と面談したのは失礼しました。しかし楽しい思い出になりました。

 

サラダコスモ株式会社の本社は「ちこり村」の2階にあり、階段を上がったすぐに立派なオフィスがあり、応接室で代表取締役社長の中田智洋様にお話を聴きました。

 

中田社長は現在65歳、生い立ちからお聞きしました。仏教大学で仏教を学び、その哲学が人生の転機となったそうです。「日本に影響を与え、日本の基本がここにあり、いい国だと思える部分がここにある」またその基盤としての考え、つまり人生観が今、通じないことについて戦後の学校教育や社会観が大きく変わったことから「今新しい社会観を作る時期に来ている」と仰いました。

戦後の日本を復興を行ったのは、戦前の教育を受けた人々であり、もちろん戦争を正当化する教えではなく、勤勉で勤労意欲が有り、和を尊ぶなどの面での人生観についてお話されたと理解しました。戦前の全否定ではなく、反省もしますが、戦前の多くの良い面を今学び、新たな社会の形に合わせて今から将来に向けて活かしてゆく努力が必要なのだと思います。

 

会社経営について「公序良俗に反しない、生き方で経営する」面と「お金を物差しにしなければならない、自助自立しなければならない」面の両立が難しいとされ、仏教哲学より難しいと感想を述べられました。

 

ちこり村のテーマとして4つを上げられました。

「①日本の食料自給率に貢献する ②地域の使われていない農地を活用する ③高齢者の生きがいをつくる ④町の活性化に貢献する」

そしてサラダコスモは農作物ちこりの生産を通じ①②に関わり、ちこり村を中心とした施設で高齢者の雇用を行い③に貢献し、ちこり村での地元の生産物の販売などを通して④に貢献しています。

4つのテーマは現在の日本の課題であり、中田社長は地元の現状を把握し、利他の心を持って貢献を実行することで、解決方法の一つの形を提示しているように思います。

 

「従業員が多くなり、一人一人目を配る事が出来なくなっていますが、経営者としての想いを伝えるのに、どのようにされていますか?」との私の質問に「手間や費用が掛かっても、社員を集め、顔を合わせて話を伝えている」「交渉や相談事も顔を合わせて話し合っている」とお答えになりました。

また、今後も大垣に新たな工場をつくる予定とのお話もあり、次々にチャレンジする中で、従業員への動機づけに経営者の全身で伝える「今、あなたと同じ場所に居て、あなたに伝えている、その姿勢」に意味があり、効果があると感じられました。

 

最後にスプライト等を生産している工場を見学しました。

ちこり村からは自動車で移動して到着したのは山奥にある大きな工場で、一見して外からは農作物を生産している様には見えません。

工場の外は綺麗に整備され芝生の庭が続き、見事な景観となっています。

工場の中に入ると、白を基調とした受付と廊下が続き、工場の担当者が説明してくださいました。担当者の方は、普段は来場者への説明をされていない様子でしたが、一生懸命にお話ししてくださいました。

種に目を覚ましてもらうように暖かいお湯に浸け、発芽するよう種を蒔き、成長するように明るいハウス内へ移動する行程など、農産物生産作業の大半が人の手を介さず、機械で自動に行われており、手の掛かるのは製品の袋詰め等の出荷時で、その行程も多くの従業員が非常に手際よく作業され、ここまでの一連の業務が効率的な導線で結ばれており、全く無駄の無い工場となっていました。

機械的、機能的な面ばかりに目を奪われがちでしたが、ちこり村から工場までの紹介に同伴してくださった中田澄美香様がガラス越しで声が届かない従業員数名に目と表情で挨拶しておられたのも印象的で、ここでも顔を合わせて伝える実践をされているように見受けられました。

 

機械で効率化出来るものは投資をし、徹底的に効率化し、安定的な経営を目指し、人にしか出来ない部分について理解し、人としての能力を発揮できるよう環境を整え、接する。常に探求心をもって研究し、新たな試みをされている姿に、中津川という山に囲まれた町で、とても先進的な企業を見ることができました。

 

貴重な時間をいただき、今回はありがとうございました。また訪問したいと思います。





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